高画質なプログレッシブ映像を実現する、新開発DMAIPC(Dual Motion Adaptive IP Convertor)。通常、DVDやテレビ放送には、ビデオカメラで撮影されたものと、映画などフィルムで撮影されたものがあります。映像がビデオ素材(480i)の場合、DMAIPCは時間方向(フィールド間、フレーム間の両方)と空間方向の双方から動きを検出。さらに、画素単位だけでなく面単位でも動き検出を行い、その結果を反映させた補間処理により、動いている部分も解像度を向上させます。一方、映像がフィルム素材(480i)の場合、映像に記録されているフィルムのコマ情報(フラグ)による制御と、フラグ欠落時の自動検出による制御を行い、フィルムの1コマ1コマを高精度に再現します。このように、DMAIPCは、DVD、BSデジタル放送(480i)、外部入力(アナログ)など、様々な映像の素材(ビデオ/フィルム)に応じて最適なプログレッシブ変換をその都度行っています。
SR/LRモードで記録するときには、VBR(Variable Bit Rate)エンコードを行っています。この方式は、シーンに合わせてデータ量(ビットレート)を自動的に調整し、効率よく記録する方法です。映像の動きが激しい場面ではデータ量を高く設定し、動きが少ない場面ではセーブします。つねに一定量を使用するCBR(Constant
Bit Rate)方式に比べ、ムダが少なく、全般にわたる高画質が得られます。