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番組を収録した1インチのビデオテープが330巻残っており、当社にはすでに再生できる環境が無いなか、これをなんとか後世に残していきたいと考えていました。このことがきっかけとなりライブラリーをどのように構築していくかについて、サーバーの活用、記録メディアでの棚保管の両面から検討を行ってきました。 サーバーは常時電源を投入しておかなければならない点から保守費用が嵩みトータルコストが高くつき、また容量にも制約が出てくることから、結局、記録メディアで残していくことに決めました。 記録メディアのフォーマットについては、収録〜編集〜送出〜アーカイブにいたるまで、できるだけ運用に統一性を図りたいということとアフターメンテナンスのことを考慮し、メーカーを統一したいと考えていました。すでに取材用カメラにXDCAM、ノンリニア編集機にXPRI、送出用VTRにHDCAMを採用していたことから、できればアーカイブもソニーさんで、ということになり、最終的にHDCAMとXDCAMの二者択一となりました。 最終的にディスクはテープに較べ省スペース化を図ることができ、またメディアとしての信頼性が高く保存性が高いXDCAMを採用することにしました。中でも決め手となったのはXDCAMにはメタデータが入るということ、HDCAMに比べ変換のコストが安価な点でした。 |