「ultrafine LED」と呼ぶ微細なLEDの光源サイズは、面積にして0.003mm2(平方ミリメートル)で人間の髪の毛の断面よりも小さく、従来の表面実装型のSMD(Surface Mount Device)パッケージに比べ、およそ1/100のサイズまで抑えられました。
極めて微細なLED素子とその集積化によって1,000,000:1以上の高コントラスト比を実現しました。LED素子が1画素に占める割合はわずか1%未満で、残りの99%以上を黒いエリアが占めることで、画素単位で点灯・消灯を制御できる自発光制御とも相まって、漆黒を再現するその映像からは、非常に奥行き感のあるリアリティーを堪能することができます。
独自の画素駆動回路により、高速動画応答性能に優れており、最大120fpsのフレームレートで映像表示が可能です。 これにより、速い動きも非常になめらかに表現できます。sRGB比140%の色域、10bitの階調表現、120fpsによる芳醇で先鋭な映像と相まって、大型オブジェクトを実寸大かつリアルに再現できます。さらに、高コントラスト、高輝度、10bitの階調表現が組み合わさって得られる広いダイナミックレンジは、光の再現から影にいたるまでの陰影を高度に再現可能です。これにより、広大なキャンバスにまるで画を描くように映像を表現できるだけでなく、豊かな色調やなめらかな動画像の再現など、既存のディスプレイでは表現しきれない映像体験を可能にします。
RGB10bitパネルドライバーと黒の再現性により、RGB各色を1,024階調で正確に表現することができ、映像のグラデーションをなめらかに再現可能です。
通常のLEDは、指向性が高く前方に光を出す特性があるため、斜めから見る際にはどうしても影ができてしまいます。Crystal LEDディスプレイシステムでは、RGBの光がそれぞれ四方八方に均一に放出されるよう工夫しており、どの角度でも画が破綻しません。また一般のLEDでも起こりやすい「カラーシフト」と言われる変色も起こらない「視野角ほぼ180度」を実現しました。上下・左右どの位置から見ても映像を鮮明に見ることができます。
ディスプレイユニットを組み上げて大画面を構築するため、画面の大きさや縦横比率は、使用用途や設置場所にあわせて最適な大きさの画面を構築可能で、ディスプレイユニット間の継ぎ目が見えないシームレスな映像表示が可能です。微細なLED素子を高精度で管理する製造技術により、ディスプレイユニットをまたいでも1.26mmの画素ピッチを保てるようにしており、コーナーに高精度センサーを配備した特殊治具を開発し、X、Y、Z軸でミクロンレベルの高精度位置合わせを可能とすることで、ユニフォミティーをはじめとするディスプレイユニット同士の映像レベル補正の制御精度を高めました。
本商品は、単品販売ではなく、システムインテグレーションが必須の商品です。