SPECIAL INTERVIEW プロも唸るDSC-RX100の魅力

心ひかれたものを思うままに。自分を表現できるポテンシャルのあるカメラ

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今回の旅では、どんなスタイルで撮影をしたのですか?

こんなふうにポケットに入れてかなりラフに扱っていました(笑)。いつもは機材だけで20kgもある荷物を背負うので新鮮な体験でした。

今回、自分の興味もあって基本的にほぼすべての機能を試してみましたが、私に合っていたのはコントロールリングでズーミングをして、露出をマニュアルで決めるスタイルでした。リングでのズームは無段階ですが、きちっと指定した場所で止まるのでフレーミングもしやすかったし、AFも速い。液晶もビックリするほど見やすかったですね。

小さいながらも持った時のほどよい重さと質感も気に入っています。とにかく撮っていて気持ちがいいんですよ。他のコンパクトカメラと比べるのは申し訳ないけれど、雲泥の差でした。

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最後にこのカメラと旅をしてみて、感じたことを教えてください。

心ひかれたものをパッと撮るだけで、いい写真が撮れる点は素晴らしい。でも、それだけで終わるカメラではないと思いました。自分の発想やイメージを1枚の作品写真として仕上げられる――つまり自分を表現したり、自分の世界を写真に込める、そういう欲求に応えられる懐の深さがあるカメラです。しかも、それを上級者はもちろん、初心者でも扱える操作性の良さもあります。

ぜひ、普段の目線を変えて、いろんな角度から写真を撮ることを愉しんでほしいと思います。使いこむほどに、その良さがわかってくるはずですよ。

風景写真家 福田健太郎

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