αではじめる 動画撮影の基礎知識 –音声収録– テキスト版

テーブルに置かれているα7C
* この動画ではα7Cを使って説明しています。

動画撮影において、音声収録は映像と同じように重要な要素です。
ワイヤレスマイクやピンマイクを使えば、クリアな音声が収録でき、より自由度の高い撮影が可能となります。

この動画で紹介しているマイク

  • ワイヤレスマイク「ECM-W2BT」
  • ラベリアマイク(ピンマイク)「ECM-LV1」

例えば、出演者のセリフやコメントなどをきちんと収録したい場合、カメラの内蔵マイクのみで録音するには、被写体との距離に限界があります。
カメラが被写体から遠ざかれば、録音レベルはどうしても小さくなってしまいます。

カメラの内蔵マイクで録音した場合
キッチンでカメラに向かって話している女性の映像:やや不明瞭な声
音声レベルのメーターが小さく振れている

ワイヤレスマイクを使えば、カメラに装着したレシーバーに出演者の音声を飛ばして収録ができるので、被写体と離れても録音が可能です。
あらかじめワイヤレスマイクとレシーバーの充電が必要です。
レシーバーをカメラに装着し、カメラ、レシーバー、マイクの順に電源を入れます。クリップで服などに取り付けます。
(映像ではカメラのホットシューにワイヤレスマイク(ECM-W2BT)を取り付け、ペリングしている。続いて、ワイヤレスマイクを装着している様子。)
さらにピンマイクを組み合わせると、集音効果を高めることができます。外部マイク入力端子にピンマイクを接続してから、ワイヤレスマイクの電源を入れます。
(ワイヤレスマイク(ECM-W2BT)にピンマイク(ECM-LV2)を取り付け、胸元にピンマイクを装着している様子)

こうすることで、カメラと被写体が離れていても、しっかりと録音しながら自由に構図を決めることができます。

* 通信距離は最大200mです。周囲の状況や電波状況により変化します。
また、話し手とマイクの距離が常に一定なので、話し手が動いても声の音量が安定します。

* 録音レベルの調整はマイク側で行います。

ワイヤレスマイクで録音した場合
キッチンでカメラに向かって話している女性の映像:明瞭な声
音声レベルのメーターが大きく振れている

以上のように、ワイヤレスマイクを使って、より表現の幅を広げた撮影をお楽しみください。