商品情報・ストア Feature 言葉を紡ぐ人のaudio style 中村 航/作家が語る音質とWH-1000XM4
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このヘッドホンで、
言葉に込めた “メッセージ”まで届けたい
中村 航/作家が語る音質とWH-1000XM4

2002年のデビュー以降、作家としてさまざまなベストセラー作品を手掛けてきた中村航さん。最近では、作詞にも携わるなど「書く」という行為を通じて、「音楽」と深く向き合う日々を送っている中村さんに、音楽との出会いや、作家として、作詞家として感じる「WH-1000XM4」の魅力を伺いました。

ブルーハーツの世界に
衝撃を受けた高校時代

中村航さんが、ストーリー原案や作詞、小説の執筆までを手掛ける『BanG Dream!(バンドリ!)』(以下、バンドリ!)は、バンドをテーマとしたメディアミックスプロジェクト。スマホゲームやアニメ、コミックのみならず、武道館などでのリアルなコンサートを開催し、若者たちを中心に大きなムーブメントを巻き起こしています。『ぐるぐるまわるすべり台』(文春文庫)という、バンドを題材にした小説がきっかけでプロジェクトに関わるようになったという中村さんも、かつては音楽に魅せられた1人のバンドマンでした。

「1985年ごろ。BOOWYやレベッカが人気になってバンドブームが始まる直前だったかな。高校に入ってすぐバンドを始めたんですよ。入学式でクラスメイトと並んでる時に”バンドやろうぜ”って誘われて。最初は佐野元春さんや浜田省吾さんの曲をコピーしていたんですが、当時一番衝撃を受けたのは……ブルーハーツなんです。『未来は僕らの手の中』を初めて聴いた時に“こんなので良いのか”って思ったんです。“匂い”を感じたんですよね。音楽を聴いてきて、これは初めての体験でした。技術ではなく、言ってしまえばシンプルなことを、堂々と大声で歌ってかっこ良くなるんだ。大人が作ったものではなく、これは自分たちの世代の音楽だなと思えてきて、彼らの曲は邦楽のカテゴリに含まれない存在で、僕のなかでは洋楽、邦楽、そしてブルーハーツという認識でした」

バンド体験、小説家としての経験が
『バンドリ!』『D4DJ』の仕事にいきている

中村さんの創作活動の原点にあるバンド、音楽という要素。これらが、現在の仕事にいきているそうです。

「『バンドリ!』のストーリーって高校生の話なんですけど、結構自分の若いころのエピソードをスライドして使っているんですよ。演奏を覚えていく過程とか、こんな音楽を演奏してみたいという展開などですね。曲の作詞に関しても、バンド時代から作詞をしていたのでスッと入っていくことができました。一方で、作家ならではの発想や感覚も大切にしていきたいと思っていまして。たとえば、DJをテーマにした『D4DJ』というプロジェクト(ストーリー原案のほかに登場ユニットLyrical Lilyの音楽プロデューサーも中村さんが担当)で『男の勲章』をカバーした時も、曲が始まるまえに“ブッチギリですわよ!”というMCを入れたんですが、他のスタッフからは驚かれましたね(笑)。小説を書く時もいつも、もっとかっこ良い言い回しはないかなと考えているのですが、作詞においてもセオリーを壊していくというか、他のミュージシャンにはない新しいアイデアを盛り込んでいきたいですね」

Lyrical Lily
©bushiroad All Rights Reserved.
©BanG Dream!Project
©Craft Egg Inc.
©bushiroad All Rights Reserved.

自宅にいても体感できる
ライブ演奏のダイナミズム

「WH-1000XM4」を初めて体感した中村さんは、その重みと深みを感じる音質に驚いたと言います。圧縮音源でも音質を磨き上げてハイクオリティ※にしてくれる”DSEE Extreme”と、ハイレゾ級の音源をワイヤレスで楽しめる”LDAC”。この2つの機能によって、どんな環境でも高音質なサウンドが楽しめます。また、新型コロナウィルスの影響であまりライブ会場に足を運べないなか、自宅でライブ配信や、DVD・ブルーレイなどのパッケージで音楽や映像を楽しむ方も増えています。中村航さんにも「WH-1000XM4」で、『バンドリ!』のブルーレイのライブ映像を鑑賞いただきました。

※有線接続:「DSEE HX」ON時(最大192kHz/32bitまで拡張)無線(Bluetooth(R))接続:対応ヘッドホンの「DSEE HX」ON時(最大96kHz/24bitまで拡張)

「大迫力で強い臨場感がありますね。このライブは実際に会場でも鑑賞したのですが、当時の想いが蘇ってくるような感じもあります。ライブ会場で聴く音とは違った魅力があるというか、くっきりした音で、現場では聴こえなかった音もミックスされてよく聴こえてきます。ドンとくる低音も、“シャリッ”てくる高音も自然に聴こえます。くっきりかつソフト。迫力あるけど素直な音なんですね。生ライブの迫力も良いけど、細かく音を聴き取れる。ワイヤレスで配線も煩わしくないし、気軽にライブやイベントに行けない今は、高品質なヘッドホンに投資するというのは良い選択かもしれませんね」

ワイヤレスなのに
音楽ゲームもしっかり楽しめた

「僕、モーニングルーティンで必ず『バンドリ!』や『D4DJ』のゲームを何曲かプレイするんですよ。今日も電車での移動中に5曲叩いてきました(笑)。その時にこのヘッドホンを使ってみたのですが、ワイヤレス接続なのに、音ズレを感じないんです。シビアなタイミングが求められる音楽ゲームでも、問題なくプレイできたのは、僕としてはとても嬉しかったですね※」

もちろん有線接続なら、さらに遅延を少なくできるので、野外などで音楽ゲームを楽しみたい方にも「WH-1000XM4」をおすすめしたいと中村さんは言います。

※お使いの接続機器によって遅延幅は変わる可能性があります。

日常での音楽体験を
最高に高めてくれるヘッドホン

音楽に関する仕事に携わる中村さんだからこそ気づいた、「WH-1000XM4」の魅力もあるそうです。

「普段、音楽の仕事ではミュージシャンやレコーディングエンジニアの方と同じヘッドホンを使用しているのですが、これは曲の良いところも良くないところも聴こえるので、ミックスで最終判断をしなければならない時に欠かせません。それに対して『WH-1000XM4』は、日常の中でめちゃくちゃ良い音で聴けるヘッドホンだなと思ったんですよ。使いやすくて、ダイナミックな音で、音楽を聴いて楽しくなってくる。そうですね、ミュージシャンやレコーディングエンジニアだけではなく、他の関係者も交えて聴く時の音に近いというか。大きなモニタースピーカーの音に近いですよね」

どこにいても静謐で、
仕事がはかどるノイズキャンセリング機能

集中力を削ぐ原因となる周囲のさまざまなノイズを強力に打ち消してくれる「WH-1000XM4」の高性能ノイズキャンセリング。目の前のことに没頭できるため、たとえばスマホのような小さい画面で動画を見るというシーンでも、コンテンツの内容にどっぷりとハマれるというメリットもあります。

「ノイズキャンセリングの性能にはちょっと驚きました。地下鉄でもクラシック音楽をくっきりとした音で聴けるだなんて……。駅のホームにいる時は逆に、外音取り込み機能で音楽を視聴しながらアナウンスも聞き取れるので安全でした。個人的には、新幹線で使ってみた時の“静けさ”はすごいと感じましたね。もともと新幹線って非常に仕事がはかどる空間だと思っているんですけど、『WH-1000XM4』を持っていって使いながら仕事をしたら、今までで一番仕事がはかどったんですよ。脇目も振らずに集中できました。実はコンパクトに折りたためるところもお気に入りポイントで、これなら出張などでも手軽に持ち運べますよね」

仕事とプライベートのオンオフを
シームレスに切り替えられる

最近ではコロナの影響で、自宅で仕事をする機会が増えているという中村さん。そんな状況においても、「WH-1000XM4」にはノイズキャンセリングのみならず、活用してみたい機能がたくさんあると、期待を語ります。

「最初、自宅で仕事をしている時につけてみたら、ノイズキャンセリングがすごすぎて宅配便などのチャイムに気がつかなったんです(笑)。でも、ヘッドホンをつけたまま会話ができるスピーク・トゥ・チャット機能、タッチセンサーコントロールパネルに触れている間だけ周囲の音が聴こえるクイックアテンションモードなどを活用すれば、外部の音を適宜聞き取れますし、スマホに電話がかかってきても、そのままハンズフリー通話ができるので、スムーズに仕事ができそうですね。最近は、オンライン通話で打ち合わせをすることも多いのですが、ワイヤレスなので席を外してもそのまま会話を続けられるのは便利です。慣れてくれば、もっと深く使いこなせそうなヘッドホンです」

言葉を届ける仕事をしているからこそ、
使って欲しいと思えるヘッドホン

仕事中に、そしてプライベートの時間にも、中村さんの良い相棒になっている「WH-1000XM4」。自分の関わった作品のファンの方にも使って欲しいそうです。

「『バンドリ!』や『D4DJ』のゲームのファンの方にもおすすめしたいですね。通勤中、電車の中でゲームをやっている方も多いと思うんですけど、『WH-1000XM4』を使って音ゲーをプレイしたら、遅延も少ないので、なかなか豊かな通勤時間になるんじゃないかなって思うんですよ。なにより、楽曲のファンにはぜひ体感してみて欲しいですね。ボーカルの声がとても聴き取りやすいですし。“ここのところ、ぜひ聴いてみて!”という、作詞家としての欲もあります。歌詞の言葉の意味を“メッセージ”として受け取ってもらえたら、本当に嬉しいですね」

PROFILE

作家
中村 航

小説家。2002年『リレキショ』にて第39回文藝賞を受賞しデビュー。続く『夏休み』、『ぐるぐるまわるすべり台』は芥川賞候補となる。ベストセラーとなった『100回泣くこと』ほか、『デビクロくんの恋と魔法』、『トリガール!』等、映像化作品多数。アプリゲームがユーザー数全世界2000万人を突破したメディアミックスプロジェクト『BanG Dream!』のストーリー原案・作詞等幅広く手掛けており、若者への影響力も大きい。

編集:都恋堂 取材・文:武者良太 撮影:西田香織


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