“α700”の魅力は、細かなことを言えばたくさんありますが、「使いやすさ」の観点で考えると、何よりもボディ内蔵手ブレ補正をあげなくてはなりません。“α700”ではさらに性能がアップした。2.5段階から4段階まで効きます。たいていの写真を手持ちで撮れるわけです。これはとても大きな魅力です。
花などを手持ちで絞って撮ると、ブレやすくなります。ちなみに(1)はひじを手すりにつけて撮っていて、それでブレがかなり軽減できてはいます。手持ちで構えるときは、木でも壁でもいいから、体をもたれかけて安定させるようにするといいですね。それでも、一見しただけでは感じないかも知れませんが、シャッター速度が遅い場合、普通は拡大するとブレがよくわかります。(1)は1/10秒、(2)は1/15秒ですが、“α700”の手ブレ補正をONにして撮ったものです。これを拡大してみます。まったく手ブレしていないのが、わかりますか?
(3)は夜景。16mmで撮りました。16mmというと、35mm判換算で焦点距離24mm相当ですが、手持ち撮影でシャッターが1/2秒となれば当然ブレます。ところが手ブレ補正をONにすると、このように止まります。この日は風が強く、カメラを構えていてもその風を感じるほどでしたが、それでも手持ち限界から約3.5段遅いシャッターで撮影することができました。 |
|
(1)
(2)手持ち限界よりもはるかに遅いシャッターでもカメラブレは起きていない
(3)手持ちでここまで夜景が撮れる。
|