水は大敵!WF-1000XM3を水濡れから守るために

WF-1000XM3の故障原因の1つに「水濡れ」があります。

WF-1000XM3は、防水仕様ではありません。
ヘッドセットや充電ケースに湿気や水分が浸入すると内部部品が腐食し故障につながることがあります。
ヘッドセットや充電ケースをちょっとした不注意や気づかないうちに水に濡らしてしまう事例を紹介します。
事例を参考にヘッドセットや充電ケースの水濡れを防いでください。

WF-1000XM3を水濡れから守る

ヘッドセットや充電ケースの水濡れによる故障を防ぐため、以下の点に注意してください。

  • 濡れた手で操作しない
  • 湿度の高い場所に長時間置かない、または使用しない
  • 洗面所やキッチンなど水濡れする可能性のある場所で使用しない

万が一、ヘッドセットや充電ケースが濡れてしまった場合は、速やかに乾いた柔らかい布で拭き取って乾燥させてください。

ヘッドセットや充電ケースが水濡れしてしまったら
  • ヘッドセットのマイク穴に水が入ったままになると腐食の原因となります。
    本機に水がかかった場合は、マイク穴を下に向け、乾いた布などに軽く叩くように当ててください(5回程度)。

  • ヘッドセットの充電端子に汗や水が付着したままにしておくと、充電ができなくなる原因となります。
    ご使用後は、速やかに汗や水を拭き取って乾燥させてください。

  • 充電ケースや付属のUSBケーブルを水に濡らしてしまった場合は、速やかに乾いた布などで拭き取って乾燥させてください。
    充電ケースのUSB Type-C端子や付属USBケーブルの端子に水や汗などの液体やほこりなどの異物が付着した状態での充電は、火災・感電・発熱・発火によるやけどや大けがなどの人身事故や故障の原因となりますので注意してください。

    水濡れがひどい場合は、ソニー修理相談窓口やお買い上げ店へご相談ください。
    ソニーの相談窓口については、以下のページをご覧ください。

    修理のご相談

水濡れが発生するケース

水濡れが発生する事例を紹介します。

雨などの水滴がヘッドセットや充電ケースにかかってしまった事例

水がかかる場所での使用で、気が付かずにヘッドセットや充電ケースを濡らしてしまうことがあります。

  • ヘッドセットを雨の中で操作して、雨水がかかってしまった。
  • キッチンでの水仕事や洗面所で手を洗った後、水に濡れた手をよく拭かずにヘッドセットや充電ケースに触れてしまった。

ごくわずかな量の水でも「毛細管現象」によって、本体のわずかな隙間から水が内部に浸入してしまうことがあります。また、金属端子部に水分が残るとサビを発生させて故障の原因となることがあります。

水が浸入する可能性のある箇所の事例

ボタンの隙間、外装の合わせ目、端子部

毛細管現象とは

毛細管現象とは、液体の表面張力の作用で、髪の毛のように細い管を液体が伝わっていく現象のことを指します。二本の箸を合わせてその先端を水につけると、箸の隙間を水が上がっていくのは毛細管現象の一例です。本体の合わせ目のような、ごく狭いすき間に液体が付着すると、毛細管現象によって液体が内部に入り込んで思わぬ故障の原因となることがあります。

飲み物をこぼしたり、水の中に落とすなどしてヘッドセットや充電ケースを水没・冠水させてしまった事例

うっかりして、ヘッドセットや充電ケースを濡らしてしまうことがあります。

  • 飲食をしているときに、うっかり飲み物をこぼしてしまった。
  • 衣類のポケットに入れたまま洗濯してしまった。
  • 洗面所や浴室、トイレ、水槽などの水場の近くに置いたところ、水の中に落としてしまった。

水濡れがひどい場合は、ソニー修理相談窓口やお買い上げ店へご相談ください。

ソニーの相談窓口については、以下のページをご覧ください。

汗や湿度などの影響によりヘッドセットや充電ケース内部で結露を起こす事例

汗や湿度などの影響でヘッドセットや充電ケースが結露を起こし、気が付かないうちに水に濡らしてしまうことがあります。

  • 汗をかいた衣服の胸ポケットに入れていた。
  • 寒い外から暖房の効いた暖かい部屋へ移動した。または、冷房がよく効いた部屋から、暑い外へ出た。
  • 冷えたペットボトルと一緒にカバンの中に入れた。
  • 浴室や洗面所などの湿度が高い環境に長時間放置した。

本体内部に発生した水滴や湿気などによって、微量な水濡れを繰り返し、時間が経つにつれて内部の部品が腐食することがあります。
急激な温度変化や多湿な環境での使用や放置はできる限り避けるようにしてください。
また、結露を起こした場合は、結露が無くなるまで電源を入れずに放置してください。