αではじめる 動画撮影の基礎知識 –スロー&クイックモーション– テキスト版

テーブルに置かれているα7C
* この動画ではα7Cを使って説明しています。

目では追いきれない一瞬の動きを、滑らかに再現するスローモーション。
長時間の動きを時間を短縮して表現するクイックモーション。
αを使えばかんたんに撮影することができます。
(スローモーションの映像ではテーブルの上に置かれたグラスに水が注がれていく様子が流れている)
(クイックモーションの映像ではまな板の上できゅうりや人参を切っている手元の様子が流れている)

まず、モードダイヤルを「S&Q」に合わせます。
S&Qの露出モードを選び、スロー&クイック設定から記録設定とフレームレートを選んでください。

例えば、フレームレート120で撮影したものを30フレームで再生すると、1/4倍速、つまり4倍のスローモーションとなります。 テーブルの上に置かれたグラスに水が注がれていく様子を次の2つの設定で比較した映像

  • (左)フレームレート 120fps / 記録設定 30p、4倍スローモーションの映像
  • (右)フレームレート 30fps / 記録設定 30p、通常速度の映像

こちらは、α7Cで設定できる記録設定とフレームレートの組み合わせです。

α7Cで設定できる記録設定とフレームレートの組み合わせの表
S&Q フレームレート S&Q 記録設定:24p S&Q 記録設定:30p S&Q 記録設定:60p
120fps 5倍スロー 4倍スロー -
60fps 2.5倍スロー 2倍スロー 通常の再生速度
30fps 1.25倍スロー 通常の再生速度 2倍クイック
15fps 1.6倍クイック 2倍クイック 4倍クイック
8fps 3倍クイック 3.75倍クイック 7.5倍クイック
4fps 6倍クイック 7.5倍クイック 15倍クイック
2fps 12倍クイック 15倍クイック 30倍クイック
1fps 24倍クイック 30倍クイック 60倍クイック

* カメラによって、設定できる項目が異なります。
詳しくはお使いの機種のヘルプガイドをご確認ください。

記録設定とフレームレートの組み合わせによって、さまざまな映像表現が可能です。映像に変化を加えたり、効果的なカットを撮影したい場合など、ぜひお試しください。
(フレームレート 1fps / 記録設定 30pで撮影された映像。ポテトサラダを作っている手元の様子が早送りしているように表現されている。)