同じことは「見る」、録画されたコンテンツを再生する場合にもいえます。というのも、お客様は好みや目的にあわせて、いろいろな録画モードで録画をするからです。たとえば、同じテレビ番組でも長時間録画モードで録る人もいれば、高画質録画モードで録る人もいる。高画質録画モードで録ればノイズもそんなに強く発生しませんが、逆に長時間録画モードではノイズが発生しやすい。また、ひとつの録画モードの中でも、動きの少ない静かなシーンと、動きの激しいシーンではノイズの出方が違ってくるという問題があるわけです。
つまり、DVDレコーダーの再生では、録画モードの種類やコンテンツのシーンにあわせて、ノイズリダクションをダイナミックに制御し、つねに最適な状態でかけてあげる必要があります。高画質録画モードや動きの少ないシーンの場合は、ノイズが少ないので、ノイズリダクションを弱めにかけて、映像の持つ本来のみずみずしさや奥行き感を引き出してあげる。反対に、長時間録画モードや動きの激しいシーンの場合は、ノイズが出やすいので、ノイズリダクションを強めにかけることで、ブロックノイズなどの気になるノイズを除去してあげるわけです。
新しい「スゴ録」では「Dマトリックス NR」によって、映像の録画モード(転送ビットレート)や、ノイズ量、シーンの動きの大きさなどを自動的に判断し、「フレームノイズリダクション」「ブロックノイズリダクション」「モスキートノイズリダクション」という3つのノイズリダクション機能を、それぞれ独立して自動的に調整することを可能にしています。従来のノイズリダクション機能では、こうしたダイナミックな制御によるノイズリダクションを“最適には”行えなかったんです。「スゴロジック」だからこそ実現できた、まさに“おまかせ”の高画質機能だといえます。
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