さあ、待望の夏休みの到来。自宅に4K対応ブラビアがあれば、きっと体験したことのない"新しい夏休み"がリビングにやってくる。何が新しいのか。例えば、旅先で持って帰りたいくらいの絶景と出会った時に、その美しさをそのまま切り取って自宅に持って帰ることができたら。忘れたくない夏の思い出を、色あせることなく残すことができたら。旅はもっと楽しくなるに違いない。その鍵となるのが、4KハンディカムFDR-AX100だ。従来のフルHDの4倍の解像度を持つ4K(3840×2160)での撮影が可能で、解像度が上がったことで、高所から見た遠くの風景など、HDでは難しかった遠近感を忠実に再現。撮った映像を直下型LEDバックライトを搭載したブラビア史上最高画質4K対応モデルKD-85X9500Bにつなぎ、大画面に映し出せば、あたかもその場にいるかのような迫力を味わえる。スイッチを入れれば、あの夏の時間が一瞬にしてよみがえり、旅の続きをリビングで楽しむことができるのだ。
4Kで撮る、見る、楽しむ。そのために「美を探す」ことから始まる。
この夏は4Kハンディカムを携え、旅に出掛けよう。4K対応ブラビアの大画面、高画質で楽しむことを想定すると、どんな風景を撮ったらいいのだろうか? せっかくなら、世の人々が愛してやまない絶景ロケーションを舞台にした映像を4K対応ブラビアで見てみたい。そこで話を聞いたのが、映画やドラマの製作者がロケ現場の選定に活用している専門誌「ロケーションジャパン」の編集長で全国の絶景スポットのスペシャリスト山田実希氏。そして、映像制作会社・共同テレビジョンで、今後映画上映やテレビ放送が予定されている4Kでの映像撮影を担当している、技術センター専任副部長で4Kのスペシャリスト、川崎淳氏。彼らに「4Kなら、何を見たら楽しいのか、そのために何を撮ればいいのか」を聞いた。 川崎氏によると、4Kの映像は高解像度で、色のグラデーションの再現力が高いため、従来のHDテレビのように顔を画面に近づけてもドットの粗さが目立たない。4Kを家庭のテレビで見る行為は、従来のように、事前に用意されたテレビ番組を見る、というよりも、絵画や美術品の鑑賞のような"美を探す"感覚に近いという。 最近、4Kのサンプル映像の撮影で富士山や近隣の滝を訪れたという川崎氏。「撮ってみて、HDと特に違ったのが、滝から上がる水しぶきや、水面の波の立ち方のリアル感です。HDだとつぶれてしまって見えなかった水のきらめく粒、水流の白線が、くっきりと映ります」(川崎氏)
『伊豆の踊り子』の舞台に4Kで入り込む。弾ける水、その一粒までくっきりと映す。
そこで、名作のロケ地に詳しい山田氏が、美しい水の映像が楽しめる風景として選んだのが、1968年に日本人として初めてノーベル文学賞を受賞した文豪・川端康成の小説で、吉永小百合の主演など、同名6作の映画にもなった『伊豆の踊子』の舞台、静岡県伊豆河津。いちばん新しい作品といっても、三浦友和、山口百恵が主演した映画は1974年に公開。今から40年も前の映画に映っている伊豆の山々の緑は、フィルム特有の少しにじんだ感じの色合い。4K画質なら葉の一枚一枚も鮮明に映し出すに違いない。
伊豆河津と言えば個性的な滝で有名。「釜滝(かまだる)、えび滝(えびだる)、蛇滝(へびだる)、初景滝(しょけいだる)、かに滝(かにだる)、出合滝(であいだる)、大滝(おおだる)の7つの滝があって、初景滝では、雄大な滝をバックに、『踊子と私』の像と記念撮影もできます。とってもスケールの大きなロケーションなので、4K対応テレビの大画面にぴったりだと思いました。あと、大滝を眺めながら入れる露天風呂も有名です」(山田氏)。
「温泉街の湯けむりも、きれいに見られると思います。HDのように真白くなるのではなく、湯気が漂う様子が見られそう。あと、木々の木漏れ日とか、太陽の差し込む光なんかも、4K対応テレビだと自分の目で見ている感覚に近いんです」(川崎氏)
まるでリビングに風景画を飾っているような臨場感が楽しめる。
そこでもう一つ、木漏れ日、水面の美しさを楽しめる場所として、山田氏が選んだのは、長野県安曇野市にある大王わさび農場。有名な、水車のある風景だ。黒澤明監督の映画『夢』(1990年)やNHK連続テレビ小説『おひさま』(2011年)にも登場した、水車が回る、幻想的な風景で「水車が動き、水面がキラキラ輝く様子を4K対応テレビで味わうのに最適なロケーションだと思います。こんな風景を家の大画面テレビで映したら、まるで風景画を飾ってるみたいですよね」(山田氏)
「それも、画面からマイナスイオンが出てくるような、水辺の動きが楽しめる『動く絵』ですね。あと、4K対応テレビは、色の階調も豊富で、カラフルな風景であればあるほど、その色を楽しめます。例えば、チューリップ畑を撮ったことがありますが、同じ赤でも、いろんな赤があるんだな、という発見があるんです」(川崎氏)
4K対応ブラビアという窓の向こうに富良野の壮大なラベンダー畑が広がる。
カラフルなロケーション、そして、今の季節にふさわしい絶景は? 山田氏が選んだのは、倉本聰原作・脚本の国民的ヒットドラマ『北の国から』(1981年)の舞台となった、北海道富良野のラベンダー畑だ。6月〜10月に期間限定で運行される「富良野・美瑛ノロッコ号」に乗り、臨時駅「ラベンダー畑駅」へ。4対3のアナログのテレビで見ていた富良野の自然を4Kはどのように映し出すのだろうか。 「従来のHD撮影の映像は、遠くをぼかしたり、撮影技法で立体感を出しています。でも4K映像は、高解像度のおかげで、おのずと奥行き感が出ます。まるで3D映像のような立体的な世界が4K対応テレビで楽しめるんです。だから広大な花畑は、カラフルですし、遠くに広がる奥行き感も楽しめそうですね。それはまるで"旅先で自分が見た風景"と同じだから、4Kなら、家に帰って、またじっくり見ながら、旅の続きをしてみたくなるんですよね」(川崎氏)
4Kによる圧倒的な映像表現力を手に入れたハンディカムと、それを再現してくれる4K対応ブラビア。昔は旅先から送った、一枚の絵ハガキで旅情を思い返したものだが、4Kなら、見たそのままの世界を、映像で旅の続きとして自宅で楽しめる。そんな大人の旅のツールとして、4Kハンディカムと4K対応ブラビアは活躍しそうだ。さて、次はどんな4K機器が大人の我々を楽しませてくれるだろうか。
2014年4月〜2015年3月にご紹介した商品です。ご紹介商品がすでに生産完了の場合もございます。
商品について詳しくは、ソニー商品サイトをご確認ください。