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月刊 大人のソニー

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当記事は2018年4月〜2019年3月にご紹介したものです。
商品がすでに生産完了している場合もございます。

18’11.14UPDATE

作り手から受け手へ、
“そのまま”を届けるための意外な工夫。

ワインは、ちょっとした環境の変化で品質が損なわれてしまうデリケートな製品です。だからこそ、生産者が丹精を込めて作り上げたままの味わいを飲む人に届けるには、徹底した管理が必要となります。その最たるものが、ワインの鮮度を損なわないように、温度管理されたリーファーコンテナで海上輸送されるリーファーワインです。(※1)ワインが劣化する主な原因は「温度」と「紫外線」。温度が高くなるとワインが膨張し、コルクが耐えきれず外の空気が入ってしまいます。また、低すぎてもワインが収縮し、空気を吸い込んでしまうため、酸化を防ぐには温度を24時間一定に保たなければなりません。さらに、紫外線を浴びると色や香りに悪影響を与えるため、一切光を通さない環境で保管することも重要です。このような、作られた時の品質を“そのまま”届けるための意外な工夫は、普段、私たちが何気なく見ているテレビの中にもあります。

意外な工夫でリアルな映像を映し出す、テレビの頭脳
高画質プロセッサー「X1」。

4Kテレビ ブラビアに搭載されている “テレビの頭脳”、高画質プロセッサー「X1」は、意外な工夫で本物と錯覚してしまうほどリアルな映像を私たちに届けてくれます。例えば「色合い」。膨大な色情報の集まりから、それぞれの色の細かな違いを素早く、そして正しく見分けられます。そのため、私たちは本来の豊かな色合いを味わうことができるのです。
また「色合い」と同じく、リアリティ溢れる映像に欠かせないのが「コントラスト」です。「X1」は、明るさと暗さのグラデーションも細かく判別することができるため、光の柔らかさまでも映し出せるのです。

“テレビの頭脳”の高い処理能力だけでなく、
エンジニアの肉眼も、心に刻み込まれる映像には欠かせない。

ただし、忘れてはいけないのが、テレビの映像は人が目にするものであること。エンジニアが実際に目で見て確認し、根気よく調整していくことで、“テレビの頭脳”から生まれた映像は、人の感覚にもっと近づいて行きます。こうして生まれる再現性の高さは、映像制作のプロフェッショナルにも称賛されるほどになりました。

制作者の思いまでも届ける、こだわりの工夫。その配慮や情熱がもたらす映像体験は、私たちに今までにない感動を届けてくれるのです。
日常には”気づき”があふれている。それに目を向ければ、毎日は変わる。

※1取材協力:一般社団法人リーファーワイン協会

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