婦人科に限らず、骨盤深部における神経や血管などの微細な組織のエッジが非常にはっきりと見える。それにより手術時の道程がしやすくなる。
コントラストの良さにより、術野映像がはっきりと見えるということは、あらゆるケースにおいて安全に手術を実施できることにつながる。
これまでの液晶モニターと比較した場合、この点において有機ELモニターには非常に大きなメリットがあると考える。
また、特に出血の少ない手術においては有効性がより発揮される。
癌などの骨盤深部の細かい神経や血管を見る手術においては、特に有効性が発揮されると考える。全般的に奥行感がある手術においては有効であるだろう。
また、ICG使用時に液晶と比較した場合、ICGの微小な光を受け取るためには有機ELモニターの方がより優れていると感じられた。
32インチなどより大きなサイズがあるとよい。
また、より薄くて軽いタイプがあればさまざまな設置環境にも適応できると考える。