こんにちは！SAGAIです。
今回は望遠レンズに欠かせないテレコンバーターのレビューです。
テレコンバーターとは、装着するレンズの焦点距離を伸ばしてくれる便利なアクセサリーです。
ラインナップは焦点距離を1.4倍伸ばしてくれるSEL14TCと2倍伸ばしてくれるSEL20TCの2種類があります。ただ、テレコンバーターを装着できるレンズに制約があるので注意が必要です(最後にもう一度触れます)

今回取り上げるのはSEL14TCの方です。
作例を紹介します。
1枚目の写真は、東京で一番高い山の雲取山です。都心まで約100kmほどですが、山頂から海まで一気に見通せます。中央に見えるのはスカイツリーです。
2枚目は八王子城址からみたスカイツリーです。満月が昇ってきてスカイツリーの上をかすめていくタイミングを狙いました。
1枚目も2枚目も望遠レンズで景色を撮るにはもってこいの状況でした。テレコンバーターで拡大したことで迫力が増しました。

3枚目は北海道のエゾナキウサギです。警戒心が強くなかなか近くで見ることができないため、テレコンバーターがあると便利です。

4枚目は北海道のエゾシカです。角が大きなシカは近づくと危険なので、やはりテレコンバーターで拡大できると迫力のある写真が撮りやすいです。

5枚目は北海道のラッコです。北海道には野生のラッコが数は少ないですが生息しています。双眼鏡で探さないとわからないくらい沖にいることが多いようなので、テレコンバーターは必須です。

よく、テレコンバーターは1.4倍と2倍のどちらがいいかお問い合わせを受けますが、私は1.4倍の方をお勧めします。AFの挙動や速さがテレコンバーターなしと比較して変化が少なく同様に使えるのと、2倍だとやはり多少の画質の劣化は否めません。1.4倍で不足した分はトリミングで対応をお勧めします。

6枚目がテレコンバーターの使えるレンズ一覧です。表にないレンズはレンズ後部とテレコンバーターが接触する恐れがあるため装着できません。また、テレコンバーターを使用するとレンズの開放値が暗くなります。どの程度暗くなるかを表にしたものが7枚目です。

8枚目は、3枚目のエゾナキウサギを撮影したときのシーンを写したものです。
手持ちでも撮影は可能ですが、焦点距離800mmを超えてくると被写体をフレームに入れるのが困難になります。ですので、写真のように三脚や一脚を使うと便利です。

テレコンバーターは使用できるレンズの制約や使用上の制約がありますが、簡単に焦点距離を伸ばせます。
望遠レンズをお持ちの方、これから望遠レンズをご検討の方も、ぜひテレコンバーターも候補に含めてみてはいかがでしょうか？