XDCAMにはSxSメモリーカードを推奨
ソニーのSxSメモリーカードは業務用に開発された映像記録メモリーカードです。プロフェッショナルの厳しい要求を満たす高い信頼性・耐久性を備え、さまざまな環境での撮影にご使用いただけます。
SxSメモリーカードの高い信頼性を確保するために、ソニーは製造品質・運用品質を高める取り組みをしています。
1. 温度サイクル試験
SxSメモリーカードの製造工程では工場に入荷したフラッシュメモリーに温度サイクル試験(温度の変化又はその繰り返しが、部品、機器または製品に与える影響を調べる試験)を実施しています。
通常環境での試験で良品と判別されるようなフラッシュメモリーの中には、使用していくうちに早く寿命がきてしまうものが稀に含まれています。SxSメモリーカードは、使用範囲を超えた温度環境で経時変化を確認することで、このようなフラッシュメモリーを取り除いているため、ご購入時の初期不良を未然に防いでいます。
動作温度範囲(-25〜+65℃)を大幅に上回る温度環境での経時変化の確認をしています。
2. 全数ブロック検査
またSxSメモリーカードは、フラッシュメモリーの全数ブロック検査を行っています。
フラッシュメモリーはいくつものブロックで構成されており、コンスーマメモリーなどの一般的なメモリーは代表ブロックの検査しか行いません。SxSメモリーカードでは、プロの撮影した映像素材を守るために全てのブロックに対して検査を実施しています。
1. 使用環境
プロフェッショナルユースの場合はホームビデオと違い、厳しい自然環境下での撮影にもしっかりサポートする必要があります。そのため、SxSメモリーカードは業務用途での運用を想定した設計思想にもとづいてつくられています。
例えば、海外ロケで極寒の地や砂漠に行くこともあるでしょう。また台風などの荒天時の取材や、温泉地の取材などもよくあることです。
SxSメモリーカードはこのような過酷な環境での撮影でも安心してお使いいただけるよう、厳しいスペックを実現しています。
2. 書込み速度保証
SxSメモリーカードは、XDCAMとの組み合わせで書込み速度が落ちないような工夫をしています。これから記録されるデータ量をカムコーダーがSxSメモリーカードに伝え、その大きさに合わせた領域をSxSメモリーカードに用意することで、確実で効率的なデータ書込みを実現しています。
3. ユーティリティソフトウェア『Memory Media Utility』(Win/Mac)
撮影後の効率的なワークフローをご提供するユーティリティソフトウェア『Memory Media Utility』を無償でご提供しています。(ダウンロードはこちら)
<主な機能>
- ■SxS空き容量、残時間表示
- ■SxS-1、SxS PRO+残寿命表示
- メディア交換時期をお知らせ
- ■3か所同時バックアップとベリファイ機能
- “まるごとコピー”により、クリップのバックアップ漏れを防止。
- コピー作業の効率アップ。
- ■フォーマット(フル・クイック)(ファイルシステム:FAT32、UDF)
- フルフォーマットによる映像流出防止
- ■ライブラリ機能
- メディア管理の利便性向上
プロフェッショナルユーザーが安心してSxSメモリーカードをお使いいただけるよう、ソニーは信頼性を高める取り組みをこれからも一層強化し、お客様のご期待に応えてまいります。