商品情報・ストア 月刊大人のソニー '14 Vol.15

鳥のさえずり、秋風の音まで自宅に持ち帰る。

大人なら誰しも、まぶたの裏に浮かぶ大切な映像があるはずです。あの頃の感動はそのままに、あの頃は見えなかったところまで。今、4Kの技術だから味わえる新たな映像体験をソニーから。

天候、見ごろ、行楽客。すべてベストな絶景時間をリビングで、好きな時に、ひとりじめする。

写真提供:八王子市観光課

これまで古今東西の「美」を映像におさめ、自宅の4Kブラビアで堪能するために"美のコレクション"を「大人のソニー」は提案してきたが、今回は、野山が色彩豊かに生まれ変わる情景を楽しむ「紅葉狩り」をテーマにしてみた。
そもそも景色を鑑賞するのに「紅葉狩り」と言うのはなぜか。「狩り」は獣などを捕らえる意味で使われていたが、やがて果物などを採る意味にも使われるようになった。さらに、草花を眺めたりする意味にも使われるようになった。実際、500年前に描かれた屏風(びょうぶ)絵には、紅葉を見に行った人たちの様子が描かれていて、人々は紅葉の枝を手にしていて、家に持ち帰り紅葉を鑑賞していたことをうかがわせる。まさに紅葉を狩って自宅でも楽しんでいたのだ。
しかし、今は枝を折ることは禁止されているので、持ち帰ることなど許されないが、現代の我々には、4Kハンディカムと4Kブラビアがある。美しい紅葉も、野山を優雅に飛び回る鳥のさえずりも、木々の間を駆け巡るそよ風の音も、目の前に広がる音まで持って帰ることができるのは、古(いにしえ)の人には考えられないだろう。4Kハンディカムの高速画質処理エンジン「BIONZ X」なら、葉の表面に日が当たる輝きも、色飛びすることなく撮影できる。さらに、新発売の4Kメディアプレーヤーに外付けHDDを接続すれば、4K動画を貯めることができるようになったので、いつでも、好きな時に、手軽に、4Kブラビアで4K映像を見ることができる。4K 映像は今まで以上に手軽に扱えるようになったのだ。つまり、最高のBGV(バックグラウンド・ビデオ)が誕生する。リビングが、一瞬のうちに、あなたの心を癒してくれる空間になるだろう。

4Kハンディカムを4Kメディアプレイヤー本機前面のUSB端子に接続することで、
民生用4K記録方式 XAVC Sで撮影した動画を4Kブラビアでご覧いただけます。
また、4K動画は背面のUSB端子に接続した外付けHDDに保存することが可能で、
思い出の動画をいつでも大画面の4Kブラビアでお楽しみいただけます。

持ち帰りたくなる風景、ご紹介します。

写真提供:八王子市観光課

全国には700カ所以上の紅葉の名所があるそうだ。この時期、各地はカメラを持った行楽客でごったがえす。紅葉の名所として名高い東京・八王子市の高尾山も、この時期、世界ナンバーワンクラスの混雑ぶりに。各所の見晴らしのよい場所では、写真家だけでなく、イーゼルを立て、チェアに座った画家たちの姿もちらほら。彼らがカメラや筆で切り取ろうとしている構図にふと目をやりながら、家に持って帰りたいお気に入りの構図を探してみたい。見つけたら、三脚を立て4Kハンディカムで数分間、定点撮影をお勧めしたい。目の前に広がる景色、音、空気感まで持ち帰ることができる。

11月中旬には見ごろを迎えている高尾山の紅葉。一足先に「大人のソニー」編集部が、2014年11/10に撮影。
大きな紅葉の木の下から空を見上げているかのような感覚をお楽しみください。
東京・銀座 ソニービル ソニーショールームや、ソニーストア 名古屋・大阪では、
FDR-AX100で撮影した本動画の4K映像をご覧いただけます。
※この動画は4K映像ではございません。

まず、高尾山の山頂から、色づき始めた紅葉を4Kハンディカムで定点撮影し、高尾山でケーブルカーとリフトを運行する高尾登山電鉄 鉄道部 駅長の金子広さんと、営業企画部の荻原祐司さんに見てもらった。
「4Kテレビを見るのは初めてなんですが、こんなにきれいだとは想像以上でした。時代はここまで来てるんですね。事務所の部屋に新しい窓ができて、そこに紅葉がリアルに見えている感じですね。そして写真と違うのは、鳥のさえずり、葉が風で揺れこすれ合う音がして、趣深いところですね」。(金子駅長)
「私は車掌としてかつて乗務した際には、お客様にこの紅葉の美しさをご案内するアナウンスをしていたのですが、西日があたる15時くらいが一番きれいです。紅葉を撮影する際に、構図と同じく大切なのが、時間帯だと思います。朝の光はやわらかく、午後の光は紅葉をより際立たせます。それぞれに良さがありますが、例えば、このイロハモミジ、特徴的な輪郭が、逆光でまるで版画のように、シルエットとして浮かび上がってますね。それが4Kブラビアで見ると、あまりにもリアルで、手を伸ばして触りたくなるほどきれいです。これだけ、再現されるなら、最高の時間帯だけを自宅ですぐに見られる。これは、4K紅葉狩りのいいところですね」。(荻原係長)
「高尾山で最もよく見られるのはイロハモミジです。いわゆる紅葉の定番で、工芸品などでデザインされるのがこの紅葉ですね。葉の7つのぎざぎざ(裂片)を、『い、ろ、は、に、ほ、へ、と』と数えたことから、この名前になったそうです。その馴染みある輪郭や葉脈まで4Kだとこんなにはっきり見えるんですね。しかも、紅葉を見たいなと思ったら、このチューナーからデータを選べば、好きな時に、好きな時間に、たとえ真冬でも、美しい紅葉を堪能できる。素晴らしいですね。(4Kライフをもっと楽しくする4Kメディアプレーヤーの情報はこちらか
ケーブルカー乗り場に隣接してリフト乗り場がありますが、そこに大きなイロハモミジがあり、お客様から、『この木をバックに写真を撮ってください』とよく頼まれます。4Kブラビアでこれだけの実在感で見られるなら、この風景を撮影して家に帰って4Kブラビアに映せば、それこそ自宅で「紅葉狩り」の宴会ができそう。この映像をバックに写真を撮っても、本物の紅葉をバックに撮ったのと違いが分からないくらいじゃないかな(笑)」。(金子駅長)

写真提供:尾山薬王院

流れる風景の中の紅葉を鑑賞。4K映像ならではの紅葉の世界へ。

紅葉の見ごろを迎えるとケーブルカーの左右に真っ赤な紅葉のカーテンが広がる。
写真提供:高尾登山電鉄 ※2010年に撮影したものです。

「大人のソニー」編集部が2014年11/10に
ケーブルカー車内(最前列)より撮影。
撮影時、車窓から見える紅葉は
まだ色づき始めたばかりですが、
文中に明記している「紅葉のカーテン」は
11月中旬以降に見ごろを迎えます。
※この動画は4K映像ではございません。

写真提供:八王子市観光課

高尾山でぜひ持って帰ってほしい構図として、金子駅長がおススメするのは、山に登る際に、ケーブルカーから見える風景だそうだ。そこで実際にケーブルカーから4Kハンディカムで撮影し、見てもらった。
「紅葉の時期には、山がお化粧をします。その美しさは、見る角度でまったく変わります。例えば、ケーブルカーに乗りながら動画を撮れば、人が表情を変えるように、山が表情を変える様子が、徐々に高度が上がるのと合わせて、楽しめます。まるで実際にケーブルカーに乗っているような奥行き感を感じられますね。山のふもとの駅からケーブルカーに乗り、トンネルを抜けると、左右に色づいた紅葉が列を成している様子が一気に広がります。運転しているとこの瞬間、乗客のみなさんから歓声が上がるんですよ。そして紅葉のカラフルな色が、後方に川のように流れていきます。ずっと見ていたい景色ってありますよね。でもテレビの番組でたとえ見れたとしても、編集とかされてますから、自分の納得いくまでずっとは見られないんです。4K紅葉狩りなら、それができちゃうんですね」。(金子駅長)

「左右に広がる紅葉のカーテンの他に、ケーブルカーから見える景色で、ぜひ持ち帰ってほしいのがまるで天空に上るかのようなレールです。実は、高尾山のケーブルカーは、日本一の急こう配を登っていきます。最初はなだらかですが、だんだんと登っていき、頂上手前で31度18分もの急こう配をあがります。撮影も大変になるかもしれませんね。こんなに高精細ですと、普段、乗務していて気づかないことも発見できますね。みなさんもきっと、家でじっくりと見ると、その時には気づかなかったこと、発見できたりするかもしれませんね。高尾山ならではの景色を、ぜひご自宅でゆっくりと堪能してほしいですね」。(荻原係長)
高精細な映像を通すことで、普段では気づかないことが発見できる喜びがある。そんな美しい映像を提供する4Kブラビアの技術についてはこちらか

部屋で紅葉を楽しみながらお弁当を食べる。紅葉狩りは家でも楽しめる。

11月中旬には見ごろを迎えている高尾山の紅葉。
一足先に「大人のソニー」編集部が、2014年11/10に撮影。
秋の風に吹かれてゆらゆらとゆらぐ、見ごろを迎えたカエデをご覧ください。
東京・銀座 ソニービル ソニーショールームや、ソニーストア 名古屋・大阪では、
FDR-AX100で撮影した本動画の4K映像をご覧いただけます。
※この動画は4K映像ではございません。

「紅葉の味わいには、散りぎわの美しさもありますよね。4Kブラビアで見ると、葉が散る様子が、まるでスローモーションのようにきれいです。"動く絵ハガキ"のような、不思議な感覚です。それに、写真ではなく、4Kハンディカムで撮った動画なので、そよぐ風、揺れる紅葉の葉の音が聴こえます。テレビから風が出るわけがないのに、まるで心地よい風を感じている気になりますね。色を感じ、音を感じ、そしてもし、時間を置いた定点撮影で色の変化まで動画で見られたら、それは実際に見る紅葉を超えた体験になるんじゃないでしょうか」。(金子駅長)

最後は、高尾山の頂上にあるもみじ台付近から、紅葉を撮影した。このもみじ台からは、天気がいいと富士山が見える。高尾山の名前の由来は富士山と大きく関係している。神話では高津神が住んでいるとされる場所を高天原と呼んだ。高天原とは富士山のことで、そこから連なる山並みの端にあるのが高尾山。富士山から連なる様子がまるで尾のようなので高天原の尾=高尾と呼ばれるようになったと言われている。ここからの景色は、まさにそのことがよくわかる。
「よく見ると、飛んでる鳥も見えますね。きっと肉眼では気づかなかったかもしれませんね。こうして、映像でじっくり見ることで、発見があって楽しいですね。鳥の声も聴こえます。この声は、富士山を背景に飛ぶヤマガラでしょうか?ガビチョウという鳥の声も聴こえましたね。普段はそんなに気にすることはないのですが、美しい映像とともに聴くといいですね。山頂に上ってからも、もみじ台、一丁平と、紅葉のきれいな場所がたくさんあります。今回、4K映像で初めて高尾山をみましたが、見たことがない迫力でした。普段間近で紅葉を見ている私たちより"紅葉を見る力"が4Kブラビアにはあると分かりました」。(荻原係長)
「紅葉の時期は大変混み合いますので、スペース的にも時間的にも、"お弁当を広げてゆっくり"というわけにはなかなかいかないかもしれません。寒い季節ですから、外にずっといると、体も冷えてきます。本当の紅葉狩りをしたあと、おうちでの4K紅葉狩りは魅力的です」。(荻原係長)
木の葉は色を変え、風にそよぎ、そして散る。古より日本人が愛した紅葉狩りの風景が、初めて自宅のリビングにやってくる。現場にいても気づかないほどの小さな季節の変化を、4Kハンディカムなら撮れる。4Kブラビアなら映し出せる。さて次は、どのような「美」を収集する旅が待っているだろうか。

写真提供:尾山薬王院

紅葉狩りを自宅で楽しむなら
  • ブラビア X8500Bシリーズ
  • FDR-AX100
  • FMP-X7

※本機に外付けハードディスク(別売)を接続する必要があります。

2014年4月〜2015年3月にご紹介した商品です。ご紹介商品がすでに生産完了の場合もございます。
商品について詳しくは、ソニー商品サイトをご確認ください。

高尾登山電鉄

高尾山ケーブルカー、2人乗りリフト、さる園・野草園、天狗焼、高尾山ビアマウントなどを運営。
四季を通じて多くのお客様が利用し、「高尾山と人をむすぶ」ように、訪れる方々と、地域とも繋げている。
都心より1時間ほどに位置する高尾山を走るケーブルカーの特長は31度18分というケーブルカーの中では日本一の急こう配となっている。
「高尾登山電鉄株式会社公式サイト」はこちらから
高尾山ケーブルカー駅長ブログはこちら

文/日経エンタテインメント!編集部

4Kとは?

4K映像はフルHDの4倍、約829万画素の高解像度。
大画面でも見ても細部まで高精細な画質を実現し、
フルHDでは表現しきれなかった質感やディディールまでリアルに再現します。
「ソニーが拓(ひら)く、4Kの世界」はこちら。

Sony drives 4K

月刊「大人のソニー」トップ