現在、世界的に注目を集める気鋭の現代アーティスト。
ロンドン・ロイヤル・カレッジ・オブ・アート修士課程卒業。2009年には原田セザール実との共同プロジェクト「Open_Sailing」がアルス・エレクトロニカThe Next Idea Awardを受賞。東京都現代美術館、ニューヨーク近代美術館などに出展。
スプツニ子!です。いわゆる現代アートというものに関わっています。もともとはロンドンで数学を学んでいて、その後アートの世界に入りました。アーティスト活動もロンドンで始めていたのですが、2011年からは日本に活動の拠点を移しています。作品はひとつのジャンルに限定しづらいものなのですが(笑)、音楽や映像も自分で作ったりしています。音楽を作るときも音楽を聞くときも、ヘッドホンはよく使っています。音楽はいろいろなジャンルのものを聴きますが、ちょっとノイジーなものが好きだったりします。
このヘッドホンはすごいですね!音楽そのものが聞こえてくる!ノイズ・キャンセリングという言葉の意味が実感できます。
そもそも「ノイズ」って、とても面白い言葉だと思うんですよね。取り除きたい雑音も「ノイズ」だし、整理されていないけれど聞いて気持ちのいい音も「ノイズ」と言うし。このXBA-NC85Dは、雑音としてのノイズがなくなって「音」がきちんと聞こえてきています。すごい。素直に驚かされました。
ここまで外の雑音をシャットアウトしてくれると、音そのものにすごく集中できますね。小さくて持ち運びもしやすいし、移動中も使いやすいと思います。音質もクリアだし、このままモニタにも使えそうなくらい。さすがだなと思いますね。ある意味ではとても日本っぽい、ソニーさんらしいヘッドホンだと思います。
というのは、私自身のイギリスの滞在が長かったからということもあるのかもしれませんが、今の私にとっては、日本の持っているモダンさがとても魅力的に思えるんです。こういうプロダクトも文化も、そして男性も(笑)。高性能でスタイリッシュ、スマートで美しい。
このXBA-NC85Dも、こんなにコンパクトでシンプルなデザインなのに、すごく高性能のノイズ・キャンセリング機能と高音質のヘッドホンとが同居しているわけですよね。そしてこのデザインそのものも、人間工学に基づいて耳につけた時の快適さがきちんと考えられていることがよくわかる。このように細部まで行き届いたモダンさというものは、実はなかなか得がたいものだと思います。
今は、新たな個展に向けての創作活動を行っています。このヘッドホンを使いながら色々と考えてみたいと思います。ノイズをカットした「純粋な音」を聞くことで、もしかしたら、音楽のあり方についても新たに考えられるかもしれませんね。いい影響があるかも?