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商品情報・ストアヘッドホンスペシャルコンテンツ XB 開発者インタビュー

誰も体感したことのないような、本物の重低音がここにある。

普通の音楽を、普通に楽しむ人にこそこのサウンドを体感して欲しい

松尾 エクストラベースシリーズは、一見すると特殊なヘッドホンに見えると思うんです。なかには「どうしてこんな“変な”ヘッドホンをつくったんですか?」なんて聞かれる方もおられるんですけど(笑)。でも、ソニーが技術の粋を集めて、ある意味こういう“変な”ヘッドホンをつくっちゃったところが、すごく重要なんですよ!

小宮山 今までヘッドホンをつくったことがない会社が、ノリでこんなのつくってみましたというのとは訳が違う!

松尾 みんなムチャクチャ本気でやってますからね!(笑)例えば、ドライバーユニットを新規で開発するのはたいへんな労力を伴います。 でも、ソニーとしては、現代の音楽のトレンドを非常に重要なものと捉えているので、将来的にこの低音再生が欠かせない要素になると見越して、ここにしっかりと技術を費やす必要があるということで実現したものなんですね。

小宮山 今の時代は価値が多様化してますから、ヘッドホンにも多様な価値があってもいいと思うんです。ファッションのように、その日の気分や行きたい場所によってヘッドホンを着替えてもいいと思うし、聴きたい音楽に合わせて変えてみるのもいい。もし、その時々の気分で音を選ぶ時代が来るとしたら、まずはソニーが先陣を切って、そういうものをつくらなければならないと思うんですね。ライフスタイルに合わせて物を選ぶ時代に、あるべきヘッドホンの姿というものを。

松尾 そういった意味では、僕自身、このヘッドホンを特殊なものとは思っていないんです。ある世界においては、一つのスタンダードになる可能性があると思っているので、今後確実に残っていく一つの価値観として、最高にいい音がするヘッドホンをつくらなければならないと。

小宮山 例えば、流行のジャンルの音にしても、メジャーなアイドルの音にしても、最近の音楽は思った以上に高度な音づくりをしてる。もちろん、そういった音楽を聴いてる人たちが、音づくりの意図を充分理解していないかもしれませんが、ごく普通の人たちが、そういうのをかっこいい音として、普通に聴いているわけですよ。一見、クラブミュージックとは結びつかないけど、そこにそういう音があって、それを聴いている人がいる以上、やっぱり最適なヘッドホンで聴いて欲しい!

松尾 それに、こういうものが一般に入り込んでくると、今度はつくり手のほうがそこにいろいろ仕込んだりするわけじゃないですか。今でも大物のミュージシャンなどが、有名なアイドルに楽曲を提供する中で、自分のいろんな試みをやったりしていますから。

小宮山 そうなると、おもしろいと思いますよ。ユーザーがこれを持っているという前提で曲をつくったら、音づくりも変わってくるかもしれないですよね。そういった意味では、つくり手の側にも、このヘッドホンをもっと知ってもらいたいと思うし。

松尾 僕らが「こんなの欲しいよね!」って思ったように、元々、僕らが想定してるユーザーなら、自然にこのヘッドホンを買ってくれると思うんです。反対に、ごく普通の人たちがこれを体感したときに、どう思うのかなぁっていうのがすごく興味があるんですよ。

小宮山 このヘッドホンは、わかる人だけがわかればいいと思ってつくったものではないんです。メジャーヒットしてる曲の中に、新しい音がバンバン使われている。それを知らずに聴くのは、ホントにもったいないですよ。だから、今まで聴こえなかった音の楽しさが伝わるよう、一生懸命つくったつもりなんです! 普通にクラブミュージックを聴いている人以上に、そういうのを意識せず、普通の音楽を聴いて楽しんでいる人たちに、ぜひ使って欲しいんですよね!

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