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どういう使い方があるの? |
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(1) 家庭内や小規模オフィスでの TA/モデム配線のワイヤレス化ができます。
従来、RS-232Cケーブルを使用してパソコンとモデムを接続していましたが、ISDNの登場で環境が大きく変わりました。
これまでのアナログ電話回線をISDNに変更してインターネットサーフィンを快適にしようと考えます。そこで、NTTに依頼してアナログ回線をISDNに交換してもらいます。次に、今までの回線のモジュラーの口にDSUとTAを接続します。そして、そのTAから従来のアナログ電話までモジュラーケーブルを引きます。さらに、そのTAからRS-232Cケーブルをパソコンまで引きます。
しかし、回線の口と電話とパソコンが同じ場所にあることはまれであり、いずれかのケーブルを長く引き回さなければなりません。現在の家屋では密閉度が高くなりケーブルを通すには壁や天井の穴を開けなければならない場合がほとんどです。そこで、この製品が役に立ちます。
すなわち、TAとパソコンの間をケーブルをワイヤレス化できますので配線の心配が無くなります。
(2) 複数のパソコン間でファイルを共有できます。
Windows98/95/NTの場合「ダイヤルアップネットワーク」を利用し、Macintoshの場合、有線LAN接続時と同じ手順でファイル共有できます。
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どのパソコンに対応しているの? |
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(1) IBM互換機とPC-9800シリーズとMacintoshで使用できます。
(2) Windows98/95とWindowsNT(4.0以上)に対応。
(3) Windows3.1には対応していません。
(4) Macintoshは漢字Talk7.1.1以上に対応しています。
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どのTA/モデムに対応しているの? |
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Windows98/95/NTやMacintoshに対応したもので、2400bps以上であれば使用可能です。 直接パソコンとTA/モデムを接続したときと同じように使用できます。
もしも、パソコンとモデムとWNS-230を接続してうまく動かない場合は、パソコンとモデムをケーブルで接続して正しく動くことを確認してください。
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具体的な使い方は? |
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(1) 接続相手先ごとにTA/モデムを切り換えて使用できます。
3台のTA/モデムを用意しておき、その中から1台を選んで使用できます。前面のセレクタースイッチで接続するモデムを選択します。このとき、3台のモデムの前面スイッチは、異なっていなければなりません。例えば、1台目はTA、2台目は高速モデム、3台目は低速モデムで接続する相手先によって使用するモデムを切り換える、などです。
(2) 複数のパソコンで1台のTA/モデムを共有できます。
複数のパソコンで同時には使用できませんが、他で使われていなければ複数のうちどのパソコンでも使用することができます。
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何か特別なソフトが必要なの? |
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WNS-230には一切のソフトウエアは添付しておりません。
Windows98/95/NTでは、それぞれに標準添付のソフトや、モデムメーカーが提供するドライバーソフトなどを使用します。
Macintoshでは、別途、MacintoshPPP、FreePPP(フリーウェア)などをご用意ください。最近のMacintoshでは、標準装備しているものもあります。これらは、TAやモデムを使うために必要なもので、WNS-230を使用するために必要なものではありません。
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Windows98/95/NTのファイル共有の手順は? |
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詳しくはWNS-230の取扱説明書を参照してください。
Windows98/95/NT付属の「ダイヤルアップネットワーク」を利用してログインします。このとき、モデムとして「標準の28800bpsモデム」を選択し、電話番号は「00」を使用します。その後、Windows98/95/NT付属の「ファイル共有サービス」が利用できます。ただし、有線LANで接続している場合とは異なり、ログインしただけでは相手のパソコンは見えません。一旦、相手のパソコンを指定して「検索」を行って下さい。それによって、相手のパソコンが見えるようになります。
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何台のパソコンでファイル共有ができるの? |
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32台まで使用できます。ただし、同時に使用するとトータルのパフォーマンスは落ちます。
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プリンターの共有方法は? |
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(1) Windows98/95/NTの場合、Windowsの持っている共有機能をそのまま使用します。
「ダイヤルアップネットワーク」を利用してログインした後、検索されたパソコンにつながっているプリンターを使用できます。
(2) Macintoshの場合、LocalTalkプリンターが共有できます。
Apple純正のプリンターの動作確認は行っております。また、シリアルプリンターやSCSIプリンターは共有できません。
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TA(128k)を使えますか? |
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パソコンが128k以上の通信速度に対応していれば使用できます。通常のIBM互換機では115kまでしか対応していませんので、128kを充分に生かすことはできません。230k以上に対応したPCIボードなどを装着する方法があります。
Macintoshの場合は標準で230kに対応しているものがあります。
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Windows98/95/NTでファイル共有する場合、
何か特別なソフトが必要なの? |
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必要ありません。
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Macintoshでファイル共有する場合、
何か特別なソフトが必要なの? |
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必要ありません。有線LAN接続時と同じ手順で使用できます。
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パソコンの通信速度によってWNS-230の設定を変える
必要がありますか? |
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(WNS-230の場合)
モデムと接続する時に2400〜115kbpsで使用する場合は、WNS-230の背面のスイッチをAUTO(MODEM/TA)とします。230kbpsで使用する場合は、230kbpsに設定します。
ファイル共有する時に2400〜115kbpsで使用する場合は、WNS-230の背面のスイッチをAUTO(PC)とします。230kbpsで使用する場合は、230kbpsに設定します。
(WNS-230EXの場合)
Windows98/95/NTの場合、モデムと接続する時に2400〜115kbpsで使用する場合は、WNS-230EXの背面のスイッチを0にします。230kbpsで使用する場合は1に設定します。
Macintoshの場合、モデムと接続する時に2400〜115kbpsで使用する場合は、WNS-230EXの背面のスイッチを2にします。230kbpsで使用する場合は3に設定します。
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接続端子は? |
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Dsub9ピン(IBM PC互換機およびPC-9800シリーズ用)とMiniDIN8(Macintosh用)があります。
*両方の端子に同時にパソコンを接続しないでください。故障の原因となります。
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接続ケーブルは? |
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モデムやTAと接続する場合は、モデムやTAに付属のケーブルがそのまま使えます。
IBM互換機との接続は付属のケーブルを使用してください。
PC-9800シリーズと接続する場合:
(WNS-230の場合)
付属のケーブルと変換アダプター(Dsub9ピン オス-Dsub25ピン オス)を使用してください。
(WNS-230EXの場合)
付属のケーブルと市販の変換アダプター(Dsub9ピン オス-Dsub25ピン オス)が必要です。
Macintoshと接続する場合は、市販のMacintosh用プリンターケーブルをご使用ください。
<Macintosh用プリンターケーブル他社製品例>
●株式会社トライコーポレーション製
・MCP-NO1(1.5m)希望小売価格1,500円(税別)
・MCP-NO1L(3.0m)希望小売価格2,000円(税別)
[お問い合わせ]株式会社トライコーポレーション TEL.03-3831-7121
●エレコム株式会社製
・CMA-P215(1.5m)希望小売価格2,300円(税別)
・CMA-P230(3.0m)希望小売価格2,800円(税別)
[お問い合わせ]エレコム総合インフォメーションセンター TEL.03-3981-4491
なお、MacintoshなどのLocalTalk製品間でファイル共有する場合は、LocalTalk製品1台につきWNS-230が1台必要となります。バス接続はできません。
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