見やすい映像を撮影するコツや、撮影時の基本操作をご紹介します。
撮影の基本
ブレずに安定した映像を撮る
手持ちで撮影するときの基本姿勢
足を肩幅ぐらいに広げて、ひじと脇をしっかりと締めます。低い位置にある被写体を撮るときは、腰のあたりにカメラを構えて液晶を見ながら撮影すると安定します。また、子どもを撮るときなどは、視線の高さに合わせてご自身もしゃがみながら撮るとよいでしょう。
動いている被写体を撮るとき
大切なのは、カメラだけを振り回さずに、体ごと動かして撮ることです。カメラを両手でしっかりと持ち、上下左右、体全体を動かすことで、見やすい安定した映像が撮れるようになります。動き回る動物を撮影する場合などは、被写体に近づき過ぎると被写体が画面から外れてしまうことがあります。これを防ぐには、少し離れた位置から広めの構図で構えましょう。
いろんなカットを撮影して画面に変化をつける
見る人を飽きさせない映像にするために、寄り、引き、ローアングルなど、さまざまなカットを撮っておくと映像に変化をつけられます。
パンニングで広がりを表現する
パンニングのパンはパノラマのこと。はじめとおわりの構図をきめて、左から右、または右から左にカメラを移動し、そのあいだの広がりを表現する方法です。さまざまな場面で効果的に使えます。パンの動作が終了したときに体が正面になるようあらかじめ体をひねっておいて、足を固定したまま体ごと水平方向に動いて撮影します。
ズームを上手に使う
ズームにはズームイン(被写体に近づいていく)、ズームアウト(被写体から遠ざかっていく)の2種類があります。ズームレバーの操作に慣れないうちは、ズームが早すぎたり遅すぎたり、ぎこちない動きになりがちです。時間のあるときに練習しておくとよいでしょう。液晶画面内左端に表示される「W」「T」を利用すると、「W」または「T」を押している間一定の速さでズームされますので、滑らかにズームをすることができます。
最初と最後にフィックス映像を入れる
パンニングやズームなど、画面自体に動きをつける場合、録画を開始していきなり動き始めるのではなく、数秒間固定した映像を撮影するのが基本です。この「固定した映像」はフィックス映像と呼ばれます。最後も4〜5秒はカメラを固定し、フィックス映像で締めましょう。
最初と最後にフィックス映像を入れて「ため」をつくることが映像に安定感をもたらし、見終わったあとに余韻を残します。
ビデオ撮影テクニック
見やすい映像を撮影するコツや、撮影設定やマニュアル操作方法などの基本操作をご紹介します。
ビデオ撮影テクニック
また、撮影のシーン別に必要な準備やおすすめ設定方法などをまとめたページもあわせてご覧ください。