ポストプロダクションに持ち込まれたSRMemoryはさまざまな製品でHD-SDIを使ったプレビューが可能です。
SRMemory以外のメディアでSStPが持ち込まれた場合もあわてる必要はありません。MPEG4 SStP MXF File Viewer Software「SRV-10」がインストールされたPC/Macがあれば、すぐに再生させることができます。またPCにビデオカードが装着されていれば、HD-SDI出力によりマスターモニターなどでクオリティーチェックすることも可能です。
ポストプロダクションへ持ち込まれたSRMemoryは様々な製品で共有サーバーやローカルストレージにSStPファイルとして取り込むことができます。SRMASTERストレージユニットSR-R1000は、スロットに装着されたSRMemoryを外部ストレージとしてネットワーク上から認識することができ、ダイレクトにドラッグ&ドロップしてファイルを転送します。
SRMASTERデータトランスファーユニットSRPC-5/SR-PC4はネットワーク上のPC/MacよりWebブラウザを立ち上げ、SRMemory内の素材をプレビューしながら選択して取り込むことができます。SRMASTERポータブルレコーダーSR-R1は、AJA製インターフェースボックスを使用して、3G-SDIケーブルを利用してSStPファイル転送を行うことにより、ファイルの取り込みが可能です。
持ち込まれたSRMemory素材をポストプロダクション所有のSRMemoryにクローンすることで、持ち込まれたSRMemoryの返却や、万が一のトラブルに対応することができます。SRMemoryからSRMemoryのクローン生成は、SRMemoryの高速インターフェースにより他メディアへのコピーよりも高速にクローン生成することが可能です。
HDCAM-SRと同じコーデックを採用したSRMASTERならではのワークフローを実現します。SRMemoryから伸長・圧縮することなくHDCAM-SRテープへ"クローニング"することが、HDCAM-SRデジタルレコーダーSRW-5800(HKSR-5804装着)とSRPC-5の組み合わせで実現します。HDCAM-SRに素材をクローニングすることで、今までと同様のテープ管理・アーカイブが可能。またSR-HQモード、SR-SQモードで記録されたHDCAM-SRテープは再生や編集を今まで通り行うことができます。
既に複数のノンリニア編集機とカラーグレーディング機がSRMASTERのネイティブ編集をサポートしています。共有サーバーやローカルストレージに取り込まれたSStPファイルは、他コーデックに変換することなくスムーズに編集作業に取りかかれます。ネイティブ編集に対応するノンリニア編集機・カラーグレーディング機は今後も順次増えていく予定です。
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また、SRMASTERをオープンプラットフォーム化し、ライセンスプログラムを開始しました。すでに多数のメーカーがサポートを表明しています。
Apple社/Avid社/Sony Creative Software社/Black Magic Design社/Film Light社
SRMASTERのネイティブ編集に対応していないノンリニア編集機でも、HDCAM-SRやHDCAMと同様に、3G-SDIとRS-422リモート接続によるインジェスト作業を行う事が可能です。さらにSR-R1000では最大4出力を同時に扱う事ができるため、各ポートに対してRS-422制御を行い、1台で4VTR分の作業をカバーします。
SRMASTERストレージユニットSR-R1000は4I/Oを自由にコンフィグレーション可能であるため、1台でプレーヤーとレコーダーを兼ね備えたA/Bロール編集が可能です。やりくりテープを利用して何度も編集を行っていた今までの作業が、テープレスでしかもSRクオリティーで作業することができます。また、各入出力系統につきDual Linkを利用して、CGのKeyとFillのような別ストリームを同期させて使用することもできます。
SR-R1000は4I/Oを自由にコンフィグレーション可能であるため、1台を4プレーヤーとしたリニア編集が可能です。