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デジタル一眼カメラ α:アルファ FE 28-70mm F2 GM SEL2870GM
αレンズ初のズーム全域開放F値2を実現した小型·軽量設計の大口径標準ズームG MasterFE 28-70mm F2 GM
こんにちは!SAGAIです。
今回は新たなGMレンズのご紹介です。
FE 28-70mm F2 GMは今までにないラインナップのレンズです。今までF2通しのズームレンズはありませんでした。
今回は今まであったF2.8クラスのズームレンズや明るい単焦点レンズと比べたらどうなのか?を試してみました。

①まずは重量比較から。
FE 28-70mm F2 GMの重量はFE 24-70mm F2.8 GM IIと比較して約221グラム重い約972グラムです。しかし、FE 24-70mm F2.8 GMと比較すると+86グラムです。これはすごい軽量化だと思います。

②最短撮影距離比較
これはさすがにFE 24-70mm F2.8 GM IIに軍配が上がりました。70mm側で8cm違うのはかなりの差になりますね。
※明るいレンズはあまり寄れない傾向があります。

③広角端画角比較
多くの方が気になるのがそれぞれの広角端24mmと28mmがどのくらい違うのかですよね?
銀座の夜景を撮影してみましたが、24mmだと中央の建物以外も入っていて様々なビルが立ち並ぶのがわかります。
28mmでは中央の建物の存在感が大きくなり、周辺の建物は若干窮屈な印象です。

④ぼけ量比較
F2とF2.8、このぼけ量の差も気になりますよね?
レンズ2本とも70mm側にして最大ぼけ量の比較をしてみました。
背景の玉ぼけの大きさが結構違いますね。

⑤単焦点との比較
それでは単焦点レンズとぼけ量比較をしてみたらどうなるのか?実験してみました。
まずはFE 35mm F1.4 GMから。ぼけ量は違いますが、玉ぼけの大きさはかなりニアな印象です。

⑥単焦点との比較
FE 50mm F1.2 GMとの比較です。さすがにぼけの量も大きさもF1.2とF2ではかなり差が出ました。

⑦単焦点との比較
FE 85mm F1.4 GM IIとの比較です。画角の違いもあるのですが、ここまで来ると別物になりますね。

⑧広角端画質(遠景)
明るいレンズになると、特にズームレンズは四隅の周辺画質のハードルが高くなります。広角端で検証しましたが、やや歪みはあるものの建物や車がしっかりと写っていて質感も非常に良いです。

⑨望遠端画質(遠景)
今度は望遠端で検証しましたが、広角端同様周辺画質がしっかりと確保できています。

まとめです。
FE 24-70mm F2.8 GM IIと比較すると重くなったり画角が狭くなるものの、やはりぼけ量に差がある。
単焦点レンズと比較すると、35mmくらいまでは大きな差が出ないものの50mmくらいから差が出始める。望遠側では単焦点がかなり有利になる。
なので、28mmから50mmくらいまでなら単焦点と大きな差を生まずにレンズ交換しないメリットがあると考えます。望遠域の出番の多い方は難しいかもしれませんね。
いずれにせよ、この大きさ、重さでこの性能が実現できたのはすごいと思います。
超高度非球面XAレンズ3枚とスーパーEDガラス3枚、非球面レンズ3枚というのがかなり効いていると思います。XDリニアモーター4基という駆動系での軽量化、高速化もかなり効いていますね。

いかがでしたでしょうか?
皆様のお買い物の参考になれば幸いです。
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