「Windows 8」「Windows 8.1」に加えて、2014年4月9日より、Windows Update経由で「Windows 8.1 Update」という新しいOSの配信が開始されました。
現在「Windows 8.1」のパソコンをお使いの方で、Windows Updateを有効にしている場合は、順次「Windows 8.1 Update」がお使いのパソコンに適用され、 このページでご紹介している機能の追加が行われます。
「Windows 8.1 Update」の更新プログラムのインストールが完了するまでには、約30分〜1時間程度の時間がかかる場合があります(環境によってはそれ以上の時間がかかることもあります)。
今回の「Windows 8.1 Update」では、主にマウスでの操作を考慮した改善が行われており、タッチパネルではない環境で利用するユーザーや、マウスでの操作を好むユーザーにとって、より使いやすくなっています。
このページでは、「Windows 8.1 Update」によって、どのような変更が起きるのか、主な5つのポイントをご説明しています。
目次
これまでは、パソコンを起動するとタイルの並んだ「スタート画面」が最初に表示されていましたが、
「Windows 8.1 Update」に更新された後は、以下の「デスクトップ画面」が起動したときに最初に表示されるようになります。
ただし、お使いの機種によっては、これまで通り「スタート画面」が表示される場合があります。
<デスクトップ画面>
起動時に「スタート画面」が表示されるように元に戻したい場合、または「デスクトップ画面」が表示されるように設定したい場合は、次の方法で対応可能です。
「Windows 8.1 Update」に更新されると、スタート画面の右上に、「電源アイコン 」と「検索アイコン 」が追加されます。
これまでパソコンの電源を切る操作や、アプリ・ファイルなどを検索する操作は、チャームを表示して行う必要がありましたが、 今回のアップデートにより、これらの操作をスタート画面上ですぐに行うことができるようになりました。
「電源アイコン」を選択すると、 下図のように「スリープ」「シャットダウン」「再起動」が表示されます。
「検索アイコン」を選択すると、下図のように検索チャームが表示されます。
これまでタイルの設定を変更する場合は、タイルを右クリックした後、画面下に表示されるアプリバーから行う必要がありました。
「Windows 8.1 Update」に更新された後は、 タイルを右クリックすると、 その場にメニューが表示されるようになり、マウス操作で簡単にアプリのピン留めや、アンインストール、タイルサイズの変更などができるようになります。
これまで、スタート画面にあるタイルから起動するアプリ(ストアアプリ)には、タイトルバーは表示されませんでした。 そのため、新しいユーザーインターフェイス上でアプリの最小化はできず、またアプリを終了する際も、画面の上部から下部へスワイプ(ドラッグ)するという少し特殊な操作が必要でした。
「Windows 8.1 Update」に更新された後は、起動しているアプリに「タイトルバー」が表示されるようになります。
これにより、アプリの最小化やアプリの終了を、タイトルバーに表示される
や
から行えるようになります。
アプリの「タイトルバー」は、画面の上端にマウスカーソルを合わせると表示されます。
を選択すると、
デスクトップ画面に切り替わり、画面下のタスクバーに起動中のアプリとしてアプリのアイコンが表示されます。
アプリをもう一度画面上に表示したい場合は、タスクバーのアイコンを選択します。
を選択すると、アプリが終了し、 デスクトップ画面に切り替わります。
どちらもデスクトップ画面に切り替わることがポイントです。
これまでは、デスクトップ画面からストアアプリを起動したい場合は、一度スタート画面に切り替えた後に、起動したいアプリのタイルを選択する必要がありました。
「Windows 8.1 Update」に更新された後は、 スタート画面のタイルを右クリックし、 [タスクバーにピン留めする]を選択すると、 画面下部に表示されるタスクバーにストアアプリを登録することができます。
次回以降はタスクバーに表示されているアイコンを選択することで、アプリをすぐに起動することができます。
よく利用するアプリがある場合は、この方法でタスクバーにピン留めしておくと便利です。
タスクバーからアプリのアイコンを削除したい場合は、アイコンを右クリックして[タスクバーからピン留めを外す]を選択します。
以上で、Windows 8.1 Updateでの主な変更点のご説明は終了です。