Sony i.LINK Products Information
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i.LINKとは i.LINKの特長についてまとめています。
1・高速デジタルシリアルインターフェース

i.LINK は高速かつ双方向のデジタルインターフェースです。i.LINK を搭載する機器は、目的に応じてその転送速度を切り換えています。現在規定されている速度は100 Mbps / 200 Mbps /400 Mbpsなどです。

* Mbps って何?
「Mega bits per second 」の略で、「メガビーピーエス」と読みます。1 秒間に通信できるデータの容量を指しています。たとえば、200 Mbps ならば、1 秒間に200 メガビットのデータを送ることができます。
2・リアルタイム転送モード
i.LINK では、映像・音声信号などのリアルタイム処理が必要なデータを、きちんと時間軸に合わせて送受信することができます。通常、パソコン間でのデータのやり取りは、データ容量と通信速度から見て効率が良くなるように行われますが、映像や音声などのデータは、きちんとタイミングを合わせて通信を行わなければ、映像や音声が途切れてしまいその場で再現することができません。

このような、時間軸に合わせてリアルタイムに行う通信を、i.LINK ではアイソクロナス転送(同期転送)と呼んでいます。この方式によって、デジタルビデオやデジタル衛星放送、デジタルの音声信号などを、デジタルのまま、画質や音質を損なうことなくリアルタイムで他のAV 機器とやりとりすることが可能になります。

なお、i.LINK ではこのアイソクロナス転送の他に、コンピューター間での通信や機器のコントロールなどに使用されるアシンクロナス転送(非同期転送)の方式があります。
img img ビデオ、デジタル放送チューナー、
AVハードディスク など
パソコンやその周辺機器間の通信、
AV 機器の動作コントロールなど
(リアルタイム転送モード)
3・2種類のケーブル
i.LINK端子には、4ピン、6ピンの2種類があり、それぞれに対応したケーブルが発売されています。
 
img img img
4ピン
端子口が小さいため、主にAV家電製品などへ搭載されています。
img 6 ピン
電源供給が可能であるため、パソコンやその周辺機器などに多く使用されています。
 
*ソニーのi.LINK 対応製品には、ソニー製のi.LINK ケーブルをご使用ください。
 
ソニー製のi.LINK ケーブル
img [4 ピン,4 ピン]400 Mbps 対応 VMC-IL4408 B (0.8m )
VMC-IL4415 B (1.5m )
VMC-IL4435 B (3.5m )
[4 ピン,6 ピン]400 Mbps 対応 VMC-IL4615 B (1.5m )
VMC-IL4635 B (3.5m )
[6 ピン,6 ピン]400 Mbps 対応 VMC-IL6615 B (1.5m )
VMC-IL6635 B (3.5m )
4・双方向通信
imgi.LINK は双方向通信のため、i.LINK 端子同士をいったん接続すれば、信号の流れかたによって入力/出力が切り換わります。このため「入力端子」や「出力端子」の区別はなく、従来のオーディオ端子やビデオ端子のように「入出力端子」を別々に持つ必要はありません。
5・著作権保護

i.LINK ではデジタル化された映像・音声・データなどを、デジタルのまま劣化させることなく他の機器へ送ることが可能です。そこで、著作権保護のために、デジタル著作物のコピー・プロテクション(不正コピー防止)技術が必要になります。この技術を各i.LINK 対応機器が持つことにより、さまざまなデジタル映像や音声を、著作権を保護しながらi.LINK 上で安全にやり取りすることが可能になります。i.LINK のコピー・プロテクション技術はデジタル転送における著作権保護技術の管理会社である、DTLA*からライセンスを受けています。著作権が管理されている映像や音声などのデータが、i.LINK 上で送受信される場合には、不正コピーが行われないように、i.LINK 対応機器間で相手が同じコピー・プロテクション技術に対応しているかどうかが確認されます。

*この機能は下記のデジタル放送関連商品の一部に搭載されています。
例)D-VHSデッキ、AVハードディスクレコーダー、デジタル放送対応テレビ、デジタル放送チューナー
* DTLA は、「The Digital Transmission Licensing Administrator 」(デジタル・トランスミッション・ライセンシング・アドミニストレーター)の略称です。

映像・音声データの著作権保護には、次の4 種類があります。これらの設定は著作権管理情報として映像・音声データとともに送受信されます。
1. コピー禁止
2. 一世代に限りコピー可能 (コピー後は3 になります。)
3. これ以降のコピー禁止 (2 をコピーするとこれになります。)
4. コピー可能

著作権管理情報については、コンテンツの種類ごとに一定の範囲で著作権者がどの種類の著作権管理情報を設定して映像・音声・データ信号と一緒に送るかを設定することが可能です。ただし、無料放送の場合は「コピー可能」となり、「コピー禁止」や「一世代に限りコピー可能」といった著作権管理情報を設定することはできません。

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