手ブレ補正機能を使えば、三脚なしの手持ち撮影でも、手ブレの失敗が少なくなります。街で出会うさまざまな感動的なシーンを、どんどん撮りましょう。ここでは、手ブレ補正の効果が特に生きるシーンと、より効果的に手ブレ補正を使うための、ちょっとしたポイントをご紹介します。
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■夕景や夜景、街のスナップなどでも 三脚を使わずに撮影できる「ボディ内蔵手ブレ補正機能」が大活躍
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「きれいだな」と感じた瞬間を、手持ちで気軽に撮影しても、手ブレを抑えて撮影できるのがαの魅力。 |
■夜景/夜景ポートレートモードでのフラッシュ撮影に手ブレ補正が大活躍
夜景と人物をフラッシュで撮影するときにも、手ブレ補正機能が大変有効です。夜景や暗い室内での人物撮影の場合、AUTOモードでフラッシュ撮影すると、人物にはフラッシュが当たりますが、フラッシュの届かない暗い背景は暗くなってしまいます。こんなシーンでは、第2回目の「夜景モードを使う」で説明したとおり、夜景/夜景ポートレートモードでフラッシュ撮影をしましょう。背景の雰囲気はそのままに、人物にもフラッシュが当たり、目で見たままの自然な写真に仕上がります。ここでも手ブレ補正機能をオンにしておくと、シャッタースピードが遅くなるシーンでも手ブレを抑えた撮影が可能となります。
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AUTOでフラッシュ撮影。背景が暗いまま。 |
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夜景モード(手ブレ補正機能オフ)で撮影。背景は明るくなったが手ブレした写真になってしまった。 |
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夜景モード+手ブレ補正オン。手ブレがなく人物も背景もきれいに写っている。 |
■「手ブレインジケーター」を活用しよう
カメラを構えたとき、手ブレしているかどうかは、「手ブレインジケーター」で確認できます。シャッターを切る前に、ファインダー下にある液晶表示の右の「手ブレインジケーター」を確認して下さい。手ブレの度合いが、5段階のインジケーター表示によって、リアルタイムでわかります。インジケーターの本数が多いほど手ブレが大きく、さらにシャッタースピードや焦点距離から判断して手ブレ写真になる可能性が高いとき、手ブレ警告表示を点灯して知らせます。カメラをしっかり構えて、インジケーターのバーが1本ないし2本程度になってから、シャッターボタンを押すようにしましょう。手ブレを抑えた写真撮影ができますよ。
■正しいカメラの構え方は手ブレ防止の基本
手ブレの軽減は、手ブレ補正機能だけに頼ってはいけません。第1回で説明したように正しいカメラの構え方により、カメラが安定していることが大切です。近くに壁や木があれば、それに寄りかかって身体を固定することもテクニックのひとつです。
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カメラをしっかり構える |
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カメラに顔をつけて安定させる。 |
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ただ、撮影に夢中になると周囲が見えなくなりますので注意が必要です。又、何かに寄りかかる場合には安全なものかどうか確認しましょう。 |
近くに寄りかかれるものがあればそれを利用する。 |
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シャッター速度も手ブレに影響する要素です。シャッター速度は ISO感度が高いほど速くなり、手ブレしにくくなります 。αの場合、AUTO設定にしておくと、明るさやレンズの焦点距離に応じて手ブレが起きにくいよう、自動的に感度を調節します。 |
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