HDCU-3500は、ソニーのHDカメラ HDC-3000 / 2000シリーズと光ファイバーケーブルで接続し、最長2kmの信号伝送と給電が可能なカメラコントロールユニットです。リモートコントロールパネルRCP-1000シリーズからカメラをコントロールできるほか、マスターセットアップユニットMSU-100 / 1500と組み合わせて、複数のカメラをコントロールできるマルチカメラ運用のシステムも構築できます。
HDC-3000シリーズ:HDC-3500 / 3100
HDC-2000シリーズ:HDC-2100 / 2000 / 2600 / 2500 / 2400 / 1700
※ 伝送距離は接続機器の構成によって異なります
オプションのソフトウェアをインストールすることで、カメラコントロールユニットから4K信号の出力が可能となり、4K HDRライブ制作ワークフロー“SR Live for HDR”に対応します。HD制作と同様のオぺレーションで4K HDR/HD SDRの同時制作を実現します。
※ HDC-3500 / 3100にHZC-PRV50、HDCU-3500にHZCU-UHD35が必要
オプションのST-2110インタフェースキットHKCU-SFP50を取り付けることで、映像伝送だけでなく、タリーやインターカム、リターンなどのライブ制作に必要な機能をすべてIPで実現し、オールIPのスタジオサブや中継車を構築することができます。従来の端子も備えているため、IPシステムへの柔軟なマイグレーションも可能になります。
SDI OUT 4出力に加えて、入出力に対応したSDI I/O端子を4つ装備しています。メニュー設定でSDI OUT 8出力として使用できるほか、リターン入力やHDプロンプター入力、HDトランク出力に使用することもできます。用途に応じて設定を変えることで、さまざまなシステムに対応することができます。
フロントパネルに色が変わるインジケーターを搭載しています。カメラ映像出力時は白が流れるように点灯、カラーバー出力時にはカラーバーのように点灯します。映像信号の出力状態を視覚的に把握することができます。
WEBブラウザーからOptical Levelなどのステータス確認やCCUメニュー設定が可能です。モニターやリモートコントロールパネルがなくても、PCから設定することができます。
取り扱いやすいハーフラックサイズのコンパクト設計になっています。ラックマウントキットRMM-301を使用して、19インチのEIA規格標準ラックに2台マウントできます。
■入出力端子
●CAMERA FIBER:光ファイバーコネクター×1
●INTERCOM/TALLY/IO PORT:D-sub50ピン(凹)×1
●RCP/CNU:8ピン×1
●TRUNK:12ピン×1
●LAN-COM:RJ-45×1
●NETWORK TRUNK:RJ-45×1
●SDI I/O 1 - 4:BNC×4、3G/HD/SD-SDI
●REFERENCE IN/OUT:BNC×2、ループスルー出力
●UHD SDI C、D:BNC×2、12G/3G/HD-SDI IN/OUT(*)
■入力端子
●SDI RET1 - 4:BNC×4、3G/HD/SD-SDI
●PROMPTER1、PROMPTER2/VBS-RET:BNC×2、2CHまたは1CHループスルー出力
■出力端子
●AUDIO OUT CH1、CH2:XLR型3ピン(凸)×2
●CHARACTER/AES/EBU/SYNC:BNC×1
●SDI OUT1 - 4:BNC×4、3G/HD/SD-SDI
●UHD SDI A、B:BNC×2、12G/3G/HD-SDI OUT(*)
■一般
●電源:AC100〜240V、50/60Hz
●消費電流:最大4.5A
●動作温度:-10 - +40℃
●保存温度:-20 - +60℃
●質量:約6.3kg
* 12G-SDIを選択するにはオプションHZCU-UHD35が必要