「水の中を優雅に泳いでいる魚たちの姿を見ていると心が落ち着く」と、最近では、水族館に癒しを求めて足を運ぶ人が多いそうだ。陸上の動物には見られない魚たちの泳ぐ姿には、人を癒すチカラがあり、心理学的にも様々な角度から実証されているそうだ。自宅に水槽を置いて魚たちの泳ぐ姿を楽しむ人も多いが、もっと手軽に最高の癒しを満喫できる方法がある。4K対応のブラビアがあれば、自宅のリビングに巨大な水槽が生まれるのだ。市販のコンテンツを楽しむより、自分で撮ってきた魚たちの姿を、再びリビングで追体験する方がさらに感動は大きい。肉眼で見るのと変わらぬ美しい映像は、水族館では気づかなかった魚たちの特徴や動きを再発見する楽しみも体験できる。
そこでおススメは、4K動画を撮るなら、4Kハンディカム FDR-AX100。従来品の約4.9倍の受光面積を持つ大型1.0型 Exmor R(エクスモア アール)CMOSセンサーを採用し、高解像度化、暗所でのノイズ低減を実現。ソニー独自開発の薄型非球面レンズ「AAレンズ(Advanced Aspherical=高度非球面成型)を組み込んで高い描写性能と大幅な薄型化を両立させた。
そして、写真を撮るならデジタル一眼カメラのα7。画素ピッチを拡張させ、1画素あたりの集光能力を最大限に高めた、35mmフルサイズ「Exmor(エクスモア)」CMOSセンサーを搭載。これにより、ダイナミックレンジのさらなる拡大や、低ノイズ化を達成し、圧倒的な高画質を実現。
これらの静止画も、動画も、ブラビア史上最高画質4K対応モデルX9200Bシリーズにつなぎ、その大画面に映し出せば、手軽にこの上ない癒しアクアリウムが再現する。
巨大水槽をリビングに飾る。命の営みが隅々まで見える。
この夏、国内トップクラスの集客が見込まれている、東京スカイツリータウン®。その中にある、すみだ水族館も、美しい水の世界に涼を求める人々でにぎわいそうだ。ここは、自然の生態系とそれをはぐくむ水を伝えることを目指しており、高いリラクゼーション効果があると言われている。では早速、大人ならではの知的な遊びを、すみだ水族館で、そして4Kハンディカム、α7を手に体験してみよう。今回、同館の協力により、館内展示を4Kハンディカムとα7で撮影。その写真と動画を、実際に4K対応ブラビアに映し出し、水族館を常に全体的に見ている、広報室 主任の村木健治氏に鑑賞してもらった。
果たして、日々実際の水槽を見ている人の目に、4K対応ブラビアを通して見た、4Kすみだ水族館はどう映るのか?
入場し、まず我々を迎えてくれるのは、「水のきらめき〜自然水景〜」ゾーン。水を取り巻く自然の景色を、水草で表現した大きな水槽だ。村木氏によると、もうこの展示から、すみだ水族館ならではのこだわりが出ているという。α7で撮ったスチール写真で見てもらったところ...。
「わぁ、きれいに映りますね。一目瞭然(りょうぜん)ですが、水草のグリーンが非常に鮮やかです。あと、気づかれましたか?この緑の多さに。水族館というと、魚を見せるところ、というイメージが強いかと思いますが、この展示は、魚だけでなく、魚を取りまく生態系も見せています。生態系を見ていただきたいという思いから魚名板もありません。水槽内のいきもの(魚やエビ・微生物)は水草の光合成によって生み出された酸素で呼吸し、水草はいきものが放出する二酸化炭素で再び光合成を行って酸素を放出します。生態系の姿が見られるのです」。(村木氏、以下同)
まるで水中庭園を見ているかのような不思議な窓がリビングに開く。
高精細撮影が可能なα7で撮影した画像を、再現力が高い4K対応ブラビアに映し出すと、それはまるで、床の間に飾られた掛け軸や、絵画のような一枚の大きな絵のように見える。ならば、市販の写真集や環境DVDで、水中の世界を見ればこと足りる、ともいえそうだが、そうではない。
「この水景ですが、夜中に毎日メンテナンスが入り、水草をトリミングしたりと、フォルムが崩れないように、維持されています。また、夏休みなど繁忙期、お客様が多いときに、水草の状況が最適になるように整えたりと、日々、見せる『顔』が違います」。
つまり、4Kハンディカムやα7で撮影し、自宅の4K対応ブラビアで見る水景は、まさに自分が見た世界。そのままの「自然水景」を自宅に持ち帰り、再び楽しむ。それはまるで、自分が愛する家の庭を窓から眺め、めでる楽しさにも似た自分だけの世界。誰かが押し付けた世界観を受身で見るのではなく、自分が行き、撮ることで分かる変化や発見を楽しむからこそ、大人の冒険心がかき立てられるというものだ。
「あと、ここ、4K対応ブラビアの画面の右上、分かりますか? 気泡が。これが、細かいんですけど、水草についている、光合成によってできた酸素の気泡です。普段の生活の中で、自然によって生み出された酸素を実際に見られる機会は貴重です。4Kだと、情報が多いので、こうして画面を引いて見ても寄って見ても、違った楽しみがありますね」。
テレビに近寄って見たくなる。その感覚こそ4K水族館。
東京・銀座 ソニービル ソニーショールームや、ソニーストア 名古屋・大阪では、
FDR-AX100で撮影した優雅に泳ぐミズクラゲの4K映像をご覧いただけます。
※この動画は4K映像ではございません。
次に4K対応ブラビアに映し出したのは、自然水景ゾーンに続く、「ゆりかごの連なり Part1 水の記憶〜クラゲ〜」ゾーン。大小様々な水槽の中に、数億年前から姿を変えていないといわれる多数のクラゲが漂う。子どもや女性まで幅広い来場者を魅了する人気のいきものだが、その理由を、村木氏は次のように考える。
「クラゲは、水の中を漂って生きていて、流れてくる餌を食べるので、水流が止まると死んでしまいます。そこで人工的に水流を作っているわけですが、この『漂っている』というリラックスした感じが、見ている側に"癒し"を与えるのかもしれませんね」。
ここで村木氏には、実際に4K対応ブラビアの画面に顔を近づけて、クラゲを見てもらった。それはちょうど、子どもが水槽に顔を近づけて観察するような、水族館でおなじみの鑑賞風景だ。
「こうやって画面に顔を近づけても、水槽に顔を寄せて見ている感じがしますね。それだけ、4Kの奥行き感がすごいってことなんでしょうね。動画だと特に動いているので、このクラゲの丸い形とか、クラゲ同士が互いに3次元的に位置している距離感が立体的によく分かります。
クラゲの体の中心にクローバー型の丸い部分があるのが見えますか? これが胃袋です。基本は4つありまして、胃の中の黄色い部分、これが動物プランクトン、餌なんですけど、館内があれだけ暗いのに、胃の内容物の色まで、写真でも動画でも、色彩豊かに精細に見えるので、これもすごいと思いました。
クラゲに限りませんが、人が水槽を見ているときって、いきものもさることながら、多くは、"水"を見て楽しんでいる、という側面も強いのではないかと思います。水が流れたり、漂う感じも、癒しを感じる理由なのかもしれませんね。これがリビングにあったら楽しいでしょうね(笑)」。
自宅で見るサンゴの色は、海の中となんら変わらない。
次のゾーンは、「光と水のはぐくみ〜サンゴ礁〜」。名前の通り、サンゴの色鮮やかな様子が楽しめる展示だ。
「沖縄で養殖したサンゴを、ここで育てています。まず写真や動画を見てびっくりしたのは、4K対応ブラビアだと、サンゴのカラフルさが再現できているということです。これまで我々が普通に撮影すると、サンゴや魚、それぞれに異なった色彩があるため、色合いがどれかに引っ張られてしまったり、ライティングのせいか、全体的に青くなってしまうことが多かったんです。
このサンゴの表面の、紫や緑といった色は、サンゴの骨格のような部分で共生している、ポリプという、イソギンチャクのようないきものの色です。そこにサンゴが成長するために必要な光を当てているので、水槽の中は、とても色彩が複雑なのですが、4K対応ブラビアで見ると、私が日々水槽で見ている色合いと変わらない気がします」。
あと、先ほどのクラゲの映像でも触れましたが、サンゴの水槽の写真を見ると、4Kの持つ奥行き感が一層分かりますね。すみだ水族館は、屋内の水族館なので、水槽の数でいうと、それほど多くありません。その代わりに、他の水族館だと、水槽の背面にあるようなバックヤード機能を上に持ってくることで、透明な面を増やし、360 度、どこからも透けて水槽内が見えるようにしています。また、水槽を通して隣の水槽を見ても、風景が重なり、サンゴの水槽の中のアーチの向こうに、次に紹介するニシキアナゴや、その向こうの水槽まで、まるで"ひとつの海"でつながって見えるように、デザインされているのが分かっていただけると思います。こうすることで、限られたスペースでも、広く立体的に見ていただける。こういう当館の工夫は、もちろん来場者の目で実際に見ていただくために考えられたものですが、4K対応ブラビアが持つ奥行きの再現力で、我々が意図していることが、きちんと伝わることが分かり、とてもうれしく思います」。
あとで意外な発見があるのも、ここまで見える"4K水族館"の楽しさ。
サンゴの隣の水槽に目を移すと、ひょろりと長いニシキアナゴなどが、砂から顔を出すユニークな様子が見られる。「一見すると、まるでヘビのように長いので、気持ち悪いと思われてしまうこともありますが、4K対応ブラビアで見ると、ニシキアナゴにもきちんと、エラや背びれ、腹びれもあって、魚だと分かります。それが分かると、かわいらしいでしょ? 模様も、それぞれシマが太かったり、小競り合いで傷ができている個体もいたりと、個性があります。模様の大きな黒い点は、どの個体も、同じ場所に、合計5つあります。顔に近いところにあるのはエラで、お腹に近い、内側にある黒い模様は、お尻の穴です。こうやって解説していると、本当に水槽を見ながら話しているように錯覚してくるので不思議です」。
水槽の前に座って鑑賞する、すみだ水族館でもリビングでも。
今回、さまざまな水槽を紹介させていただきましたが、特に我々は、観覧の順路というものは決めていません。東京大水槽も、ペンギンの水槽もそうですが、水槽の前に、合計300以上の座る場所を用意しています。どこからでも好きなだけ、じっくり見ていただきたいからです。水槽の前にこれだけの座れるスペースがある水族館は当館くらいだと思います。
それは、水族館で感じる"癒し"には、いきものだけでなく、水を見ることから得ることも多いと思うからです。だからゆっくり、水の世界を楽しんでいただきたい。そうやって水槽の前に集まっていただくことで、公園のような水族館を目指しています」。
水族館とリビングという別空間にありながら、"人と人とをつなぐ核"という共通点を持つ両者。そしてそれらの前にはゆったりとした座席が用意されている。さあ、それぞれの前にゆったりと座り、癒しの空間を楽しむことにしよう。さて次は、どんな大人の知的空間旅行が待っているだろうか?
2014年4月〜2015年3月にご紹介した商品です。ご紹介商品がすでに生産完了の場合もございます。
商品について詳しくは、ソニー商品サイトをご確認ください。