新たに開発した有効3840×2160画素 4K ExmorR CMOSイメージセンサーを3板式で搭載することにより、感度F12(*)の高感度を実現しました。1/2インチサイズによる番組や取材、イベント収録用途に適した適度な被写界深度、3板式ならではの高い色分解性能を実現しています。
* 4K時:High Sensitivityモード、HD時:Normalモード
※ 4K:3840×2160
ズーム比17倍、焦点距離30.3-515mm(35mm換算)の「フルマニュアルレンズ」を採用しています。一般的なハンディカムコーダーのレンズがレンズリングの操作に対して実際のズームやフォーカス動作が遅れたり、レンズリングがエンドレスに回転することが多いのに対して、ショルダーカムコーダー用レンズと同じように、リング操作に対して実際の動作の遅れが無く、各リングが回転範囲の終わりで止まるため回転角による直観的な操作が可能です。フォーカスリングは、前後にスライドし、オートフォーカスと、フルマニュアルフォーカスを切り換えることができます。また4KからのHD切り出しによる解像度低下の無い2倍デジタルエクステンダー機能を搭載しています(HDモード時のみ)。
番組、取材、イベント等で被写体となることの多い「顔」にしっかりとフォーカスを合せる顔検出AFを搭載しています。
・顔優先AF
人物を検出した際、人の顔に優先的にフォーカスします。検出されない場合、通常のAFモードになります。
・顔限定AF
人物を検出した際、人の顔にフォーカスします。検出されない場合、一時的にマニュアルフォーカスモードになり意図せず他の物体にフォーカスすることを防ぎます。
・顔登録機能
カーソルとボタンで選択した顔を登録できます(*1)。登録した顔にフォーカスを合せる(*2)ため、インタビューなど取材対象者とレポーターが同一画面上にいる場合も取材対象者にフォーカスを合せることができます。
さらにプッシュ・マニュアルフォーカス機能も装備。ボタンを押している間フォーカスを固定し意図しないAF動作を防ぎます。その間、マニュアルフォーカスを行うこともできます。
*1 登録可能な顔は一つです。既に登録されている場合は上書きされます
*2 【顔優先AF時】登録した顔が検出されない場合、通常の顔優先AFで動作。 【顔限定AF時】登録した顔が検出されない間はマニュアルフォーカスモード
※ 撮影環境や被写体の状況により意図したAF動作や顔登録・認識ができない場合があります
NDスイッチによる段階的な濃度変更に加え、ロータリーエンコーダーの操作により1/4-1/128NDまでシームレスに濃度変更が可能です。明るさが変化する撮影シーンにおけるショックの無いスムーズなND値変更や、小絞りボケによる解像度低下の回避、最適な被写界深度での撮影など、様々なメリットがあります。また適正露出になるようカメラ側で自動的に濃度調整を行うオートND機能も装備しています。
S-Log3およびHLG(Hyblid Log Gamma)を搭載し、BT.2020色域にも対応。高品質なHDR制作やインスタントHDRワークフローに対応します。
グレーディングなど高度な画づくりにも対応するXAVC Intra(4K/HD 4:2:2 10bit)と、十分な画質を維持しつつ、長時間収録にも対応するXAVC Long(4K 4:2:0 8bit / HD 4:2:2 10bit)を搭載。さらに広く普及しているMPEG HD422、MPEG HD420、DVCAMまで幅広い記録フォーマットを搭載。用途やワークフローに応じて最適なフォーマットを選択することができます。
SxSスロットでのメイン記録と同時にSDカードスロットに装着したSDカードにも映像を記録することができます。1920×1080 9Mbps-480×270 0.5Mbps までの数種類から画質を選択できます。
一枚のメモリーカードに4K XAVCとMPEG HD422を同時に記録する4K+HD同時記録機能を搭載。4Kファイルをマスターに、HDファイルをオフラインに使用するなどワークフローの効率化に貢献します。また本機能は 60P、30P、24P全てのフレームレートで使用することができます。
2つのメモリーカードスロットを装備し、2枚のメモリーカードの同時REC ON/OFFと個別REC ON/OFFが可能です。また一方のメモリーカードが一杯になると、自動的にもう一方のメモリーカードに切り替わるリレー記録に対応しており長時間収録が可能です。
※ 2スロット同時記録はHD記録のみとなります
※ 個別REC ON/OFF機能はハンドルRECボタンとグリップRECボタンにより各々のREC操作を行います
SxS PRO+は読み出し速度3.5Gbpsを実現し、128GBカード1枚分の動画ファイルを約5分半の短時間でSSDに転送することが可能(*2)でワークフローの効率化に貢献。高耐久性とサルベージ機能により高い信頼性も確保しています。また別売カードアダプターを使用することにより、SDカード、XQDカードによる収録もでき、用途や予算に合わせてメディアを選択することができます。
*1 使用メディアにより収録可能なフォーマットは異なります
*2 弊社測定値。SBP-128Eに記録した約120GBのファイルをSxSリーダーライター SBAC-US30を使用しPC経由でソニー製SSD・PSZ-SA48に転送した場合
常時映像を内蔵メモリに蓄積することでRECボタンを押す4-28秒前(*)までさかのぼって収録できます。例えば、「出待ち」の際に出てきてからRECボタンを押したとしても、出る前からの映像を収録することができ、取材やネイチャー映像などでメディアの消費を抑えながら決定的な瞬間を撮影することができます。
* 収録フォーマットにより時間が異なります
従来のコールドシューと互換のある形状で、電子接点を搭載したMIシューをハンドル前後に2つ搭載。LEDライト HVL-LBPC の点灯制御や、ワイヤレスマイクロホンパッケージ UWP-D21(*)/UWP-D22(*)からのケーブルレスでの音声信号入力など、MIシュー対応アクセサリーとの組み合わせにより利便性が大きく向上します。
* 別売のMIシューアダプター SMAD-P5が必要です。バッテリーパック BP-U30使用時の電源供給には対応しておりません
※ オーディオアクセサリーを2つ装着することはできません
Wi-FiモジュールやEthernet端子を装備し、ネットワークを使った様々な機能を搭載しています。
・Content Browser Mobile(*1)によるリモートコントロール、モニタリング
・ストリーミング
・デュアルリンクLTEによるQoSストリーミング(*2)
・ファイル転送 など
*1 Content Browser Mobileは、Google PlayストアやApp Storeからダウンロードできます
*2 ファームアップ(2018年12月リリース予定)にて対応予定。また別売のネットワークRXステーション PWS-110RX1が必要となります。バッテリーパック BP-U30使用時はLTEドングルは使用できません
重心バランスの改善、グリップ形状の最適化、液晶モニター位置の前方移動による視認性向上、レンズ操作のためのワークスペース拡大、アサインボタンの追加、左手によるズームレバー操作性の改善、堅牢性の向上、ケーブルクランプの追加など、市場からの要望に基づいた細かな改良を積み重ね、さらなる操作感の向上を目指しました。
・12G-SDI
・ターボゲイン +42dB
・ハイクオリティー拡大フォーカス
・ショックレスゲイン
・スロー&クイックモーション(最大60fps)
・ダイレクトメニュー
・クリップコンティニュアスレック
・GPS
・コンパクトライブスイッチャー MCX-500とのタリー連携
※ 本ページに記載の情報は現時点の予定です。発売時には変更される可能性があります
※ 4K記録でのスローモーション撮影時に4K出力映像(SDI/HDMI)が乱れる場合があります。(記録映像には影響ありません)