ソニーがもつフロントサラウンド技術、独立駆動アンプ技術、スピーカーユニット技術を結集し、密度の濃い音が波のように広がっていく新しい音場を作り上げました。それが「高密度 Sound Stage」です。
長年培った「S-Force PRO フロントサラウンド」に、新たにソニー独自の「波面制御技術」を採用。複数のスピーカーを直線上に並べた「アレイスピーカー」配置によって、高精度に指向性を制御。それぞれのスピーカーユニットから出る音の波が大きくなるにつれ融合し、さらに大きな音の波となることで、かつてないエネルギッシュな音の密度、豊かな広がりを実現。空間をありのままに再現します。さらに良好な音場効果を得られるエリアも飛躍的に広がり、部屋の広い範囲で心地良いサラウンドを楽しめます。
一般的に、パッケージシアターは、極力少ないアンプで各チャンネルを効率的に駆動させます。一方、ディスクリートアンプとは、1つのスピーカーチャンネルに対し、1つの独立したアンプでスピーカーを駆動させます。それにより、チャンネル間の干渉・音の濁りを抑えピュアーでクリアーな、超高音質を実現します。DSP(Digital Signal Processor)によって、緻密に制御された独立したデジタルアンプで各スピーカーをドライブさせます。CDなどの2ch音源はもとより、BDの5.1ch、7.1chマルチチャンネル高音質音源を再現しつくします。
筐体の薄型化を図るため、フラットで剛性な「発泡マイカ振動板」を採用。電気回路を薄型化できる「ネオジムマグネット」を搭載。薄型ながら、スピーカーの駆動力を高めるため、ボイスコイルにも、新たなテクノロジーを投入。これらソニー独自の最新技術をかけあわせることで、省スペースで細身・薄型ながらハイクオリティーな音場の再現が可能になりました。
大迫力の映画などを視聴する際、周囲への配慮でボリュームを絞ってしまうと、中域音に比べ高域音と低域音のレベルが早い段階で落ち、コンテンツに収録されているサウンドのバランスが崩れる傾向にあります。これが、ボリュームを絞った際の聴きとりにくさにつながります。サウンドオプティマイザーは、ボリュームを下げても、コンテンツに本来収録されている周波数特性を人間の聴感特性に合わせて補正し、小音量でも豊かな音場効果を再現します。
映画の音の3要素のなかでもっとも重要度が高いダイアローグ。映画のセリフはストーリーの把握や登場人物への感情移入に大きく左右します。「VOICE切り替え」で、人の声やセリフ(センターチャンネル成分)だけを3段階で調節可能。人の声の周波数成分をイコライザー補正することで明瞭度を高め、映画のセリフをクリアに再現。物語へ集中しやすくなり、より映画を面白くします。
ブルーレイディスクで採用されたロスレス圧縮による高音質サラウンドフォーマット「DTS-HD Master Audio」、「Dolby True HD」用のデコーダーを内蔵。従来からのリニアPCM5.1/7.1ch入力に加えて、ディスクに記録された信号そのままのビットストリーム出力に対応し、ブルーレイディスクならではの高音質でサラウンド再生ができます。これにより、映画、音楽、ゲームソフトなど、ブルーレイディスクに記録された高音質音声をあますことなく、再現することが可能です。
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