α77では、フルハイビジョン動画撮影機能がさらに進化。AFが追随する「クイックAFフルHDムービー」はもちろん、大型センサーによる最大フレームレート60p(*)のフルハイビジョン動画撮影を実現。大型センサーならではの高画質動画を、よりなめらかな映像で記録します。また、マニュアルフォーカス時にP/A/S/Mの各露出モードで表現意図に合わせた自在なぼけ表現、動感や明るさの表現を実現。さらに、映画のような独特の表現を可能にしたフレームレート24pを選択できるなど、映像表現をさらにクリエイティブに、よりいっそう広げます。
デジタル一眼カメラのイメージセンサーは、一般的なビデオカメラに比べて格段に大きく、美しいぼけ描写、豊かな階調表現など、魅力的な映像表現が可能です。被写界深度を浅くして被写体を際立たせた、まるで映画のような動画を撮影できます。また、ノイズの少ない大型センサーなら、暗いシーンでの高感度撮影にも強く、一眼カメラならではの高い表現力を、そのまま動画撮影にも活用できます。
撮影のスタート・ストップは、専用のMOVIE(動画)ボタンを押すだけ。メニュー画面から操作する必要がなく、写真撮影中でも、撮りたいときにいつでもフルハイビジョン動画を撮影できます。撮影中はカメラが被写体にピントを合わせ続け、明るさも自動で調整します。さらに、動画で思い通りに露出コントロールしたいときには、マニュアルフォーカスに設定してモードダイヤルで動画モードを選択。絞りやシャッタースピードを設定して、自在なぼけ表現や動感表現が可能です。
「トランスルーセントミラー・テクノロジー」の搭載により、一般的なビデオカメラの動画撮影で使われる「コントラストAF」と異なり、一眼ならではの位相差検出AFが動作するフルハイビジョン動画撮影を実現。高速で動いている被写体にも、一眼ならではの高精度AFが、被写体にピントを合わせ続けます。これまでのデジタル一眼カメラでは難しかったスムーズなピント合わせで、フルハイビジョン動画撮影を楽しめます。
センサーからの読み出し速度が約60fps(59.94fps)に向上したことで、これまでの60i記録に加えて、60pのフルハイビジョン(AVCHD Ver.2.0、1920×1080)動画撮影を実現。APS-Cという大型センサーならではの高画質な動画を、よりなめらかで美しいフルハイビジョン映像として記録できます。特にプログレッシブ方式では、従来のインターレース方式と異なり、全フレームが1920x1080で記録されるので、スポーツや動物などのすばやい動きも、躍動感あふれる映像として残せます。
フィルム映画のような独特の表現を可能にするフレームレートの24p動画にも対応しています。日常のワンシーンをシネマライクに撮ったり、映画のようなクリエイティブな映像作品を撮影したりできます。
動画撮影中にフォーカスポイントを切り替えて、奥から手前へピントを移動させるピン送りも可能。大口径レンズによるぼけ味を生かし、主役を引き立たせるようなカメラワークで、プロフェッショナルな映像表現も可能です。
フルハイビジョン動画で録画できる高圧縮率の「AVCHD(1920×1080)」と、ブログや動画投稿サイトなどへのアップが手軽に行える「MP4(1440×1080、640×480)」の2ファイル形式に対応。さらに、フルハイビジョン動画では、最大フレームレート60pのなめらかな高画質動画や、映画と同じフレームレートの24p動画にも対応。表現や用途に合わせてファイル形式やフレームレートを選択できます。
手ブレによって像が移動する方向に合わせ、CMOSセンサーの読み出しエリアをシフトしてブレを補正する、電子式手ブレ補正機能を搭載。アクティブモードも採用し、幅広いブレ補正角度を実現しています。また、連続動画記録時間も向上しています。
アーティスティックな表現を楽しめる「ピクチャーエフェクト」機能が動画撮影時でも設定可能。表現したいイメージに合わせて、11種類(*)のエフェクトの中から選択できます。また、「クリエイティブスタイル」機能も設定でき、ビビッドな色合いで風景を撮影したり、モノクロでシックに表現したり自由自在。静止画撮影時に設定した「測光モード」や「ホワイトバランス」もそのまま引き継がれ、被写体や光源に合わせて設定できます。
表現意図やシーンの光量に合わせた自在な露出コントロールが動画でも可能です。マニュアルフォーカス設定時にモードダイヤルで動画モードを選べば、P/A/S/Mの露出モードで絞りやシャッタースピードを自由に設定できます。「絞り優先」モードで背景ぼけを調整したり、「シャッタースピード優先」モードで動感を表現したり。まるで写真を撮るような感覚で、自然なぼけ表現や動感表現が楽しめます。
個性の異なるレンズを使って表現を自在に変えられるのが、レンズ交換式カメラの魅力です。広角レンズで風景をダイナミックにとらえたり、マクロレンズで小さな被写体に迫ったり。豊富なαレンズ(Aマウントレンズ)を装着すれば、映像表現の領域が今まで以上に広がります。もちろん、すべてのαレンズでAF機能(*)が働くので、高精度なフォーカシングで、大口径レンズで美しいぼけ味を生かしたハイクオリティーな映像も撮影できます。
音質にも徹底的にこだわり、ボディ上面にクリアな音声を記録できるステレオマイクを内蔵。「オーディオノイズリダクション」も搭載し、レンズ駆動音や風切り音など、気になる音声ノイズを軽減して記録します。さらに、別売のマイクロホンを装着すれば、より高音質な音声を録音でき、臨場感たっぷりのフルハイビジョン作品に仕上げられます。
カメラ本体から離してライブビュー映像を見ながら撮影できる5.0型大画面のポータブルモニターをご用意。自由なポジションやアングルで撮影や画像確認ができるので、ピントの合わせにくい動画撮影などに重宝します。
ソニーなら撮る楽しさだけでなく、撮ったあとの楽しさも充実。AVCHD方式(*)で撮ったフルハイビジョン映像を、ハイビジョン液晶テレビとつなげて家族で鑑賞したり、ブルーレイディスクレコーダーやDVDライターでフルハイビジョン画質のまま保存したり。さらにMP4方式で撮ったハイビジョン映像なら、パソコンでの編集も簡単。ウェブにアップして手軽にみんなとシェアできます。“α”ならさまざまなAV機器と自由に連携して、ハイビジョン動画を思いのままに楽しめます。