Z9Hシリーズに搭載した高画質プロセッサー「X1 Ultimate」は、8Kという膨大な映像の分析と処理をリアルタイムで行うことを目指して開発されました。ソニーが長年積み上げた高画質化のノウハウをさまざまなアルゴリズムとして、このプロセッサーに凝縮。いつも見る放送からネット動画や8K放送まで、あらゆる映像を8Kの超高精細な映像美で描き出し、リビングをかつてない感動で満たします。
映像の中で、それぞれの被写体に応じて、最適に高精細化する超解像処理を実現。従来の超解像処理では失われてしまうような質感も、現実に近い質感を再現します。
ソニーのノイズ低減技術のノウハウを凝縮したデータベースを新たに搭載。「8K X-Reality PRO(8K エックス リアリティー プロ)」の持つ超解像処理用のデータベースに加え、ノイズ低減のデータベースを持つことで、より高精細かつノイズの少ない映像を実現します。
映像の中で、それぞれの被写体に応じてコントラストを向上させるオブジェクト型の映像処理を実現。さまざまな映像をHDR相当のコントラストにまでアップコンバートすることができ、白飛びや黒つぶれの少ない、明るい空の色合い、浮かぶ雲の立体感、花びらの質感など、まるで目の前にあるかのような表現を可能にしました。
ソニー独自の階調変換機能で地上放送やブルーレイディスクなどの8bit映像や、HDR信号などの10bit映像を14bit相当の階調表現にして出力。刻々と変化する夕焼けの赤や紫など、微妙な色合いもリアルに再現します。
従来の直下型LED部分駆動は、複数個のLEDをブロック単位で駆動させていたため、より細かい範囲でのコントロールができませんでした。新開発の「バックライト マスタードライブ」搭載の「直下型LED部分駆動」では、パネル背面に高密度に敷き詰めたLEDモジュールすべてを1つ1つ独立して駆動させ、細かい範囲での明暗を表現することで、高コントラスト、高輝度を実現します。これにより、鮮烈な輝きと引き締まった深い黒を緻密に表現します。
一般的に8Kパネルは、光の透過率の低さから、明るさを出すことが課題となります。「8K X-tended Dynamic Range PRO」は、ソニー独自のアルゴリズムに基づき画面全体の光のバランスを精密に調整。暗い部分の電流を明るい部分に集中させ、これまで表現できなかったつややかな輝きを実現します。
地上放送やネット動画など、あらゆるコンテンツを8K解像度の高精細な映像に作りかえる「8K X-Reality PRO」を搭載。フルハイビジョンや4Kの映像をシーンごとに専用の8Kデータベースを参照し高精細化処理を行い、細部の正確な質感まで高品質な8K映像で描き出します。
従来のテレビでは、ぼやけて見えてしまう動きの速い映像に対して、フレームごとに黒画を挿入(LEDバックライトの発光制御など)し、画面の明るさが暗くなりつつも残像感を低減させていました。ソニーの「X-Motion Clarity(エックス モーション クラリティー)」は、LEDバックライトの発光をエリアごとに高精度な制御を行い、発光時間を最適化することで画面の明るさを保ったまま残像感を低減。動きの速いシーンでもくっきりとしたリアリティーのある映像表現を可能にします。
テレビの映像は静止画の連続。つまりパラパラ漫画と同じ原理で枚数が多いほど映像がなめらかに見えます。「倍速」は、1 秒間60コマの映像のコマとコマの間に1コマの新規映像を生成して120コマにする技術。これにより、残像感が低減され動きの速い映像が見やすくなります。
「X-Wide Angle(エックス ワイド アングル)」はLEDバックライトの光を制御するために開発されたソニー独自の光学設計により、広視野角を実現。斜めから見た場合でも正面視聴時と同等の高コントラストな美しい映像表現が可能になります。
人の目に映る色は、たとえば赤といっても、バラ、紅葉、トマト、ワインなど、さまざまな赤の色合いがあります。この微妙な色彩の違いを表現するために「トリルミナスディスプレイ」を採用。色再現領域を拡大することで幅広い色の表現を可能にしました。これにより、今まで表現しきれなかった繊細な色のニュアンスや、人肌のみずみずしい質感までも描き出します。
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