新規店舗の立ち上げを
経験し正社員へ
新人の育成業務にもチャレンジ
ソニーストア 札幌
スタイリスト
足達 朋美 Tomomi Adachi
「ソニーストアのスタイリストになりたい」と思ったのは、単純にソニーが好きだったからです。
子どもの頃からゲームと音楽が大好きで、「PlayStation®」やウォークマン®がいつも身近にありましたし、大人になってからも携帯電話やデジタル一眼レフのカメラはソニー製で、銀座のソニー ショールームでレンズの相談をしたこともありました。
前職は、空港の携帯電話貸出カウンターで働いていたのですが、「お客様ともっと深くかかわる仕事がしたい」という思いもあり、転職を決めました。
ソニーストアの求人情報を見つけたときは、すごくうれしくて、私でも応募できるか直接電話で聞きました。「どうしても挑戦したみたい!」という思いで試験前に直接会社に電話したのは、あの時が初めてです。
ソニーストア 札幌が新規オープンするという話を聞いたのは、ソニーストア 銀座で勤務して5年が経った頃でした。同時に、「オープニングスタッフとして店舗の立ち上げに関わらないか」というお話をいただきました。
私は北海道出身ですし、お話はとてもありがたかったのですが、当時は銀座店のオーディオリーダーも任されており、仕事にやりがいを感じていました。それに、新店舗で未経験の仕事を任されるのが正直不安で悩んでいました。スタイリストの仕事だけでなく、商品補充などの店舗の運営にも関わってほしいと言われていたのです。
そんな時、「今挑戦しないと後悔するよ」と背中を押してくれたのが、同期のスタッフや先輩たちでした。「新店舗の立ち上げはいつでも経験できるものじゃない。大変だと思うけど、思い切ってチャレンジしてみなよ」と応援もしてくれました。
北海道にソニーストアができれば、ソニーのファンも増えるでしょうし、そのお手伝いができるならぜひ挑戦してみたい。そう思うと同時に、地元にUターンすれば少しは親孝行もできるかなと思ったのが正直なところです。
あまりの大変さにめげそうになりましたが、立ち上げメンバーはみんなガッツがあり、支え合いながらなんとか無事にオープンできたのがまるで昨日のことのようです。
オープニング当日には大勢のお客様が来店してくださって感動しました。スタイリスト代表としてテープカットした瞬間は忘れられない思い出です。
ソニーストアで働きはじめて9年が経つ今、信条にしているのは「変化を恐れず、チャレンジすること」です。
ソニーストア 札幌では、オーディオのスペシャリストとして接客するほか、店舗の運用業務にも当たっています。それぞれの業務をバランスよく遂行していることを評価していただけたのか、正社員になることもできました。
正社員になりたいと思ったのは、新人育成に携われるのも理由のひとつでした。
ソニーストアは新人教育の環境がとても充実していて、入社後の3か月間の研修では製品知識だけでなく、立ち方や言葉遣いなども学びます。ですが、もちろんそれだけでは十分な接客はできません。
一番大事にしているのは、「大切にする気持ち」でしょうか。お客様と、大切に思っている製品について、真摯に向き合って会話をするスタイリストの姿。そういった接客を見るとワクワクしますし、その情熱がお客様に伝播した瞬間は何度立ち会っても鳥肌が立ちます。
新人の育成に正解はないと感じています。
私自身、接客がうまくできなくて悩んだ時期もありました。ですから、その人のカラーを引き出して、接客のプロであるソニーのスタイリストとして、のびのびと活躍してもらう最初の1歩へのお手伝いができればと思っています。
ソニーストアのスタイリストは、楽しい仕事ですが、楽な仕事ではありません。テクノロジーは日進月歩なので沢山覚えることもありますし、正直大変なときもあります。ですが、ソニーの代表としてお客様と日々接するなかで、製品を褒めていただいたり、「またあなたから買いたい」と言われたりすることはこれ以上ない喜びです。
また、私たちスタイリストの接客でストアのファンになってくれた皆さんの中で、5年後、10年後にソニーストアで働きたいと思ってくださる方が1人でも増えてくれたらいいなあといつも思っています。