Shinya KawaotoGALLERY
Gear Impression機材インプレッション
α9との付き合いもそろそろ4年。長い時間、苦楽を共にしてきたこのカメラは、私にとって無くてはならない存在。
α9はストリートスナップを撮ることにおいて、ここまで適しているカメラは他にないと言うくらい私に馴染んでいる。まず何と言っても電子シャッターによるファインダー像消失時間ゼロのブラックアウトフリー機能は外せない。高速連写をしてもファインダー像は一切途切れない。動きのある被写体をファインダー像の消失で見失うことがなくなるため、決定的瞬間を狙いやすいのだ。さらにアンチディストーションシャッターにより、被写体が高速で動いていたとしても動体歪みを感じさせないシャープな写真を得ることができる。この機能の組み合わせは想像以上に強力で、シャッターチャンスがいつやってくるか予測の難しい環境の中、その効果を特に大きく感じる。もう何度この性能に助けられたことか分からない。α9との付き合いもそろそろ4年になろうとしている。長い時間、苦楽を共にしてきたこのカメラは、もはや私にとって無くてはならない存在である。
持ち運びやすさと高画質を両立させたこのレンズは、どこに持っていっても頼もしさを感じさせてくれる。
長くストリート撮影を行っていると、欲しくなってくるのが24mmという焦点距離だ。街の建築物を広く捉えたり、被写体に対して背景をより広く入れたりする写真が、自分の作品として必要になるからだ。このレンズは小型軽量でかつ高い解像性能を持っている。そして画面の周辺部までしっかりとシャープな描写を得ることができる。持ち運びやすさと高画質を両立させたこのレンズは、どこに持っていっても頼もしさを感じさせてくれる。
このレンズの高い解像性能は、メインとなる被写体のインパクトを強く残しつつ、背景もしっかりと表現したい私にとって非常に嬉しい。
40mmという焦点距離をもつこのレンズは、普段35mmレンズの使用頻度が高い私にはしっくりくる。α9に装着した際のバランスも良く、ホールディングもしやすい。このレンズの高い解像性能は、メインとなる被写体のインパクトを強く残しつつ、背景もしっかりと表現したい私にとって非常に嬉しい。ストリートスナップは時代の記録という一面を持つと思っている。このレンズはまさにストリート撮影に打って付けだ。
川音 真矢
Shinya Kawaoto
2016年頃よりストリート写真を撮り始める。都会に暮らす人々の表情を通して、その街の移り変わりを記録すべく日々撮影をしている。Sony World Photography Awards2017 一般公募部門ストリート・カテゴリ ショートリスト、LensCulture Magnum Photography Awards2017 ファイナリスト等、海外を中心とした様々なコンペティションに入賞している。2018年3月、東京で個展「Scrap and Build」を開催。VoidTokyoのメンバー。
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