オプティカルディスク・アーカイブは、デジタルデータの長期保存(アーカイブ)を目的とした、大容量光ディスクストレージシステムです。
データを格納するカートリッジに複数枚の光ディスクを格納し、1つのボリュームとして光ディスクを大容量に利用することができます。
Archival Disc(アーカイバル・ディスク)は、2014年3月にソニー株式会社とパナソニック株式会社が策定した、デジタルデータを長期保存するアーカイブ事業の拡大に向けた業務用次世代光ディスクです。
オプティカルディスク・アーカイブでは、このArchival Discを活用し大容量化および高速化を実現します。
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オプティカルディスク・アーカイブは2013年に第1世代を発売開始しました。2016年には「Archival Disc」を採用した容量、転送速度が約2倍となる第2世代を開発し、さまざまな業界で採用が広がりました。
2020年には第3世代が登場。4K/8K映像、ゲノム解析、創薬、医療、IoT、自動運転、CAD/CAEほか、あらゆる分野のデータアーカイブ、長期保存、データ保護に役立ちます。
今後も、次世代に向けたさらなる研究・開発を行います。
*国際規格ISO/IEC 16963を参考にした弊社加速試験による推定値
オプティカルディスク・アーカイブメディアは、温度・湿度条件に優れ、保存の為の特別なコンディション管理が必要ない為、エネルギーの消費を抑え、CO2削減にもつながります。
消費電力比較シミュレーション例(10年間試算)
*1 記録再生時に20W. 5時間/年(0.5時間x10回)x10年で試算
*2 2TB/6W。10年間50個のHDDを24時間通電した場合で試算
データテープの場合、年間を通して空調管理が必要。
オプティカルディスクの場合は、夏の3か月間のみ。