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商品情報・ストアデジタル一眼カメラ αもっとαを楽しむ “α700”リレーインタビュー
“α700”リレーインタビュー プロカメラマン編
1.馬場信幸氏 2.清水哲朗氏 3.吉住志穂氏 4.藤城一朗氏
“αレンズ”の魅力
■“αレンズ”の美しいボケを堪能できるうれしさ
“αレンズ”は、良心的に作られたレンズが他社にくらべて圧倒的に多い。良心的なレンズ作りとはなんでしょうか? 例えば、それは内面反射防止に現われます。レンズの中をよく見てみると、内面に反射しているところが少ない。またレンズ表面における反射は、ゴーストやフレアの原因となってしまいます。“αレンズ”は、カール ツァイスを筆頭に、コーティング技術の高さでこれを抑えています。

(1)を見てください。Vario-Sonnar T*DT 16-80mmF3.5-4.5 ZAで撮りました。探さないと見つからないくらい、ゴーストが軽減されています。T*(Tスター)コーティングのレンズは、逆光でもゴーストを気にせず、安心して使えます。

そして“αレンズ”が伝統的に持っている良さは、なんといっても、キレイなボケ描写です。大口径レンズでシャープなレンズにしようとすると、どうしても点光源がボケたとき、ボケの周辺に光が分布してしまう。これは2線ボケと言われ、美しくないボケの代表ですが、多かれ少なかれあるものです。(2)はVario-Sonnarで絞り開放で撮影。2線ボケはなく、光が均等に分布している、いわゆる「すなおなボケ」になっています。 (3)はフォーカスの合っているところは抜群のシャープさで、しかも点光源のボケは、その周辺に光が分布していないのでボケがやわらかいんです。

わずかに後ボケになったところにレンズの味ともいえるものがあります。Sonnar T*135mm F1.8 ZAPlanar T*85mm F1.4 ZAと同等のボケを出しますが、若干味付けが違います。Sonnar T*135mm F1.8 ZAは、Planar T*85mm F1.4 ZAよりもやや味付けを抑え、そのかわり、フォーカスが合った部分のシャープさが、さらにすごい。85ミリはポートレートに最適で、135ミリは万能の大口径です。

(4)
は、レースの繊維1本1本が克明に写っています。前髪もビシーッとシャープ。ところがこのネックレスは、Planar T*85mm F1.4 ZAと同じようにホワっとボケています。85から135mmの中望遠の大口径で、絞り開放で、背景がこんなに味わいのあるボケ方をするレンズは、世界でもミノルタのGリミテッドと、このPlanar T*85mm F1.4 ZA /Sonnar T*135mm F1.8 ZAしかないんじゃないかな?

Sonnar T*135mm F1.8 ZAはまた、接写にもすごく強いんです。(5)の写真で、左の花はほんのわずか手前にピントを合わせています。するとすぐ後ろの花びらは少しにじんでいます。これが先ほどから言っている「味」です。ちなみにこの135mmは、「世界で一番明るく、ボケのやわらかいマクロ写真が撮影できるレンズ」といってもいい。

 
(1)Vario-Sonnar T*DT 16-80mmF3.5-4.5 ZA
(2)Vario-Sonnar T*DT 16-80mm F3.5-4.5 ZA
(3)Planar T*85mm F1.4 ZA
(4)Sonnar T*135mm F1.8 ZA
(5)Sonnar T*135mm F1.8 ZA
■もうひとつの最高峰、“Gレンズ”
他にも“αレンズ”には、いいレンズがいっぱいあります。70-200mm F2.8G。これは描写に関してはとてもいいレンズ。これに2倍のテレコンバーターをつけて140-400mmのズームにして撮ったのが(6)です。

この写真を撮ったときに、肝心の花びらの部分がシャープに写るか確認したかった。拡大して、確認していきましたが、モニタ92万画素というのは、確認がすごくしやすいですね。
 
(6)70-200mm F2.8G +テレコンバーター
■他に類を見ない“STF”の美しいボケ
135mm F2.8 [T4.5] STFは世界で一番前ボケも後ボケも理想的なやわらかさのレンズです。とにかくボケを美しくしようと作られたレンズなんです。

前ボケ、後ボケは普通、(7)のような感じになります。STFで撮った(8)で、後ボケと前ボケがどんなふうになるか確認してください。STFのボケってやわらかくてきれいですね〜。これが世界で一番、前ボケも後ボケもきれいに表現するために作られたレンズです。ボケの美しさを考えると、安いものです! この表現ができるのはコレしかないんだから。 今回、“α700”を手にしたとき、家にある“αレンズ”を一本一本つけてははずしてみました。どこに撮影にいくわけでもないのに、ついつい、やってしまうんです。みなさんもやってしまいますよね(笑)。今回はやったなあ〜。「あー、このレンズで撮りたい、あのレンズで撮りたい」って。 “α700”にSTFをつけると、何をとってもきれいにボケる。「こんなに楽しく写真を撮れるんだな〜」という気持ちになります。

(9)(10)は、STFでなにげなくとってみましたが、「けっこう絵になってる?」という写真になりましたね。

ボディに手ブレ補正がついているから、全てのレンズを手ブレ補正で撮影できる。手ブレ補正つきのレンズは、価格も高い。“αレンズ”なら、手ブレ補正の上乗せぶん、すこし値段の高い良いレンズが買えます。いいレンズを買えば買うほど“α700”の価値も上がる。すぐにボディ代の元が取れちゃう! これは、“α700”と“αレンズ”が持っている、他には真似できない魅力なんです。

手ブレ補正、Dレンジオプティマイザー、レンズに絞って“α700”の魅力をお話ししてきました。“α700”を一言で表現するなら、「写真を撮るのが楽しくなるカメラ」だということですね。手ブレから開放されて暗いところでも楽に撮れたり、Dレンジオプティマイザーで今まで絶対に撮れなかったような写真が撮れたり、“αレンズ”の美しい描写を堪能したり。「誰もがいい写真を撮れる」というキャッチフレーズから一歩進んで、「誰もが写真を楽しめる」カメラと言えるのではないでしょうか。
 
(7)他社70-200mmレンズ
(8)135mm F2.8 [T4.5] STF
(9)135mm F2.8 [T4.5] STF
10)135mm F2.8 [T4.5] STF
DSLR-A700
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