3店舗で得た経験が
正社員としての今につながる
ソニーストア 銀座
マネージャー
大倉 史津己 Mizuki Okura
※2020年現在
もともと人と関わるのが好きで、前職は自動車ディーラーでサービスエンジニアとして働いていました。接客を含んだ仕事でしたので、やりがいは感じていましたが、「もっと本格的な接客の仕事がしたい」と考えるようになり、ソニーストアのスタイリストへの転職を決意。
入社時は、有期社員として「ソニーストア 名古屋」でオーディオやテレビを担当し、その後「ソニーストア 大阪」へ異動。オーディオとカメラのマネージャーを経験しました。そして現在は「ソニーストア 銀座」で正社員としてマネージャーをしています。ひとりのスタイリストであることには変わりありませんが、3店舗を経験したマネージャーとして多くのスタイリストたちをまとめる立場になったことで、仕事をする上での視野もずいぶん広がりました。
働きはじめて3年目に、オーディオ担当からテレビ担当のリーダーを任されました。「リーダー」と言っても担当は自分ひとり。展示するテレビもわずか2台からのスタートでした。
振り返ってみれば、当初は、製品知識も乏しく、自信を持って接客することができていませんでした。「自分だけでなんとかがんばってやろう」として空回りしていたように思います。
転機になったのは、テレビ担当のメンバーが増えたこと。どうすればお客様へ製品の魅力を伝えられるか。どうすればもっといい提案ができるのか。みんなで考えて、勉強会や接客ロールプレイングを積極的に行なうことで、2年後にはチームだけでなくお店全体の売り上げも大きく伸ばすことができました。皆で同じ方向に向かって働くチーム力の強さを感じた出来事です。
ソニーストアのスタイリストに求められているのは、「ヒアリング力」「提案力」「コミュニケーション力」だと考えています。
お店にいらっしゃるお客様のニーズに合わせて、最適な「製品選びのお手伝い=スタイリング」をするのが私たちの仕事です。聞かれたことをそのまま答えるだけでは務まりません。
何より大切になってくるのが、お客様の本来的なニーズを引き出すための「ヒアリング力」。そして、そのニーズにぴったりな「提案」ができれば、自然とお客様には満足していただけると思います。もちろん「コミュニケーション力」も大事。お客様に寄り添った接客の積み重ねがよりよいお店づくりにつながるのかなと思います。
まだ新人だった頃、新製品の展示を考えていて煮詰まった際に当時の店長からこう言われました。
「今までと同じことをしていても大きな成果は上げられない。時には大きな変化も必要だ」と。
当時の自分に声をかけられるならあの時の店長と同じことを言いますし、「何でもチャレンジしてみたらいいよ」と背中を押してあげたいですね。もちろん、これから一緒に働く新しいチームメンバーにも同じことを伝えたいと思います。
実際にソニーストアのスタイリストとして働いてみて感じたのは、入社前に想像していた以上に社内の風通しがよくて、キャリアップするにも恵まれた職場環境だということ。雇用形態には関係なく、個人の成長やキャリアップを支える仕組みがソニーストアにはあるんです。
私の場合は、入社間もない時期に、売り場作りや製品体験会などをリーダーとして経験させてもらったのもいい経験になりました。
新人でもいろんなことにチャレンジできる。製品知識を蓄えて、接客トークのスキルを磨くだけがスタイリストの仕事ではないんですね。お店をどうやって魅力的にしていくか、言い換えれば、どうやって「ソニーのファン」を増やしていくか。そういった仕事に新人の時から関われる。これが私たちの仕事の醍醐味じゃないでしょうか。