裏面照射型の35mmフルサイズCMOSセンサーと、最新の画像処理エンジンBIONZ XR(ビオンズ エックスアール)を搭載。裏面照射型構造のセンサーに合わせて、伝送速度が速いCu(銅)配線を採用し、包含するAD変換処理の高速化により、センサーからの高速データ読み出しを実現。最大4:2:2 10bitの4K(QFHD)120p動画記録(*1)や、ローリングシャッター歪みの低減に寄与しています。さらに、忠実な色再現性の向上のため、センサーに最新のカラーフィルターを採用。入射光量に合わせて出力される信号のレベルをセンサー内部で最適化することで、すべての感度領域において高感度・低ノイズ性能を実現しました。低感度側80から102400(拡張時80-409600)の常用ISO感度に加えて、15+ストップ(*2)のワイドラチチュードを達成しています。
*1 QFHD(3840×2160)。約10%画角がクロップされます
*2 S-Log3動画撮影時。ソニー内部測定
FX3では、FX9およびFX6で好評な、肌の色を美しく見せるスキントーンを中心としたルック「S-Cinetone」を搭載。CineAltaカメラ VENICEの開発を通じて得られた知見を基に作られ、人の肌の色再現性をアップ。色あいはよりソフトに、ハイライトの描写は被写体を美しく際立たせる自然なトーンです。シネマのようなルックを手軽に再現でき、制作者のさらなるクリエイティブな表現要求に応えます。
4K QFHD解像度による最大120pのハイフレームレート動画のカメラ内記録に対応。4K解像度で最大5倍のなめらかなスローモーション(*2)で、印象的な映像表現ができます。4:2:2 10bitのサンプリングに対応しているほか、圧縮形式はフレーム間の差分情報を用いて圧縮を行うLong GOP、およびフレーム単位で圧縮し高画質記録を行うIntra(All-I)方式も選択できます。また、記録した映像をそのままスローモーションやクイックモーションでの再生が可能なS&Qモード(*3)であれば、XAVC S-I記録で60p記録設定時、最大ビットレート600Mbps(4:2:2 10bit、H.264、All-I)(*4)の高画質記録もできます。フルHD解像度時は240fps(*5)で、最大10倍のスロー表現も実現(24p記録)。動きのあるスポーツシーンなどを印象的に記録でき、AFにも対応しています。なお、S&Qモードはカスタムボタンへの割り当てが可能です(*6)。
*1 QFHD(3840×2160)。約10%画角がクロップされます
*2 ポストプロダクションによる編集、S&Qモードによる撮影が必要です
*3 S&Qモード時、音声は記録できません
*4 XAVC S-I記録でフレームレート120fps以上の設定時はCFexpress Type Aメモリーカードが必要です
*5 センサー読み出し有効画素数は1420×804
*6 Ver.3.00以降のソフトウェアアップデートで対応
植物の緑や人物の肌など個々に最適な色再現性や質感表現と、撮影光源によらない色の安定化に加え、ポートレートの肌色再現やハイライトの粘り(ロールオフ)など、階調再現性を高めています。もちろん高感度時のノイズを抑制し、解像感の高いクリアな映像も実現。「可視光+IRセンサー」を活用し、通常は難しい蛍光灯やLEDなどの人工光源下でも、より正確なホワイトバランスが得られます。また、CMOSセンサーの高速読み出しと新画像処理エンジンで、動体歪み(ローリングシャッター)も大幅に抑制しています。
FX3は、シャドウからミッドトーン(18%グレー)にかけての階調特性を重視した、S-Log3を搭載。S-Log3設定時は、15+ストップ(*)という再現域を確保しています。色域はS-Gamut3、S-Gamut3.Cineに対応し、VENICEやFX9、FX6などのCinema Lineカメラと合わせた撮影、編集がさらに容易になりました。
* ソニー内部測定
FX3では、ポストプロダクション処理を前提としたS-Log3ガンマカーブ用の撮影モードとして、Cinema Lineカメラで共通したワークフローが実現できる「Cine EI」、選択したExposure Index(EI)に連動してカメラが自動的にBase ISOを切り換える「Cine EI Quick」、露出設定の自由度を提供する「Flexible ISO」の3つのモードから選択できます。すべてのモードで、好みのLUTをカメラモニター映像に表示することができるので、ポストプロダクション後の仕上がりイメージを確認しながら撮影することができます。LUTは、s709や709(800%)に加えて、最大16個までユーザーLUT(.cube)をメモリーカードを使ってカメラにインポートすることが可能です。
* Ver.2.00以降のソフトウェアアップデートで対応。 S-Log2は非搭載となります
Cine EI:
撮影シーンの照明条件に応じてISOを固定した撮影モードで、Base ISOとして標準の基準感度ISO800と、暗所環境用の高感度ISO12800の2つから選択することができます。撮影時はEIを調整することで15+ストップ(*2)のダイナミックレンジを確保することができ、より幅広い光量環境のもとで白トビや黒ツブレをおさえた映像を収録をすることができます。
Cine EI Quick:
選択したEIに連動してカメラが自動的にBase ISO(800もしくは12800)を切り換えます。Cine EI同様にイメージセンサーの持つ15+ストップ(*2)のダイナミックレンジを確保しながら映像を収録することが可能です。
Flexible ISO:
ISO感度を調整しながら撮影するモードで、ISO感度をAUTOもしくは低感度側640から102400(拡張ISO感度域160から409600)を選択できます。
*1 Ver.2.00以降のソフトウェアアップデートで対応
*2 ソニー内部測定
カメラにインポートしたユーザーLUT(.cube)は、ピクチャープロファイル(PP LUT 1-4)としても使用できます。Log撮影以外の撮影モードにおいても、好みのユーザーLUT(.cube)を使用した画づくりができるだけでなく、カメラ内で映像としてそのまま記録されるため編集時の色調整を簡略化することができます。
* Ver.2.00以降のソフトウェアアップデートで対応
HDR対応のピクチャープロファイルとして、広色域のBT.2020カラースペースに対応するHLG(Hybrid Log-Gamma)を搭載しました。撮影した映像をHDR(HLG)対応テレビでHDMI接続し再生することで、カラーグレーディングをせずに、黒つぶれと白とびを抑えた肉眼に近いリアリティーのある映像が楽しめます。10bitの細やかな階調再現性により、従来よりもさらに豊かで高精細な映像表示ができます。また、ガンマは4種類のプリセットからの選択に対応。[HLG]はITU-R BT.2100相当、[HLG1]、[HLG2]、[HLG3]はより広いダイナミックレンジを実現するガンマ設定です。ダイナミックレンジとノイズのバランスがそれぞれ異なり、シーンに合わせた使い分けができます。
撮影する映像を思い通りの雰囲気に仕上げることができるクリエイティブルックを搭載。全10種類がカメラ内にプリセットされており、ユーザーの好みに合わせた画づくりを選べるほか、選択したモードをベースにさらに独自の画づくりを楽しむこともできます。コントラストがありながら落ち着いた発色と印象的な色味の[FL]や、マットで柔らかな質感の[IN]など、色あい、色の濃さ、明るさ、コントラスト、シャープさなど、多くの要素を組み合わせた多彩なモードを搭載。細やかな調整を行う場合には、画面を見ながら(*)コントラスト、彩度、シャドウなど最大8項目による画像の微調整ができます。また、自分好みの設定をカスタムルックとして登録することもできます。
* シャープネスレンジおよび明瞭度を除く
XAVC S-I 4Kを含む各記録方式の動画を記録する際に、低ビットレートのプロキシー動画をHD解像度で同時記録できます。ファイルサイズの小さいプロキシー動画を編集やプレビューに用いることで、4K動画編集時のPCへの負荷を軽減し、作業効率を高めます。記録方式は目的に応じて、10bit記録可能なXAVC HS(1920×1080)、またはより軽い8bitのXAVC S(1280×720)を選択できます(*)。
* 以下の場合はプロキシー記録はできません
通常動画の場合
-[記録フレームレート]が[120p]以上のとき
スロー&クイックモーション動画の場合
-[記録フレームレート]が[120p]以上のとき
-[フレームレート]が[120fps]以上のとき
※ プロキシー動画はカメラ本体で再生できません
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