R・G・Bの各色に「4K“SXRD”」デバイスを使うことで、豊かな色再現性と2,500:1の高コントラストを実現しています。また電気回路、光学エンジン、レンズも、「4K“SXRD”」デバイスの能力を最大限に引き出すよう専用に開発することで、プロジェクター全体で4Kクオリティーを発揮しています。
1kWのキセノンランプ(別売)を2灯使用。これにより5,500ルーメンの高輝度を実現。画面のすみずみまで明るく均一に投影できます。
キセノンランプ2灯のうち、固定で1灯のみを選択するモードと、自動で使用時間の短い方を使うモードを選択することができます。2灯ランプシステムは、万が一投影中に1灯のランプが切れても、残りの1灯で投影を継続できるので安定したシステム運用にも有利です。
投影用のキセノンランプは、幅広くフラットなスペクトラムで発光するため色域が広く、幅広い色再現性による鮮やかで深みのある映像投影が可能です。
1画面/2画面/4画面の投影パターンが選べます。4画面投影の場合でも、各画面はフルHDクオリティーで投影できます。また、1画面モードでは内蔵のアップコンバーターにより4K映像として投影することができます。
送出側のさまざまな信号規格に対応するため、5種類のオプションボードを用意しています。コンポーネント信号とアナログRGB信号に対応するLKRI-001。4:2:2 HD-SDI信号に対応するLKRI-002。HDCAM-SRなどのRGB 4:4:4出力に対応するLKRI-003。DVI規格に対応するLKRI-004。そして、LKRI-005はHDCP(High-bandwidth Digital Content Protection)に対応したDVIボード。このLKRI-005は標準で1枚装着されており、1024×768p(XGA)から2048×1080pまでの幅広い信号(プログレッシブのみ)に対応しています。
オプションのプロジェクションレンズは、投射距離に応じて選べます。レンズシフト機能(*)により、さまざまな設置条件に対応可能。ズーム/フォーカスメモリー機能付きのオプションレンズを取り付けると、スクリーンサイズに合わせてズーム位置を調整し、投影サイズをメモリーできます。
プロジェクターと「SRX Controller」をインストールしたコンピューターを接続すれば、コンピューターから入力信号の選択や設定、画質の調整、ランプ出力の調整、設置設定の変更などが行えます。さらに、ネットワークを利用すれば、複数のプロジェクターを1台のコンピューターで操作することが可能になります。
プロジェクター本体は、上下90度まで傾斜させた設置にも対応できます。バックスペースの奥行きを狭くしたいリア投影など、多様な設置方式にフレキシブルに対応することができます。