道ばたの草花を引き立たせるために「パートカラー」を使ってみました。僕はスナップを撮るときは、例えばカタチが面白いものとか、色とかで選んでいることが多いですね。目を引くものに出会ったら、次にそれをどう切り取れるのかを考えますね。1個のものをいろんな角度から見て、たとえば正面だけでなく、後ろに回ってみたり、望遠や広角さらに上から下からなど、とにかくひとつのモチーフに対してもいろいろ考えて、面白い構図を探りながら撮影していますね。“α65”は、液晶モニターの角度が自由に変えられるので上下のアングルがラクに撮れるので試してみてください。
この滝の写真では、岩場で三脚が思い通りに立てられず、ファインダーをのぞくと無理な姿勢になってしまうので、液晶モニターの角度を変えて構図を決めました。可動式の液晶モニターだと、こういうローアングルの撮影は圧倒的にラクですね。それに、液晶画面にも水準器がでるので、水平・垂直を取るのが簡単で、三脚を使うときにはよく使っていました。“α65”の液晶モニターは、あらゆる面でとても自由度が高く、画面表示も群を抜いて美しいですね。さらに、ピクチャーエフェクトをプラスすれば、「いろいろな角度」×「いろいろなエフェクト」で、表現の可能性がもっと広がりますね。
1968年生まれ。1987年 写真家・長友健二氏に師事。3年間のアシスタント生活のあとフリーランスカメラマンに。現在、写真撮影をはじめカメラ関係書籍の執筆、テレビ出演なども行っている。(社)日本写真家協会会員。撮影ジャンル/人物・海外風景など多彩。