小型・軽量だからR/Cカーにも取り付けられる!スピード感あふれる、迫力の走りの撮影が思いのままに。
1.コンパクトなサイズ
2.充実したアクセサリー
3.スマートフォン&タブレットとの併用
の3つが特に印象に残りました。
1.コンパクトなサイズ
アクセサリーを含めて約200gの重量増加になりますので、撮影前は「R/Cカーの走行特性に影響を及ぼすのではないか?」と心配していましたが、実際にR/Cカーにアクションカムを搭載して走行を行ったところ操縦性が悪くなるなどの影響はほとんど感じられませんでした。これなら、一般のR/Cカーユーザーにも自信をもってお薦めできますね。
2.充実したアクセサリー類
本来は防水を目的としたウォータープルーフケースですが、このケースにアクションカムを収納して撮影することで走行中に万一転倒したり、クラッシュしてもカメラにまったく傷がつかないというのはうれしいかぎりです。また、接着マウントの粘着力も十二分で、今回の撮影でも実は数回転倒してしまいましたが、いっさい剥がれることはありませんでした。
3.スマートフォン&タブレットとの併用
スマートフォンやタブレットを持っていれば、いったん取り付けたアクションカムをR/Cカーから取り出したり取り外したりする必要がなく、その場でアングルを調整できたり、撮影した映像を確認できたりと遠隔で操作できるのは大きな魅力でした。
R/Cカーの走行状況がきめ細かい映像でカッコよく撮影できていたことにびっくりした……というのが本音です。さらに、今回の撮影では走行時に比較的振動が出やすい、厚さ1mmにも満たないポリカーボネート製R/Cカーボディのルーフにアクションカムを取り付けましたが、撮影した映像を見るかぎり、“ブレ”がほとんどなかったことはさらに驚きでした。
また、今回、2倍のスローモーション撮影と4倍のスーパースローモーション撮影をドリフト走行で行いましたが、現在、R/Cドリフトの走行でカッコいいとされている“カウンターステア”、いわゆる逆ハンドルの状態もはっきりと映像で確認することができましたので、映像を見ながら『走りの検証』も十分可能ではないかと感じました。
今回は2台で走行を行ったのですが、最初に画角を170度に設定してテスト撮影したところ、もう1台のマシンの映り込みが小さくなってしまい迫力が薄れてしまったので、大半を画角の狭い120度に設定して撮影を行いました。その結果、2台のR/Cカーによる接近バトルの迫力を十分に出すことができ、かつ120度の設定でも画角が十分に広いことから操縦者自身やコース状況などもしっかりとフレームに入っていて、サーキット走行の臨場感を伝えられる映像が撮影できたのではないかと思っています。
操作自体は非常に簡単!誰にでも扱うことができると思いました。本体の大きさや重量に関しても、先述のとおり『コンパクト』のひと言に尽きます。
ブレに関しては先述のとおりで、あまりの少なさに驚きました。スタミナという点においても、R/Cカーユーザーにとって約3時間という撮影時間はまったく問題ないレベルだと思います。なぜなら、ケース・バイ・ケースではありますが、現在、電動R/Cカーの動力源となっているリチウム系バッテリーの充電サイクルはアクションカムよりもはるかに短い『20〜30分で1回』ですからね(笑)。
アングルの調整やWi-Fi機能を活用した遠隔操作はとにかく便利!個人的にはFacebookを活用していますので、撮影した映像を簡単にアップロードできるのも大きな魅力ですね。
定点固定によるレースの記録撮影だったり、組み立て&セッティング作業の記録撮影だったり、今回の撮影でも行いましたが、ヘッドバンドマウントにカメラを固定しての撮影など、R/Cカーの分野においては車載撮影だけでなく、いろいろな用途に使えるのではないのでしょうか。個人的にはR/C飛行機やR/Cヘリコプターなどにアクションカムを搭載しての“空撮映像”を見てみたいですね。