IPカメラエクステンションアダプター『HDCE-TX50』『HDCE-TX30』 に本ソフトウェアを適用することで、SMPTE ST2110-22規格に対応した画像圧縮規格「JPEG XS」に対応します。JPEG XSに対応することで、システムカメラで撮影した映像データの圧縮伝送が可能になり、ネットワークの帯域幅を効率的に使用することができます。これにより、リモートプロダクションに必要なネットワーク回線の帯域を抑えることができ、回線コスト削減に貢献できると期待されます。HDCE-TX50 / TX30から伝送されたJPEG XSの信号は、ソニーのSDI/IPコンバーターNXLK-IP50Y / IP51Y(*1)やNevionのVirtuoso MI(*2)でデコードすることができます。また、本ライセンスをインストールしたHDCEは、JPEG XSコーデックのIPリターン信号にも対応しており、NXLK-IP50Y / IP51Y(*1)やVirtuoso MI(*2)でエンコードされたJPEG XSストリームを受信することができますので、双方向の互換性があります。
*1 NXLK-IP50Y / 51YのJPEG XS対応には、別途ライセンスソフトウェア「NXLL-JD50 / JE50」が必要です
*2 Virtuoso MIのJPEG XS対応には、別途ライセンスソフトウェアが必要です
*3 ダイレクトモードで使用するためには、本ライセンスソフトウェアが別途必要です
・HDCE-TX50, HDCE-TX30
JPEG XSコーデックオプションは、4K/HD双方のフォーマットに対応した「HZCE-JX50F」とHDフォーマットのみに対応した「HZCE-JX50H」の2パターンのソフトウェアをご用意しております。
・HZCE-JX50F:4K/HD信号の入出力、最大HD 6倍速の圧縮伝送に対応
・HZCE-JX50H:HD信号の入出力、最大HD 6倍速の圧縮伝送に対応
HDCEから出力されるJPEG XSの信号は、下表に記載している3つのポジション(High / Mid / Low)から選択することができます。これに加えて、MaxからMinimumの間で、任意のレートに設定することも可能です。さらに、4KやHDのストリーム毎にレートを設定することが出来ますので例えば、本線以外の信号(Monitor出力など)は圧縮率を高めて使用するなど、柔軟な運用が可能となります。