実践編

TTLフラッシュ撮影

TTL光量比制御撮影

TTL光量比制御撮影では、複数のフラッシュの光量の割合を調整できます。総光量は一定に保たれます。

マニュアルフラッシュ撮影

マニュアルフラッシュモードでは、プロフェッショナルのスタジオ撮影と同じようにフラッシュを扱うことができます。
個々のフラッシュの光量を自由に設定できるので、オリジナルなライティングを創造できます。

グループ発光撮影

グループ発光撮影では、15台のフラッシュを最大5グループに分けてワイヤレスフラッシュ撮影できます。
A/B/Cグループの発光モードは、TTL/MANUAL/OFFの設定が可能です。D/EグループについてはMANUAL/OFFの設定が可能です。OFFに設定されたグループは発光しません。

この設定は、例えば、離れた場所からカメラに向かって近づいてくる被写体を撮影するときに便利です。被写体に当てるフラッシュはTTLで正確に調光し、背景のライティングはマニュアルモードで任意に設定し、雰囲気づくりをします。

ハイスピードシンクロ撮影(HSS)

一般的にフラッシュ撮影時には、これ以上の速度で撮影できないという限界のシャッタースピード(フラッシュ同調速度)があります。例えば、シャッタースピードが1/125 もしくは 1/250を超えると同調できないので、素早く動く被写体などの撮影は困難です。

電波式フラッシュシステムはハイスピードシンクロ撮影に対応しており、カメラ側のすべてのシャッタースピードでのフラッシュ撮影が可能です。絞り開放でポートレート撮影するときや、動きのある被写体を写し止めたいときなどに有効です。

電波式ワイヤレスフラッシュのセットアップ動画

リモートレリーズ

コマンダーを装着したカメラのシャッターボタンを押すと、コマンダー側とレシーバー側の両方のカメラのシャッターが切れます。また、コマンダーの中央ボタンまたはSHUTTERボタンを押すと、レシーバー側のカメラのシャッターだけが切れます。

コマンダーの中央ボタンまたはSHUTTERボタンを押すとレシーバー側のカメラのシャッターが切れます。

レシーバー側のカメラの接続にはマルチ端子用接続ケーブルVMC-MM1(別売)が必要です。

カメラのシャッターボタンを押すことができない場所にカメラを設置してもシャッターが切れるので便利です。

リモートレリーズ連動フラッシュ撮影

リモートレリーズと連動して、フラッシュ発光することも可能です。

設定について詳しくは以下のページをご覧ください。

レシーバーは三脚に取り付けます。

フラッシュはカメラに直接装着します。

リモートレリーズのセットアップ動画

リモートレリーズでオフカメラフラッシュを発光させる

リモートレリーズとオフカメラフラッシュを組み合わせることも可能です。
この図は、コマンダーAとレシーバーAをリモートレリーズ設定、コマンダーBとレシーバーB/Cをワイヤレスフラッシュ設定した例です。