商品情報・ストアビデオプロジェクター LSPX-P1 ソニーのポータブル超短焦点プロジェクターをもっと知る 「LSPX-P1」と「Xperia Touch」をガチ比較!

ソニーのポータブル超短焦点プロジェクターをもっと知る

ソニーの“ひと味違う”ポータブル超短焦点プロジェクター、「LSPX-P1」と「Xperia Touch」をガチ比較! ソニーの“ひと味違う”ポータブル超短焦点プロジェクター、「LSPX-P1」と「Xperia Touch」をガチ比較!

ソニーの“ひと味違う”
ポータブル超短焦点プロジェクター
「LSPX-P1」と「Xperia Touch」を
ガチ比較!

広がる超短焦点プロジェクターのラインアップ

「わが家でホームシアターを」となれば、専用の部屋を用意して天井にプロジェクターを吊り、スイッチを押せば照明が徐々に暗転して電動式のスクリーンがすっと静かに降りてくる…、なんて贅沢でお金もかかりそうな趣味を想像してしまうだろうか。ところが、世の中には「超短焦点プロジェクター」と呼ばれるスグレモノがある。

超短焦点プロジェクターとは、レンズから幕面まで、通常のプロジェクターよりもずっと短い距離で大きな画面が投写できる映像機器のこと。中でもソニーグループから登場した2つのポータブル超短焦点プロジェクターは、リビングや子ども部屋の壁など家の中のちょっとした空いているスペースを活用しながら、とても手軽にホームシアターを満喫できるアイテムだ。スクリーンを準備する必要もなく、置くだけで壁が画面になる。ソニー“Life Space UX”(ライフスペースユーエックス)シリーズの「LSPX-P1」、そしてソニーモバイルコミュニケーションズの“Xperia Smart Product”の第2弾として登場した「Xperia Touch」は、一体どのような製品なのか。それぞれの特長を深く掘り下げてみよう。

LSPX-P1 “Xperia”シリーズの「Xperia Touch」(左)と“Life Space UX”シリーズの「LSPX-P1」(右)

何ができる? 2つのプロジェクターの特長とは

大きな画面でテレビや映画を楽しむだけなら、わが家にはもう薄型テレビがあるので大丈夫だと思うかもしれない。確かに、従来のプロジェクターはBlu-ray Discプレーヤーなど映像再生機器を接続して、大きな画面に映像を表示するためのシンプルなデバイスだった。ところがソニーの2つの超短焦点プロジェクターには、同社の技術を活用する数々の新機能と、今までにない体験を作り出すアイデアが詰まっている。

LSPX-P1は、従来のオーディオビジュアル機器のカテゴリーを超え、人々が暮らす生活空間の中に自然と溶け込む機器をコンセプトに掲げる“Life Space UX”シリーズのポータブル短焦点プロジェクターだ。最も大きな特長は、プロジェクターとワイヤレスユニットの2ピース構成になっていて、互いを5GHz帯の無線で結ぶワイヤレス対応であるところ。出荷時にペアリングが済んでいるため設置は手間いらず。プロジェクター側にはバッテリーとスピーカーも内蔵されているので、リビングに置いてあるBlu-ray Discプレーヤーで再生しているコンテンツをワイヤレスで家の中に飛ばして、寝室でシアター気分が味わえる。

LSPX-P1 LSPX-P1はプロジェクター(左)とワイヤレスユニット(右)の2ピース構成。ワイヤレスでつながるのでワイヤレスユニットはテレビ台の下に置き、プロジェクターだけを映像を見たい位置に設置できるのだ

Xperia Touchは同じくバッテリーを内蔵するポータブル短焦点プロジェクターの機能の上に、赤外光を感知する最大10点のマルチタッチセンサーを搭載し、Xperia Touchが投写した壁やテーブルを、触って操作するスマートスクリーンに変えるところが画期的だ。Android OSが搭載されているので、映像配信サービスにゲームなどGoogle Playからアプリケーションをインストールし、タブレットに近い感覚でさまざまなコンテンツを楽しめる。

この2機種はともに、本体は大人が片手で持てるほどコンパクトなサイズ感に作られているので省スペース。壁面の空きスペースに最大80インチまでの大画面が映せるほか、レンズからスクリーン面までフォーカス合わせのために必要な焦点距離がとても短く、テーブルや床に直接置いて投写できる。シアター用途にだけでなく、フォトビューワーやさまざまな情報を確認するためのディスプレイとしてもプロジェクターの楽しみ方が広がっていく。

LSPX-P1 Android OSを搭載したXperia Touch
LSPX-P1 Xperia Touchは赤外光を感知する最大10点のマルチタッチセンサーを搭載しているため、投写した画面を操作できる

映像を投写するためのデバイスには、ソニーが独自に開発して、ホームシアター用のプレミアム4Kプロジェクターにも搭載してきた実績豊富な液晶ディスプレイデバイス「SXRD」がどちらの製品にも採用されている。LEDよりも色域が広く、安全性にも配慮したレーザー光源を使っているので、コンパクトながらもソニーのプロジェクターらしいキレのあるクリアな映像が楽しめる。

ソニーが誇る高画質化技術に加えて、自由度の高い設置性と多彩な機能が搭載されているLSPX-P1とXperia Touchは、とても気になるポータブル短焦点プロジェクターだけれど、では実際に導入するとなれば、普段使いでも楽しめるのだろうか? 例えば頻繁に見ることになるであろうテレビやインターネット動画、写真などのコンテンツがどれぐらい簡単・便利に視聴できるのか知りたいという方も多くいるだろう。今回は両方の製品をお借りして、それぞれのコンテンツを楽しむお手軽ホームシアターを実践してみた。

普段使いに必須のコンテンツ「テレビ」を視聴してみた

それでは、LSPX-P1、Xperia Touchによるコンテンツの楽しみ方を順に紹介していこう。プロジェクターは映画を楽しむためのものという先入観をお持ちの方もいるかもしれないが、Blu-ray Discレコーダーやセットトップボックスなどテレビチューナーを搭載する外部機器につなげば、立派に大画面テレビと同じ役目を務めてくれる。毎日のテレビ視聴にもぜひ積極的に活用したい。

LSPX-P1の大きな魅力は「ワイヤレステレビ」にもなるところだ。リビングのBlu-ray Discレコーダーにワイヤレスユニットを接続しておけば、無線(5GHz帯を使用)が届く範囲内で自由にプロジェクターユニットを持ち運べる。例えばキッチンの壁のちょっとした空きスペース、ダイニングテーブルの上、子ども部屋の床などにテレビの映像が投写されたら、初めて体験した人はあっと驚くにちがいない。

LSPX-P1 LSPX-P1を使って寝室の壁を大画面テレビに! リビングにあるBlu-ray Discレコーダーにワイヤレスユニットを接続しておけば録画番組も見ることができる

LSPX-P1の場合、再生したいコンテンツの選択や画面の明るさ・傾き調整、台形補正などの詳細設定はiOS/Android対応のスマホアプリ「ポータブル超短焦点プロジェクターアプリケーション」から簡単に行える。

プロジェクターにBlu-ray Discレコーダーのリモコンを向けてボタンを押せば、離れた部屋のレコーダーが操作できる感覚は斬新だ。これは、プロジェクターからワイヤレスユニットにリモコン信号を無線伝送し、レコーダーに取り付けた「AVマウス」から赤外線のリモコン信号を送出することができるため。生放送のチャンネル切り替えや録画番組の選択などもサクサクとできて快適だった。

LSPX-P1 LSPX-P1は専用アプリ「ポータブル超短焦点プロジェクターアプリケーション」で各種操作を行う
LSPX-P1 LSPX-P1に付属する「AVマウス」。レコーダーの受光部近くに設置しておけば、ほかの部屋でもレコーダーのリモコンで再生する番組を選ぶなどの操作ができる

ワイヤレスユニットにはHDMI入力と出力の両方が搭載されている。ユニットに電源を入れて、リビングのテレビとの間に設置すれば毎度ケーブルをつなぎ替える手間は不要。テレビとプロジェクターによるシアター環境を便利に使い分けられる。

LSPX-P1 LSPX-P1のワイヤレスユニットにはHDMIの入力と出力を1系統ずつ装備
LSPX-P1 ワイヤレスユニットはBlu-ray Discレコーダーとテレビの間に挟むように設置すればいい(HDMIケーブルは別売)

HDMIにネットワークも使えるスマートプロジェクター

続いてXperia Touchでテレビを視聴してみよう。
Xperia Touchは背面にMicro HDMI(Type D)端子を備えているので、別売のケーブルを購入してテレビチューナーを搭載する機器に直結する方法がいちばんシンプルだ。でも、せっかくさまざまなアプリが使えるスマートプロジェクターなので、筆者が自宅で使っているソニーのBlu-ray Discレコーダー「BDZ-ET1100」の「外からどこでも視聴」機能も活用してみよう。

Xperia Touch Xperia Touchは背面にMicro HDMI(Type D)端子を装備。PCやゲーム機との組み合わせにも便利だ

“外からどこでも視聴”とは、Blu-ray Discレコーダーのチューナーが受信しているテレビ番組のライブ放送や録画番組を、家の中あるいは外出先など、ネットワークを介してさまざまな場所でリモート視聴するための機能だ。はじめに再生アプリとして使う「Video&TV SideView」をXperia Touchにインストールする。Google Playストアでアプリを検索して、インストールする手順はまさしくAndroidスマホやタブレットと同じもの。Blu-ray Discレコーダーのホームサーバ設定を済ませてから、アプリを起動してソース機器としてBlu-ray Discレコーダーを登録する。設定完了後はアプリの画面を開いて、見たいコンテンツを選択するだけ。

Xperia Touch Xperia Touchで「Video&TV SideView」の電子番組表を表示したところ

Xperia Touchで大きな画面を表示するためには、プロジェクター本体をスクリーンになる壁面から離して置く必要がある。家族一堂がリビングに集まってドラマやアニメを見るなら、壁からだいたい25cm離せば80インチのスクリーンサイズになる(この仕様はLSPX-P1もほぼ同等)。ただし本機の場合、プロジェクターを投写面から離すとタッチコントロール機能が使えなくなってしまう。そんな時は、Bluetooth接続ができるリモコンを用意すると、プロジェクターの置き方にかかわらずアプリやメニューの選択が不自由なくできるようになるのでオススメだ。

実はXperia Touchには声で本体を動かせるボイスコントロール機能も内蔵されている。「ハイ、エクスペリア」というキーワードでボイスコントロールが起動するので、続けて話しかければ現在の時間や天気、カレンダーのスケジュールを確認したり、ニュースアプリに配信されたニュースの読み上げ機能なども使える。

特定のアプリを声で起動することもできる。例えばテレビ視聴に使う「Video&TV SideView」は名前が長くて発音も複雑なので、アプリの設定から「テレビ」、または「ビデオ」というキーワードに縮めて登録しておけば、「テレビを起動して」とプロジェクターに話しかけるだけでアプリが立ち上がる。さらに将来はBluetoothリモコンの代わりにハンドジェスチャーでも画面の操作ができるように、ソニーではいま追加機能の開発も進めているというから楽しみだ。

Xperia Touch Bluetoothリモコンがあれば操作は快適
Xperia Touch 今回は手持ちのエレコム製Bluetoothリモコンで試した

インターネット動画再生もこんなに簡単

テレビの番組表にないオリジナルコンテンツが見られたり、レンタルショップに足を運ばなくてもお気に入りのアニメやドラマをまとめてチェックできることから、定額制動画配信(VOD)サービスを活用している人も多いことだろう。次にこの2機種で手軽にVODサービスのコンテンツを楽しむ方法を紹介しよう。

LSPX-P1の場合、Amazonの「Fire TV Stick」やGoogleの「Chromecast」などHDMIスティックタイプのデバイスを用意するのが最も簡単な方法だ。ワイヤレスユニットの背面にあるHDMI入力端子にデバイスを装着するだけ。今回は普段使っているFire TV Stickをつないで試してみたが、専用リモコンによる音声検索も違和感なく快適に使うことができた。

LSPX-P1 VOD対応のHDMIスティック端末(Fire TV Stick)を使用すると簡単

普段、Fire TV Stickは仕事部屋に置いてあるHDMI搭載のPCモニターで息抜きがわりに映画を見るために使ったりしているのだが、VODサービスのアプリとログイン情報、おすすめコンテンツの表示履歴などはFire TV Stickに保存されているので、LSPX-P1につなぎ替えてもすぐにお気に入りのコンテンツにアクセスできるのがうれしい。LSPX-P1を寝室におけばホームシアターに早変わり。寝る前にも連続ドラマの気になる続きがチェックできてしまう。

LSPX-P1 明かりを落とせばシアター気分。画面は「アメイジング・スパイダーマン」
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Xperia TouchでVODコンテンツを楽しむ方法についてはもう詳しく説明するまでもないだろう。なにしろAndroid OSを搭載しているタブレットのようなプロジェクターなので、下準備としては視聴したいVODサービスのアプリをインストールしてログインするだけでいい。海外のニュース動画配信アプリなども含めて、Android OSで利用できる動画アプリなら幅広く見られるのがXperia Touchのいいところだ。

リビングの大きなテーブルに子どもたちの大好きなアニメ作品を上映しても盛り上がりそう。投写された映像にタッチしながら操作する時のレスポンスはタブレットに比べてほとんど変わらないほどきびきびとして心地よかった。もし壁面から離して大画面で上映するなら、ここでもまたBluetoothリモコンを用意すれば鬼に金棒だ。

LSPX-P1 Xperia Touchならアプリをインストールするだけで各種VODサービスに対応

Xperia Touchの場合、LDACにも対応しBluetoothオーディオ機器にワイヤレス接続ができるメリットも生かしたい。例えばソニーの「HT-MT500」は、スリムなサウンドバーとワイヤレスサブウーファーによるシンプルなシアターシステム。NFCによるワンタッチペアリングでXperia Touchにつなげば、テレビやVODの再生に迫力たっぷりのサウンドを加えて楽しめる。ぜひチャレンジしていただきたい。

LSPX-P1 ソニーの「HT-MT500」はバーチャルサラウンド(S-Force PROフロントサラウンド)や、ソファ下にサブウーファーを置いて低音を楽しめる「ソファモード」というユニークな機能も搭載。Bluetooth接続はLDACにも対応している

家族で楽しめる大画面フォトビューワー

家族で楽しめる大画面フォトビューワー機能の使い方

もしプロジェクターを持っていたら、家族と一緒に撮った写真を大きな画面で上映して楽しみたいという気持ちが自然とわいてくるだろう。一般的なプロジェクターの場合、映像入力端子にノートPCなどをつないでフォトビュワーアプリなどで見る方法が主流だったかもしれないが、この2機種ならもっとスマートな楽しみ方ができる。

LSPX-P1の場合、プロジェクターとペアリングしたスマートフォンが活躍する。本機専用のアプリ(Android/iOS対応)を起動し、トップ画面に表示されるメニューから「写真を投写」を選ぶと、スマホに保存されているアルバムからプロジェクターで映したい写真を1枚ずつ選択できるようになる。1台のプロジェクターに対して複数台のスマホをペアリングできるため、家族それぞれがスマホやタブレットに保存してある写真を順番に再生するといった使い方にも対応する。みんなで出かけた旅行の写真を共有しながら、思い出を振り返るひとときがいっそう盛り上がること請け合いだ。

LSPX-P1 LSPX-P1の場合、専用のスマホアプリ上で写真を選ぶだけで簡単に写真を投写できる

Xperia TouchとAndroidスマホを組み合わせる場合は、ミラーリング機能を使う方法が最もシンプル。プロジェクターの設定画面から機器接続を選択すると「スクリーンミラーリング」が表示され、プロジェクターが接続待機の状態になる。あとはミラーリング機能を搭載するスマホ側で送信操作を行えば、スマホの画面がそのままスクリーンに表示されるので、みんなでシェアしたい写真や動画を選べばいい。

iPhoneの場合、例えばグーグルの「フォト」アプリなどクラウドサービスを経由して写真をXperia Touchから大画面に映すこともできた。フォトアプリなら、例えば一眼レフで撮影した高画質な写真や動画をアップしておいたり、友人とシェアした写真などにも手軽にアクセスできるので、これもまた便利な使い方になると思う。

LSPX-P1 Xperia TouchとAndroidスマホならミラーリング機能がおすすめ。スマホの画面をそのまま表示できる

まだまだあるぞ! それぞれの個性的な機能を活用

LSPX-P1は最先端のエレクトロニクス機器として、その存在をむやみに主張するのではなく、むしろ生活空間に自然と馴染ませる(目立たなくさせる)ことによって真価を発揮するプロジェクターだ。ホワイトを基調として、見た目にボタンや入出力端子などの突起物を省いたナチュラルデザインは、“Life Space UX”シリーズの商品が共有するコンセプトでもある。

生活空間に自然と溶け込めるプロジェクターという個性が最も鮮明に現れている機能が、専用アプリのメニューに並ぶ「ポスター」だ。光で映像を描くことができるプロジェクターならではの特長を生かし、壁面の空きスペースだけでなく、壁と天井をまたいで斜めに映像をレイアウトしてみたり、“わが家の部屋”というキャンパスに自由なアイデアで映像をデコレーションできる感覚が新鮮。ポスター機能にはBGM付の写真スライドショーや、時計のように実用的な映像を表示するメニューも含まれている。

LSPX-P1 LSPX-P1の時計表示で部屋がおしゃれ空間に変身。別売のスタンドを設置すれば棚のない場所でもプロジェクターを手軽に設置できる

また最近行われた機能アップデートにより、InstagramやFacebookなどのアプリを使って投稿した写真から「ポスター」を作ることもできるようになった。オーディオビジュアル機器そのもののだけでなく、コンテンツも生活空間になじませながら部屋を彩る、またはひと味違ったリラックスタイムを過ごす。LSPX-P1のユーザーだけが味わえる醍醐味(だいごみ)といえるかもしれない。

ちなみにLSPX-P1のポスター機能は、BLE(Bluetooth Low Energy)というBluetoothの省電力通信技術による自動再生をサポートしている。登録したユーザーがスマホを持ってプロジェクターに近づくとスタンバイ状態から自動で画面をオンに、反対に遠ざかると自動でスタンバイモードに切り替えてくれるので、消費電力を抑えながら時計や写真の表示が楽しめる。

LSPX-P1 この窓、実は映像

同様にXperia Touchの方には、本体に内蔵している人感センサーがユーザーの動きを検知して、スタンバイモードのオン、オフを自動で切り替えてくれる機能がある。スマホを持っていない小さな子どもが近づいたとき、自動的に画面をオンにして「Board」(ボード)ウィジェットにお母さんが手書きで書いた伝言メッセージを読んでもらうといった具合に、家族のために役立つ使い方も見つかりそうだ。

またXperia Touchは、10点マルチタッチセンサーによってスマホやタブレットと同じ感覚で操作できるインタフェースがとにかく斬新だ。人気のスマホゲームも大きな画面に映して遊べば思わずのめり込んでしまうだろう。

さらにソニーのモバイルデバイスが冠してきた「Xperia」の名前を受け継いでいるだけのことはあって、コミュニケーションデバイスとしての強い個性を持ち合わせている。本体にはカメラとマイクも内蔵しているので、Skypeなどのビデオ通話に対応するメッセージアプリをインストールすれば、遠方に住む家族や友人の姿を大きな画面に映しながらプロジェクターでのビデオ通話にも花が咲く。ファミリーのコミュニケーションも、より円滑になること間違いなし。エンターテインメント機器としてのプロジェクター、スマホやタブレットと同じコミュニケーションツールのどちら側から見ても型破りな新しいコミュニケーションを創造するデバイスが現れたものだ。

LSPX-P1
LSPX-P1 対戦アクションゲームも盛り上がる。画面はHalfbrick Studiosの「Fruit Ninja」

ポータブル短焦点プロジェクターが1台あれば、家中どこでもかんたんに大画面が映せるし、高価なコンポーネントをそろえなくてもHDMIスティック端末やアプリを組み合わせるだけで、誰でも手軽にホームシアターを楽しめることがお分かりいただけただろうか。あえて2機種に適したユーザー層を挙げるなら、にぎやかなファミリーで楽しみながら使いたい方にはXperia Touch、スマートデバイスを使い慣れたカップルや一人暮らしの方でおしゃれなお部屋での体験を楽しみたいならLSPX-P1がおすすめ。きっと誰にでも驚きの体験が訪れるはずだ。

LSPX-P1 Living Motif
LSPX-P1 THE STRIPE CAFE by TORABAN
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