Sony i.LINK Products Information
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i.LINKとは i.LINK機器の接続についてまとめています。
1・複数台接続
従来、アナログのビデオ機器は1 対1 の接続で、信号の流れは一方向に限られていました。これに対してi.LINK では、パソコンのネットワークのように、複数の機器を数珠つなぎにして一列に接続することができます。これを「デイジー・チェーン」と呼びます。また、機器に3 つ以上のi.LINK 端子がある場合には、枝分かれさせて「タコ足配線」状に接続していくことができます。

*機器によって接続できる台数に制限があります。詳細は各機器の取扱い説明書でご確認ください。
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2・リンクする
i.LINK 接続で、特定の機器と信号の送受信を行うためには、どの機器と通信したいのかを通知する必要があります。また、通信する相手の機器は、同じ種類の信号を扱える機器でなければなりません。 img
上記の接続図でA からD へ信号を送りたい場合、まずA が、i.LINK 上にD が接続されているかどうかをチェックし、D に対して「信号を送る」ことを伝えます。D はそれを受けて信号受信体制に入ります。D は準備が整ったらその旨をA に返信し、A はD へ信号を送っても大丈夫であることを確認できます。こうすることで、i.LINK 上を流れているいろいろなデータと混ざらずに、目的の信号をきちんと選別して、受信することができるようになります。このように、機器間で信号を送受信する際、相手を確認して接続を行うリンク作業を「LINC する」と呼びます。
リンク
LINC とはLogical Interface Connection (ロジカル・インターフェース・コネクション:「論理的な接続を行う」の意)の略称です。

i.LINK 対応機器によっては、信号を送受信するときは必ず「LINC 」を行い、相手の機器を指定する必要がある機器もあります(デジタルBSテレビなど)。この場合、ケーブルを接続しただけでは、i.LINK での信号のやり取りを行うことができないことがありますので注意が必要です。(操作のしかたは機器によって異なりますので、各機器の取扱説明書をご覧ください。)
3・他の機器へ信号を中継(転送)する
i.LINK で複数の機器を接続したとき、自機ではなく他の機器に対して送信されたデジタル信号がi.LINK を通じて入ってくることがあります。i.LINK対応機器に、自機宛てではない信号がi.LINK で送られてきた場合は、その信号の種類にかかわらず、そのままのデジタル信号を次の機器へ中継(転送)します。 img
上図のように接続されている場合、機器1 から機器2 へはもちろん、機器1 から機器3 へ、機器2 を経由して信号を送ることも可能です。機器2 では自分の取り扱うことのできる信号A のみを取り出し、その他の信号はそのまま機器3 へと転送します。
 
*パソコンやパソコン用のボードなどi.LINK 対応機器によっては、電源が切られていると他機からのi.LINK の信号を中継しない機種があります。i.LINK で複数台を接続し、間の機器の電源を切る可能性がある場合は、間に接続した機器が電源を切ったときにi.LINK の信号を中継するかどうかを各製品の取扱説明書でご確認ください。

*DVビデオカメラのように端子を1つしか装備していない機器では転送は行えません。
4・接続禁止例
i.LINK で複数の機器を接続したとき、自機ではなく他の機器に対して送信されたデジタル信号がi.LINK を通じて入ってくることがあります。i.LINK対応機器に、自機宛てではない信号がi.LINK で送られてきた場合は、その信号の種類にかかわらず、そのままのデジタル信号を次の機器へ中継(転送)します。 img
*AとCの間のi.LINK がループになっています。このケーブルをはずすことでループが解消されます。(A とC は直接i.LINK で接続しなくても、B を経由して通信することが可能です。)
5・異なる信号に対応する機器同士が接続された場合
i.LINK 対応機器は、自機で取り扱うことができない映像・音声・データ信号が他の機器からi.LINK で送られてきた場合、その信号を取り扱うことができません。
*ただし、別のi.LINK 対応機器がさらにつながれている場合は、その信号はそのまま次の機器へ中継されます。
例)デジタル放送チューナーとDV デッキを接続した場合
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デジタル放送チューナー
放送用MPEG2に対応
img DVデッキ
DVC-SD