新しい「スゴ録」に搭載された「おまかせチャプター」は、従来の自動チャプター機能に比べて、大きく進化しました。最大の特長は、「特徴点検出」という高度な処理を行っていること。テレビ番組を録画するときに、映像や音の情報を解析し、それにもとづいてシーンごとの類似性などを検出するのです。これにより、映像コンテンツの内容に則しつつ、シーンが切り替わる場面で、チャプターを自動的に入れることを可能にしました。
「スゴ録」では、新開発のMPEGチップ「CXD4702GB」を搭載しています。このチップの主な目的は、録画・再生・ダビングといった、DVDレコーダーを活用するさまざまな場面で高画質化を実現することにあります。しかし、「特徴点検出」の機能も、実はこのチップのパワーを使うことで実現しているのです。
具体的には、「CXD4702GB」が映像と音をMPEGで処理する際に、映像の輝度成分や色成分、音のレベルといった特徴点に関する情報を取り出せるようになっています。その情報をもとに、シーンの類似性などを検出し、映像や音が大きく切り替わる点をチャプターとして抽出できるようになりました。つまり、「おまかせチャプター」は、新開発のMPEGチップを搭載した「スゴ録」だからこそ実現できた機能といえます。
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