■FX3ならではの機能
α7SⅢと比較されることの多い本機ですが、ここではα7S IIIにはない本機ならではの機能をご紹介いたします。

①タリーランプ
背面・上面ボタン・前面 から確認できる位置で赤くランプが点灯するので、逆レックによる撮影ミスを視覚的にわかりやすく防ぐことができます。各ランプはオフにすることもできるので、暗所や反射が気になる場所での撮影でも安心です。

②XLRハンドルユニット
XRLデジタルオーディオインターフェイス付きトップハンドルが標準でセットになっています。アクティブ手振れ補正との併用で本体の軽快さを活かしつつ低位置での気軽な撮影を可能にしてくれます。
持ってみるととても持ちやすく手持ち撮影の幅が格段に拡がります。

③クーリングファン
長時間の撮影でついてまわる熱問題もファンによる排熱機構がある本機では 安心して撮影に集中できます。

④動画に最適化されたボディデザインとボタン配置
見た目は他のα機と同じように見えるのですが、動画撮影時に構えたグリップ位置に適したボディグリップの角度や押しやすいボタン配置になっており本機の大きな機能であるフレキシブル露出モードの操作に最小限の動きで対応できます。
バスト位置で構える動画撮影独特の構え方にジャストフィットのスタイルがとても使いやすく、撮影意欲をさらに高めてくれます。

⑤本体各所に設置されたネジ穴
ケージを組まなくてもオプション接続が可能なネジ穴が本体各所に設けられていますので不要な重量増・体積増を避けることができ、ジンバルでも手持ちでも軽快かつコンパクトな運用が可能になっています。

■FX3おススメのポイント
やはりなんといっても 本機は35mmフルフレームでの4K120P 4:2:2 10bitの高画質撮影がこれほどコンパクトなボディで実現できることが最大の魅力です。
トップハンドル・手持ち・ジンバル運用での動画撮影では軽快にハンドリングできます。
α7S IIIをさらに動画向けに押し進めた本機、撮影してみるとダイレクトにその良さが実感できます。
動画撮影がメインで写真はほとんど撮らないという方にはこのFX3が非常にオススメです。