小さなバッグにすっきりと収まるコンパクトボディの実現には、マザーボードの極小化が不可欠でした。そのために現在考えうる最新の技術を結集。インテル Atom プロセッサーをはじめ、小型のデバイスやパーツ類を採用することはもちろん、デバイスの配置なども常識にとらわれることなく徹底的に見直しました。こうして生まれた超小型のマザーボードが、type Pの優れたPC性能を支えています。
各デバイスの省電力化や放熱効率の改善などにより、ファンレス設計を実現。クーリングユニットを使わないことで、大幅な小型化が可能になりました。また、ファンレス化によって静音性も向上。冷却ファンの音を気にすることなく、快適に使えます。さらに、VAIOオーナーメードモデル/法人向けカスタマイズモデルでSSDを選択すれば、ハードディスクの動作音もなくなり、ほぼ無音に近い静かな使用環境を実現します。
スタミナを犠牲にすることなく小型化を図るために、type Pは新世代リチウムイオンポリマー電池を搭載したバッテリーパックを採用。電解質にゲル状のポリマーを用いたリチウムイオンポリマー電池は非常に薄い形状に成型できるのが特長。これにより、標準バッテリー(S)を装着した状態で薄さ約19.8mmのフルフラットなボディが実現しました。最長約9時間(*)のスタミナを備えた大容量バッテリーパック(L)を装着しても、すっきりとスマートです。
PC操作で一番多くふれるものだからこそ、キーボードの使いやすさにこだわりました。type Pはキーピッチ約16.5mm、キーストローク約1.2mmの薄型新機構キーボードを搭載。一般のノートPCと同じように両手で快適に使えるサイズ感とともに、キーボード裏にマグネシウム合金のフレームがあることで、安定した心地よいキータッチを実現しています。外出先では、マウスを使わずにポインティングデバイスでスマートに操作。キーボードから手を離すことなくポインターの移動などができるので、効率的に作業できます。
アクセサリーを身につけるような感覚でファッショナブルに持ち歩けるように、type Pは小さいだけでなく、どこから見ても美しくエレガントなボディを追求しました。天面はもちろん、底面、液晶面のすべてに高品位な光沢仕上げを実施。また、外装部分から完全にネジを排除することで、底面までもネジ穴がなくすっきりとしています。磨き上げられた天然石を思わせる鮮やかな輝きで、持つ人の個性を際立たせます。
天板には高い剛性と上質感をあわせ持つマグネシウム合金を採用。技術的に難しいと言われるマグネシウム素材への光沢塗装も、手間を惜しまず磨き上げることで深みのある艶感を実現しています。
持ち運んで、ディスプレイを開き、操作する。そのすべてのシーンが美しく、スマートであるように、type Pは細部に至るまで徹底的にこだわり設計されています。たとえば、開く角度によってディスプレイにかかる負荷を調節する可変トルクヒンジもそのひとつ。これにより、軽い力でスムーズにディスプレイを開閉することが可能。また、留金のないラッチレス構造ながら、持ち運ぶときはディスプレイがしっかりとホールドされます。使いやすさも、美しく。機能美を追求した、VAIOならではのデザインです。