旋回型カメラとして優れたパン・チルト・ズーム(*1)機能を搭載し、遠隔からコントロールが可能です。左右方向(パン)と上下方向(チルト)に最低速度0.02度/秒から最高速度60度/秒まで速度調整することができ、緩急あるカメラワークをサポートします。パン動作範囲は−170度から+170度、チルト動作範囲は据え置き設置の状態で−30度から+195度、天吊りの状態では−210度から+15度です。ズーム速度も同様に速度調整が可能です。ズームは対応する電動ズームレンズのズーム操作ができる他、画質劣化の少ない全画素超解像ズームは単焦点レンズでも使えるため、少ない撮影機材でも画角にバリエーションを加えることが可能です(*2)。
*1 ソニー製電動ズーム対応レンズ装着時は、光学ズームと全画素超解像ズームの制御が可能。電動ズーム非対応レンズや単焦点レンズ装着時は、全画素超解像ズームのみ制御が可能
*2 全画素超解像ズームが[入]に設定されているときは、プリセットポジション機能は無効になります。全画素超解像ズームの最大倍率は、記録解像度がQFHD/4Kのときは1.5倍、HDのときは2倍です
付属の赤外線リモコン(*1)やWebアプリケーション、別売のリモートコントローラー「RM-IP500」から最大100個設定可能なプリセットポジション機能(*2)の使用により、予め記憶したカメラの向き、ズーム、ピント調節が簡単に呼び出せます。プリセットポジション機能はパン・チルト動作とズームを連動させることが可能で、ズームとフォーカスのスピードをそれぞれ調節できます(*3)。
*1 赤外線リモコンからは、最大3個のプリセットポジション機能が設定可能
*2 全画素超解像ズームが[入]に設定されているときは、プリセットポジション機能は無効になります
*3 FR7 ソフトウェアバージョン2.00以降
WebアプリケーションもしくはRM-IP500からのパン・チルト・ズーム操作(*2)をフレームごと記録/再生できます。最大16の動作パターンを最大180秒間保存可能です。
*1 FR7 ソフトウェアバージョン2.00以降
*2 フォーカスの記録/再生には対応しません。また他社製レンズコントローラーからのZoom操作は記録再生されません
暗い環境でも高速・高精度な像面位相差AFが被写体をすばやく捉え、粘り強く追随します。さらに、最大でイメージセンサーの撮像画面のほぼ全域(縦方向:約94%、横方向:約95%、全体:約89%)に配置された627点の選択可能な位相差測距点を用いて、広範囲からの膨大な被写体情報を、リアルタイム処理に優れた画像処理エンジンがパワフルに処理し、高精度・高密度に分析。浅い被写界深度でも、旋回型リモートカメラの機動性とファストハイブリッドAFの組み合わせにより、動きの速い被写体に高精度かつ滑らかにフォーカスを合わせ続けます。
リアルタイム処理に優れた画像処理エンジンBIONZ XRで、横顔や下向き、上向きの顔でも高精度かつ自動的に瞳にピントを合わせ続けるため、撮影者は構図に集中できます。もちろん、4K 120p(*)を含むすべての動画記録モードで使用可能です。Webアプリケーション使用時は、AFのタッチトラッキングとの併用にも対応し、狙いたい被写体にAFを合わせ続けるリアルタイムトラッキングで追随を開始し、瞳を認識すればリアルタイム瞳AFでの追随ができます。
* 約10%画角がクロップされます
動画撮影中のフォーカス時に起こるフォーカスブリージング(フォーカスレンズ位置の変化に伴う画角変動)現象を最小化するブリージング補正機能に対応。ソニー独自の全画素超解像技術を活用し、画角が一定になるように自動で調整することで、フォーカシング中でも画角変動を抑え、よりドラマティックなフォーカシング表現が可能となります。
* 本機能は対応レンズでのみ使用できます。本機能を有効にすると画角と画質がわずかに変化します。本機能を有効にしても、レンズによっては、補正しきれない場合があります。Distortion Comp.(自動歪曲収差補正)がオフの場合、S&Qモードで撮影する場合、また収録フォーマットがRAWまたはRAWを含む設定の場合は本機能は使用できません
ソニー独自の電子式可変NDフィルター内蔵により、1/4NDから1/128NDまでシームレスに濃度を変更することができ、被写界深度を変えずに露出の調整が可能です。さらに、オート設定によりカメラ側で常に適した光量に自動調整し、一定の露出を保ったまま、さまざまな撮影環境に対応します。カメラから離れた場所でも露出調整ができるため、リモート撮影に役立ちます。