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法人のお客様メディカル関連機器評価レポート・事例紹介 都立駒込病院 様

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都立駒込病院 様 | メディカル関連機器 お客様事例/ヘッドマウントモニター

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古賀 文隆 先生

がん・感染症センター 都立駒込病院 腎泌尿器外科医長
古賀 文隆 先生 にお話しを伺いました

東京医科歯科大学出身 日本泌尿器科学会指導医・専門医
泌尿器がん全般の低侵襲手術(ガスレス・シングルポート手術)、臓器・機能温存治療(とくに膀胱がん、腎がん、前立腺がん)を専門分野とされています。

導入背景 / 選定理由

当院では、以前よりガスレス・シングルポート手術(ミニマム創内視鏡下手術)を実施しております。従来、本手術は小さな穴から鏡視と直視を併用して行っていました。この穴をコインサイズ(コイン創、径3−4 cm)まで小さくしていくと、内視鏡と術者の器具との干渉や直視が困難などの問題点が生じてきました。そのような課題を感じていた時に3D内視鏡とヘッドマウントモニターが発売され、実際に使用してみたところ、コイン創手術で高い有用性を感じ導入に至りました。

導入効果

通常の3D モニターと比較して、眼前の高精細な立体・拡大映像により手術に対する没入感を得られ、かつ無理な姿勢でモニターを見る必要がなくなりました。とくに目の前で内視鏡映像を180度反転できる機能が極めて効果的です。この機能を使用することで内視鏡を干渉が少ない術者の対面から挿入しても、術者は正視像の鏡視映像を利用することができ、コイン創から安全かつ円滑な鏡視下手術操作を行うことができるようになりました。
また、装着した状態でも視線を下に移せば俯瞰視を利用でき、鏡視下手術で時に失うことのある術野のオリエンテーションを瞬時に回復可能であり、低侵襲手術の安全性の担保に役立っています。

今後の展開

イメージマルチプレクサー(VMI-40MD)と組み合わせて用いることで、ヘッドマウントモニター内に内視鏡の映像の他、膀胱鏡や超音波断層画像の映像を同時表示させての手術を検討しています。
複数の映像や情報を同時に見たい手術においてヘッドマウントモニターは非常にメリットがあると思います。

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