VAIO データレスキューツールを使ってバックアップする
VAIO データレスキューツールとは
VAIO データレスキューツールは、Windowsが起動しなくなった場合にも、データのバックアップができるツールです。
データのレスキュー方法には以下の2種類があります。
- かんたんデータレスキュー
ハードディスクまたは内蔵フラッシュメモリー上のレスキュー可能なデータをすべてレスキューし、外付けハードディスクに保存します。
- カスタムデータレスキュー
指定したファイルのみをレスキューし、ハードディスクやリムーバブルメディア、CD/DVDなどのディスクに保存します。
VAIO データレスキューツール使用時のご注意
- レスキューデータの保管・管理には十分注意してください。
- VAIO データレスキューツールは、ハードディスクまたは内蔵フラッシュメモリー上のすべてのデータのバックアップを保障するものではありません。データの損失について弊社は一切の責任を負いかねますのであらかじめご了承ください。
- ハードディスクまたは内蔵フラッシュメモリーの暗号化機能を使用している場合は、暗号化機能を解除して使用してください。
- VAIO データレスキューツールを使用する場合は、必ず電源に接続して使用してください。
レスキュー(バックアップ)するには
- 外付けハードディスクドライブやCD/DVDドライブでデータをレスキューする場合は、VAIO データレスキューツールを起動する前にドライブを接続してください。
- レスキューデータをCDやDVDに保存する場合は、あらかじめフォーマットされているディスクを使用してください。
- 本機の電源が入っている状態で、ドライブにリカバリディスクを入れて電源を切り、再び電源を入れる。
外付けドライブを使用する場合は、再び電源を入れたあと、F11キーを数回繰り返し押してください。
「Windows ブートマネージャ」画面が表示されます。
以下の手順でも行えます。
- 本機の電源を入れる。
- VAIOのロゴマークが表示されたらF10キーを押す。
「Edit Boot Options」画面が表示された場合は、Enterキーを押してください。
- 手順3に進む。
- 矢印キーで「VAIO リカバリセンター」を選択し、Enterキーを押す。
しばらくすると「VAIO リカバリセンター」画面が表示されます。
- 画面左側の[VAIO データレスキューツール]をクリックし、右側に表示された画面の[開始]をクリックする。
以降、表示される画面の指示に従って操作してください。
レスキュー方法で、[カスタムデータレスキュー]を選択した場合、データの保存先として外付けハードディスクを選択することをおすすめします。
- VAIO データレスキューツールを使用中に64時間が経過すると、自動的に書き込みが中断され、本機が再起動します。
中断された作業を再開するには、再起動後再び上記の手順2から3の操作を行い、[中断した作業を再開する]チェックボックスにチェックを付けて、[次へ]をクリックしてください。
- 外付けハードディスクドライブやCD/DVDドライブは、データのレスキューが完了するまで取りはずさないでください。
- “メモリースティック”やSDメモリーカード、フラッシュメモリなどのメディアにデータを保存する場合、ドライバの読み込みが必要になります。ドライバはリカバリディスクの「VAIO」フォルダに保存されています。データの保存先の選択画面で[ドライバのインストール]をクリックし、ドライバの読み込みを行ってください。
- データをレスキューした場合、選択されたデータの保存先によって、ファイルが分割されたりリネームされている場合があるので、VAIO データレスキューツールを使ってバックアップしたデータは、VAIO データリストアツールを使って復元してください。
- VAIO データレスキューツールでは、データの保存先としてDVD-R DLはお使いになれません。
- 外付けハードディスクドライブやCD/DVDドライブはUSB接続のものをお使いください。
復元するには
レスキューデータを復元するにはVAIO データリストアツールを使います。
VAIO データリストアツールとレスキューデータの復元方法について詳しくは、VAIO データリストアツールのヘルプをご覧ください。
- (スタート)ボタン−[すべてのプログラム]−[VAIO データリストアツール]をクリックする。
「ユーザー アカウント制御」画面が表示された場合は、[続行]をクリックしてください。
「VAIO データリストアツール」画面が表示されます。
- 内容を確認したら、[次へ]をクリックする。
レスキューデータの検索画面が表示されます。
- レスキューデータの検索先を選択し、[次へ]をクリックする。
レスキューデータが検索されます。
- 表示された一覧から復元するデータを選択し、[次へ]をクリックする。
[内容の確認]をクリックすると、選択しているデータに含まれるフォルダやファイルの一覧を確認することができます。
- 復元先のフォルダを確認し、[次へ]をクリックする。
「復元方法の選択」画面が表示されます。
- 復元方法を選択して[次へ]をクリックする。
復元方法には以下の2種類があります。
- おまかせリストア
メールデータや文書データなど、データの種類を選択して、まとめて復元します。
- ファイルを指定してリストア
ファイルを個別に指定して復元します。
- 手順に従って進み、[開始]をクリックする。
復元作業が開始されます。
作業が完了すると、完了画面が表示されます。
- 続けて別のレスキューデータの復元をするには[最初の画面に戻る]を、復元を終了するには[終了]をクリックする。
「SonicStage」ソフトウェアで取り込んだ音楽ファイルや、ワンセグデータ、デジタル放送のデータなど、著作権保護されているデータを復元するには、そのデータを取り込んだときに使用したソフトウェアの専用バックアップツールをお使いください。専用バックアップツールをお使いにならない場合は、著作権保護されているデータの動作保障はいたしません。
復元したデータは、必要に応じて復元先フォルダから移動してお使いください。
Windows メールをバックアップする/復元するには
ここではVAIO データレスキューツールの使用例として、Windows メールのメールデータのバックアップと復元方法を紹介します。
Windows メールのメールデータをバックアップする
- VAIO データレスキューツールを起動させる。【詳細】
- 画面の指示に従って、「レスキューデータの選択」画面まで進む。
データレスキュー方法は、「カスタムデータレスキュー」を選んでください。
- [Users]−[VAIO(ユーザー名)]−[AppData]−[Local]−[Microsoft]−[Windows Mail]をクリックし、[Local Folders]チェックボックスをクリックしてチェックする。
- [次へ]をクリックする。
以降、画面の指示に従ってバックアップしてください。
Windows メールのバックアップを復元する
- (スタート)ボタン−[すべてのプログラム]−[Windows メール]をクリックする。
Windows メールが起動します。
メールアカウントの設定をしていない場合は、設定してください。
- [ファイル]−[インポート]−[メッセージ]をクリックする。
「プログラムの選択」画面が表示されます。
- 「インポート元の電子メールの形式を選択してください」から、[Microsoft Windows メール 7]を選択し、[次へ]をクリックする。
「メッセージの場所」画面が表示されます。
- [参照]をクリックして表示された画面で、電子メールのデータが保存されているフォルダを選択して[フォルダの選択]をクリックし、[次へ]をクリックする。
「フォルダの選択」画面が表示されます。
VAIO データレスキューツールでメールデータをバックアップしていた場合は、[参照]をクリックして[Local Folders]を選択してください。
- [すべてのフォルダ]を選んでクリックし、[次へ]をクリックする。
「インポートの完了」画面が表示されます。
- [完了]をクリックする。
「Windows メール」画面の左側に「インポートされたフォルダ」が作成されるので、フォルダ内のメールを元の状態に振り分けてください。